DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAオ・ジェイル、4年契約でサムソンへ移籍

 サムソンライオンズは12月14日、2021年のFA(フリーエージェント)選手だったオ・ジェイル内野手(34)と契約期間4年、契約金24億ウォン、年俸総額22億ウォン、インセンティブ合計4億ウォンの総額最大50億ウォンで契約した。

 左打者のオ・ジェイルは高校卒業後の2005年に現代ユニコーンスへ入団、一軍に1試合のみ出場し軍へ入隊した。2007年に現代が解散すると除隊後はウリヒーローズに所属、2012年7月にトレードでトゥサンに移籍した。トゥサンでは長打力を発揮し2017年、2019年には自己最多の27本塁打を記録、2019年には韓国シリーズMVP(最優秀選手)に選ばれ優勝に貢献した。2020年は127試合に出場、打率.312、16本塁打、89打点、2盗塁の成績だった。プロ16年間の通算成績は1025試合に出場、打率.283、848安打、147本塁打、583打点、10盗塁。2020年は攻撃力不足で8位に終わり、2021年シーズンは6年ぶりのポストシーズン進出を目標とするであろうサムソンにとって、左の大砲であるオ・ジェイルは願ってもない補強となった。

 またトゥサンベアースは12月11日にSKワイバーンスと契約したチェ・ジュファンに続いてオ・ジェイルもサムソンへ移籍と、主力として活躍してきた2人のFA選手が流出してしまった。

 

(文責 : ふるりん