DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2020年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   キア、8年ぶりの韓国シリーズ出場決定  ロッテ3位で準プレーオフ進出決定  イ・スンヨプ(サムソン)、引退試合で2本塁打

 3日で2017年プロ野球レギュラーシーズン全日程が終了した。ポストシーズンは10月5日よりワイルドカード決定戦:SK‐NC(馬山)で開幕する予定。


キア 10−2 KT  (水原)
(勝)ヘクター 20勝5敗   (敗)チュ・グォン 5勝6敗1S
本塁打) キア : イ・ミョンギ 9号、ナ・ジワン 27号  KT : オ・テゴン 9号
 キアは3回表にKTの先発チュ・グォンから1番イ・ミョンギの本塁打で2点を先制した。KTは3回裏にキアの先発ヘクターから4番ユン・ソンミンの犠牲フライで1点を返した。キアは4回表にKTの2番手リュ・ヒィウンからイ・ミョンギ、2番キム・ジュチャンのタイムリーで3点、5回表に7番ナ・ジワンの本塁打で2点を追加した。KTの3番手ホン・ソンヨンは6回表を無失点に抑え、6回裏に7番オ・テゴンの本塁打で1点を返した。
 KTの4番手チョ・ムグンは7回表、5番手オム・サンベクは8回表を無失点に抑えた。キアの2番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)は8回裏を無失点に抑え、9回表にKTの6番手イ・サンファから5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)、6番アン・チホンのタイムリー、代わったKTの7番手カン・ジャンサンから代打キム・ジュヒョンの犠牲フライで計3点を追加した。3番手キム・セヒョンが9回裏を無失点に抑えキアが勝利し、レギュラーシーズン最終戦で1位を確定させ、2009年以来8年ぶりの韓国シリーズ出場が決定した。
 7回を2失点に抑えたヘクターは20勝目で、同僚のヤン・ヒョンジョンと並び最多勝となり、同一チームから2人20勝以上の投手を輩出したのは1985年のサムソン以来32年ぶりとなった。キア打線ではイ・ミョンギが1本塁打3打点と活躍。キアはシーズン序盤から首位を快走し、終盤に失速したものの最後はヤン・ヒョンジョン、ヘクターの左右の先発の柱で韓国シリーズ出場を決めた。KTは2015年の一軍参入から3年連続で最下位となり、さらに過去2年と比べて勝率が下がり他チームとの戦力差は依然として大きかった。KT打線ではオ・テゴンが3安打1本塁打1打点、2番イ・ジニョンが3安打と活躍。


SK 3−2 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ソ・ジニョン 2勝3敗3S  (セーブ)パク・チョンベ 5勝3敗7S   (敗)キム・ミョンシン 3勝1敗
本塁打) トゥサン : エバンス 27号
 トゥサンは3回裏にSKの先発ムン・スンウォンから3番パク・コヌのタイムリーで1点を先制し、4回裏に7番エバンス(元東北楽天)の本塁打で1点を追加した。SKは4回裏途中から2番手チェ・ビョンニョン、5回裏から3番手ユン・ヒィサン、6回裏から4番手ソ・ジニョンを登板させた。トゥサンの先発ニッパートは6回表まで無失点に抑えた。
 SKは7回表にトゥサンの2番手ユ・ヒィグァンからチャンスを作ると、代わったトゥサンの3番手の大卒新人キム・ミョンシンから途中出場の9番イ・ソンウの2点タイムリーで同点に追いついた。さらにこの回代わったトゥサンの4番手イ・ヒョンスンから1番ノ・スグァンのタイムリーで3-2と逆転した。トゥサンの5番手イ・ヨンチャン、6番手ハム・トクチュは追加点を与えなかった。5番手シン・ジェウン、6番手ぺク・インシク、7番手パク・チョンべの継投で1点差を守り切り、5位SKが勝利した。
 2位トゥサンは勝利すればキアが敗れた場合のみレギュラーシーズン優勝で3年連続韓国シリーズ進出となったが、キアが勝利したためポストシーズンプレーオフから出場し、3年連続韓国シリーズ優勝を目指すこととなった。一方すでに5位が確定し2年ぶりのポストシーズン進出が決まっていたSKは、10月5日からのワイルドカード決定戦に向けて選手の調整に当てていた。


LG 2−4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)パク・チンヒョン 4勝4敗2S  (セーブ)ソン・スンナク 1勝3敗37S   (敗)キム・デヒョン 5勝7敗
本塁打) LG : ユ・ガンナム 17号
 ロッテは5回裏にLGの先発キム・デヒョンから9番ファン・ジンスの内野ゴロの間に1点を先制すると、1番チョン・ジュヌのタイムリーで2-2の同点に追いついた。LGは7回表にロッテの先発ラリーから6番ユ・ガンナムの本塁打、1番ムン・ソンジェのタイムリーで2-2の同点に追いついた。ロッテは7回裏にキム・デヒョンから8番ムン・ギュヒョンの犠打で1点を追加し、代わったLGの2番手チョン・チャンホンの暴投で1点を追加した。
 ロッテの2番手パク・チンヒョンは8回表まで無失点に抑えた。LGの3番手の高卒新人コ・ウソクは追加点を与えなかった。3番手ソン・スンナクが9回表に相手の反撃を断ち、ロッテが勝利し5連勝でレギュラーシーズン3位を確定させ、5年ぶりに進出を決めていたポストシーズンは準プレーオフからの出場となった。リリーフの軸が定まらずさらに打線が機能しなかったため、2年ぶりにポストシーズン進出はならなかったLGは6位が確定し2017年シーズンを終えた。


