DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(5.14) 結果

NC3位浮上
 

SK 2-8 NC  (昌原)
(勝)ルチンスキー 3勝2敗  (敗)ムン・スンウォン 3勝2敗

本塁打)NC : ベタンコート 7号、ノ・ジンヒョク 8号  

 SKは1回表にNCの先発ルチンスキーから3番チェ・ジョンの犠牲フライで1点を先制した。NCは2回裏にSKの先発ムン・スンウォンから7番ベタンコート本塁打で2-1と逆転し、4回裏に2番キム・テジンのタイムリーで2点を追加した。2番手キム・テッキョンは7回裏を無失点に抑え、SKは8回表にNCの2番手カン・ユングからチャンスを作り、代わった3番手ぺ・ジェファンからチェ・ジョンのタイムリーで1点を返した。

 NCは8回裏にSKの3番手チョン・ジェウォンからチャンスを作り、代わった4番手イ・スンジンからキム・テジンのタイムリー、3番ノ・ジンヒョクの本塁打で4点を追加した。4番手キム・ジンソンは相手の反撃を断ち勝利し、NCが3位に浮上した。7回を1失点に抑えたルチンスキーは3勝目。NC打線ではキム・テジンが3安打4打点と活躍。先発ムン・スンウォンが6回4失点で降板した首位SKは連勝が3で止まった。

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3安打4打点を記録したNCのキム・テジン(http://sports.hankooki.com/lpage/baseball/201905/sp2019051421494257360.htm より)。

 

 
サムソン 4-3 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)チェ・チェフン 3勝2敗  (セーブ)チャン・ピルジュン 1勝6S  (敗)ハム・トクチュ 1勝3敗13S

本塁打)サムソン : ホ・ギョンミン 3号  トゥサン : キム・サンス 3号

 サムソンは1回表にトゥサンの先発イ・ヨンハから4番ラフのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは1回裏にサムソンの先発マクガイヤから7番リュ・ジヒョクのタイムリーで1-1の同点に追いついた。サムソンは5回表に9番イ・ハクチュの犠牲フライで1点を勝ち越した。トゥサンは6回裏に1番ホ・ギョンミンへの押し出しの四球で2-2の同点に追いついた。サムソンは8回表にトゥサンの2番手イ・ヒョンボムから6番キム・ホンゴンへの押し出しの死球で1点を勝ち越した。

  3番手キム・スンフェは9回表に追加点を与えず、トゥサンは9回裏にサムソンの2番手チェ・チェフンからホ・ギョンミンの本塁打で3-3の同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。サムソンは10回表にトゥサンの4番手ハム・トクチュから2番キム・サンスの本塁打で1点を勝ち越した。トゥサンの5番手ユン・ミョンジュンと6番手クォン・ヒョクは追加点を与えなかった。3番手チャン・ピルジュンは10回裏に相手の反撃を断ち、7位サムソンが勝利した。トゥサン打線ではリュ・ジヒョクが3安打1打点と活躍。

 

  
LG 0-4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)トンプソン 2勝2敗  (敗)チャン・ウォンサム 2敗

本塁打)ロッテ : イ・デホ 7,8号、チェ・テイン 2号

 ロッテは2回裏にLGの先発チャン・ウォンサムから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)の2試合連続本塁打で1点を先制し、4回裏にイ・デホの2打席連続本塁打、7番チェ・テインの本塁打で3点を追加した。ロッテの先発トンプソンは無失点を続けた。LGは6回裏から2番手ペ・ジェジュン、8回裏から3番手の大卒新人カン・ジョンヒョンを登板させ追加点を与えなかった。

 トンプソンは9回表まで無失点に抑え、8位ロッテが勝利した。韓国初完封を記録したトンプソンは2勝目。チームとしても2016年4月のラリー以来の完封勝利だった。ロッテ打線ではイ・デホが2本塁打2打点と活躍。3位LGでは先発チャン・ウォンサムが5回4失点で降板し、打線が沈黙した。

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韓国初完封を記録したロッテのトンプソン(http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=2019051422523985013 より)。

  


キウム 3-7 ハンファ  (大田
(勝)キム・ミヌ 1勝3敗  (敗)イ・スンホ 3勝1敗

本塁打)ハンファ : チェ・ジンヘン 3号、ホイング 6号 

 キウムは1回表にハンファの先発キム・ミヌから5番サンズのタイムリーで1点を先制した。ハンファは1回裏にキウムの先発イ・スンホから6番チェ・ジンヘンの満塁本塁打で4-1と逆転した。キウムは3回表に4番パク・ピョンホの犠牲フライで1点を返した。ハンファは3回裏に4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点、5回裏に3番ホイングの本塁打で1点を追加し、6回表途中から2番手イム・ジュンソプを登板させた。3番手アン・ヨンミョンは7回表に追加点を与えず、ハンファは7回裏にキウムの2番手オ・ジュウォンから相手のパスボールで1点を追加した。

 キウムは8回表にハンファの4番手キム・ギョンテからチャンスを作ると、代わった5番手パク・サンウォンから3番キム・ハソンのタイムリーで1点を返した。キウムの3番手の高卒新人パク・チュソンは追加点を与えなかった。6番手チョン・ウラムは9回表に相手の反撃を断ち、6位ハンファが勝利した。6回途中まで2失点に抑えたキム・ミヌは2019年シーズン初勝利。ハンファ打線ではホイングが3安打1本塁打1打点と活躍。先発イ・スンホが6回6失点で降板したキウムは5位に後退。キウム打線では2番ソ・ゴンチャンが3安打と活躍。

 

 

KT 6-1 キア  (光州
(勝)キム・ミン 2勝5敗  (敗)ヤン・ヒョンジョン 1勝7敗

本塁打)KT : チャン・ソンウ 2号

 KTは2回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから6番チャン・ソンウの本塁打で1点を先制し、先発キム・ミンは無失点を続けた。ヤン・ヒョンジョンは2回表以降追加点を与えなかった。KTは8回表にキアの2番手キム・セヒョンからチャンスを作ると、代わった3番手コ・ヨンチャンから5番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加した。キアは8回裏に相手のエラーで1点を返した。

 KTは9回表にキアの3番手イム・ギジュンからチャンスを作ると、代わった4番手の高卒新人チャン・ジスから2番オ・テゴン、4番ロハス、ユ・ハンジュンのタイムリーで4点を追加した。2番手オム・サンベクは相手の反撃を断ち、9位KTが勝利した。9回途中まで1失点に抑えたキム・ミンは2勝目。KT打線ではユ・ハンジュンが3打点、8番カン・ミングクが3安打と活躍。先発ヤン・ヒョンジョンが7回を1失点に抑えるも打線の援護がなく、最下位キアは4連敗。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月14日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率
1.SK     43  29  13  1  .690

2.トゥサン   44  29  15  0  .659

3.LG     42  24  18  0  .571

3.NC     42  24  18  0  .571

5.キウム    44  25  19  0  .568

6.ハンファ   41  19  22  0  .463

7.サムソン   42  17  25  0    .405

8.ロッテ    42  16  26  0  .381

9.KT        44  16  28     0    .364

10.キア     42  13  28  1  .317

 

(文責 : ふるりん