DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(8.16) 結果

首位NC3連敗  LG5連勝で3位浮上
   

 8月16日より感染症の拡大で首都圏のプロ野球の試合(ソウル・蚕室と高尺、水原、仁川)は再び無観客となった。 

 

LG 6-5 NC  (昌原)

(勝)イ・ミンホ 4勝2敗  (セーブ)コ・ウソク 6S  (敗)チェ・ソンヨン 2勝2敗

本塁打) LG : イ・ヒョンジョン 7号、ユ・ガンナム 9号

 NCは1回裏にLGの先発の高卒新人イ・ミンホから3番ナ・ソンボムのタイムリーで1点を先制し、3回裏に3番ナ・ソンボム、4番ヤン・ウィジ、5番パク・ソンミンのタイムリーで3点を追加した。LGは4回表にNCの先発チェ・ソンヨンから1番イ・ヒョンジョンの2試合連続本塁打で3点を返すと、5回表に7番ユ・ガンナムの本塁打で6-4と逆転しチェ・ソンヨンをノックアウトした。2番手パク・チョンス(キアより移籍)は6回表まで追加点を与えず、NCは6回裏に7番アルテールの内野ゴロの間に1点を返した。NCの3番手ホン・ソンミンは7回表に追加点を与えなかった。

 LGは7回裏途中から2番手チェ・ソンフンを登板させた。NCの4番手イム・ジョンホと5番手ムン・ギョンチャンは8回表に追加点を与えなかった。LGの3番手イ・ジョンヨンは8回裏途中まで無失点に抑えた。NCの6番手ペ・ジェファンも9回表に追加点を与えなかった。4番手コ・ウソクは9回裏まで相手の反撃を断ち、LGが勝利し5連勝で3位に浮上した。7回途中まで5失点に抑えたイ・ミンホは4勝目。先発チェ・ソンヨンが5回途中6失点で降板した首位NCは3連敗。NC打線ではナ・ソンボムが3安打2打点と活躍。

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6セーブ目をあげたLGのコ・ウソク https://www.yna.co.kr/view/PYH20200816099900052?input=1196m

 

 

キウム 6-3 ロッテ  (釜山・社稷

(勝)キム・サンス 3勝1敗  (セーブ)チョ・サンウ 4勝1敗21S  (敗)チャン・ウォンサム 3敗

本塁打) キウム : パク・チュンテ 1号

 キウムは2回表にロッテの先発ソ・ジュヌォンから9番パク・チュンテへの押し出しの四球で1点を先制した。ロッテは3回裏にキウムの先発チェ・ウォンテから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)の犠牲フライ、5番ハン・ドンヒィのタイムリーで3-1と逆転した。キウムは4回表にパク・チュンテのキア在籍時の2018年10月以来となる本塁打で3-3の同点に追いついた。ロッテは5回表途中から2番手オ・ヒョンテクを登板させた。2番手キム・サンスは5回裏まで無失点に抑え、キウムは6回表にロッテの3番手チャン・ウォンサムから代打ホ・ジョンヒョプのタイムリー、1番ソ・ゴンチャンの犠牲フライで2点を勝ち越した。

 3番手オ・ジュウォンは6回裏を無失点に抑え、キウムは7回表にロッテの4番手パク・チンヒョンから相手の暴投で1点を追加した。キウムの4番手アン・ウジンは7回裏を無失点に抑えた。ロッテの5番手ハン・スンヒョクは8回表まで追加点を与えなかった。キウムの5番手イ・ヨンジュンは8回裏を無失点に抑えた。ロッテの6番手の高卒新人チェ・ジュニョンは9回表に追加点を与えなかった。6番手チョ・サンウは9回裏に相手の反撃を断ち、2位キウムが勝利した。キウム打線では6番キム・ヘェソンが3安打と活躍。終盤打線が反撃できなかったロッテは7位に後退。

 

 

KT 4-1 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)ソ・ヒョンジュン 7勝5敗  (セーブ)キム・ジェユン 2勝3敗12S  (敗)ユ・ヒィグァン 7勝7敗

 KTは1回表にトゥサンの先発ユ・ヒィグァンから3番ロハスのタイムリーで1点を先制し、2回表に1番チョ・ヨンホと2番ファン・ジェギュンのタイムリー、ロハスの犠牲フライで3点を追加した。トゥサンは3回裏にKTの先発の高卒新人ソ・ヒョンジュンから2番フェルナンデスのタイムリーで1点を返した。トゥサンは6回表途中から2番手キム・ガンニュルを登板させた。トゥサンの3番手イ・ヒョンスンと4番手パク・チグクは7回表に追加点を与えなかった。KTの2番手チョン・ユスは7回裏途中まで無失点に抑えた。トゥサンの5番手キム・ミンギュは8回表に追加点を与えなかった。

 KTの3番手チュ・グォンは8回裏まで無失点に抑えた。トゥサンの6番手の高卒新人チェ・セチャンは9回表に追加点を与えなかった。4番手キム・ジェユンは9回裏に相手の反撃を断ち、KTが勝利し6位に浮上した。5回を1失点に抑えたソ・ヒョンジュンは7勝目。KT打線ではチョ・ヨンホが3安打1打点と活躍。先発ユ・ヒィグァンが6回途中4失点で降板したトゥサンは4位に後退。

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3安打1打点と活躍したKTのチョ・ヨンホ http://mksports.co.kr/view/2020/844010/

 

 

SK 5-8 キア  (光州)

(勝)ヤン・ヒョンジョン 8勝6敗  (セーブ)チョン・サンヒョン 1勝8S  (敗)ピント 4勝9敗

本塁打) キア : オ・ソヌ 3号

 キアは3回裏にSKの先発ピントから2番ユ・ミンサンのタイムリー、相手のボーク、7番オ・ソヌの満塁本塁打で6点を先制し、4回裏に3番チェ・ヒョンウと4番ナ・ジワンのタイムリーで2点を追加した。SKは5回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから8番キム・ソンヒョンのタイムリーなどで2点、6回表に5番ロマック(元横浜DeNA)のタイムリーで1点を返し、2番手キム・ジュオンは6回裏まで追加点を与えなかった。SKは7回表にキアの2番手ホン・サンサムからチャンスを作ると、代わった3番手の高卒新人チョン・ヘヨンから3番チェ・ジョンのタイムリーで2点を返した。

 SKの3番手イ・テヤンは7回裏に追加点を与えなかった。キアの4番手イ・ジュニョンは無失点に抑えた。SKの4番手キム・ジョンビンは8回裏に追加点を与えなかった。5番手チョン・サンヒョンは9回表に相手の反撃を断ち、5位キアが勝利し3連勝となった。6回途中まで3失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは8勝目。キア打線ではチェ・ヒョンウが3安打1打点、1番チェ・ウォンジュンと6番ナ・ジワンが3安打と活躍。先発ピントが4回8失点で降板した9位SKは3連敗。

 

 

サムソン 2-3 ハンファ  (大田)

(勝)サーポルド 6勝9敗  (セーブ)チョン・ウラム 1勝2敗9S (敗)ウォン・テイン 6勝4敗

本塁打) サムソン : キム・ドンヨプ 10号、キム・ホンゴン 1号

 サムソンは1回表にハンファの先発サーポルドから3番キム・ドンヨプの2試合連続本塁打で1点を先制した。ハンファは2回裏にサムソンの先発ウォン・テインから7番オ・ソンジンと2番カン・ギョンハクのタイムリーで3-1と逆転した。サムソンは6回表に6番キム・ホンゴンの本塁打で1点を返した。ハンファの2番手の大卒新人カン・ジェミンは7回表、3番手キム・ジョンスは8回表を無失点に抑えた。

 サムソンの2番手チェ・ジグァンは8回裏に追加点を与えなかった。4番手チョン・ウラムは9回表に相手の反撃を断ち、最下位ハンファが勝利し4連敗から脱出した。6回を2失点に抑えたサーポルドは6勝目。先発ウォン・テインは7回を3失点に抑えるも打線の援護に恵まれなかった8位サムソンは連勝が3で止まった。サムソン打線ではキム・ドンヨプが3安打1本塁打1打点と活躍。

 

【レギュラーシーズン 順位表】

(8月16日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC     80  48  30  2  .615

2.キウム    87  52  35  0     .598

3.LG     85  48  36  1  .571

4.トゥサン   84  46  36  2  .561

5.キア     81  44  37  0  .543

6.KT     81  42  38     1    .525

7.ロッテ    79  40  38  1  .513

8.サムソン   84  40  43  1  .482

9.SK     84  28  55  1  .325

10.ハンファ     83  22  60  1  .268

 

(文責 : ふるりん