NC 8−8 ハンファ  (大田)
本塁打) NC : パク・ソンミン 14号  ハンファ : イ・ソンヨル 21号、キム・ウォンソク 7号
 NCは1回表にハンファの先発キム・ミヌから3番ナ・ソンボム、6番クォン・ヒィドンのタイムリー、7番パク・ソンミンの本塁打で5点を先制した。ハンファは1回裏にNCの先発チャン・ヒョンシクから5番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリー、6番イ・ソンヨルの本塁打で4点を返した。NCは3回表に8番ソン・シホンのタイムリーで1点を追加した。ハンファは4回表から2番手イ・チュンホを登板させた。NCは6回表にハンファの3番手カン・スンヒョンからチャンスを作り、代わったハンファの4番手キム・ギョンテから2番パク・ミヌ、ナ・ソンボムのタイムリーで2点を追加した。ハンファの5番手ソ・ギュンは追加点を与えなかった。
 NCは6回裏から2番手イム・ジョンホを登板させたが、この回ハンファは代わったNCの3番手キム・ジンソンから途中出場の2番キム・ウォンソクの本塁打で3点を返した。ハンファは7回表から6番手の大卒新人パク・サンウォンを登板させ、7回裏にNCの4番手イ・ジェハクからチャンスを作ると、代わったNCの5番手ク・チャンモから7番ハ・ジュソクの内野ゴロの間に8-8の同点に追いついた。NCの6番手ウォン・ジョンヒョンと7番手イム・チャンミン、ハンファの7番手チョン・ウラムは無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。
 ハンファの8番手イ・ドンゴルは12回表まで無失点に抑えた。NCの8番手ミン・テホ、9番手チョン・スミン、10番手イ・ミンホ、11番手チェ・グムガンも無失点に抑え、試合は12回を終えても決着がつかなかったが規定により引き分けとなった。なおNCは11名、ハンファは8名の投手が登板し、合計投手19名登板は1試合でのプロ野球新記録となった。これによりNCはレギュラーシーズン4位が確定し、4年連続出場となったポストシーズンは、10月5日よりSKとのワイルドカード決定戦から出場することとなった。NC打線ではナ・ソンボムが3安打2打点と活躍。シーズン途中の5月でキム・ソングン監督が辞任し、イ・サングン監督代行が率いていた8位ハンファはこれで10年連続ポストシーズン進出失敗とあまりにも長い低迷期から抜け出すことができず、2017年シーズン最後の試合も勝利できず5連敗のまま幕を閉じた。ハンファ打線ではキム・テギュンが3安打1打点と活躍。


ネクセン 9−10 サムソン  (大邱
(勝)ペトリック 3勝10敗  (敗)シン・ジェヨン 6勝7敗1S
本塁打) ネクセン : チョイス 13,14,15号  サムソン : イ・スンヨプ 23,24号
 2017年シーズン限りでの引退を表明しているサムソンのイ・スンヨプ(元オリックス)の引退試合として、始球式はイ・スンヨプの妻が務めた。またサムソンの選手は全員イ・スンヨプの背番号36番をつけて試合に出場した。サムソンは1回裏にネクセンの先発ハン・ヒョンヒィから3番イ・スンヨプ本塁打で2点を先制した。ネクセンは2回表にサムソンの先発ペク・チョンヒョンから4番チョイスの本塁打で1点を返した。サムソンは3回裏にイ・スンヨプの2打席連続本塁打で1点を追加した。ネクセンは4回表にチョイスの2打席連続本塁打、8番の高卒新人キム・ヘェソンのタイムリーで3-3の同点に追いついた。
 サムソンは4回裏にネクセンの2番手クム・ミンチョルから7番パク・ハニのタイムリーで1点を勝ち越し、代わったネクセンの3番手イ・ボグンから9番キム・ミンス、1番パク・ヘミンの内野ゴロの間に2点を追加した。ネクセンは5回表にチョイスの3打席連続本塁打で6-6の同点に追いついた。サムソンは5回裏にネクセンの4番手シン・ジェヨンからパク・ハニ、8番キム・ソンフンキム・ミンスのタイムリーで4点を勝ち越し、2番手ペトリック(元横浜DeNA)は7回表まで無失点に抑えた。ネクセンの5番手ハ・ヨンミン、6番手の大卒新人キム・ソンミン、7番手オ・ジュウォンは追加点を与えなかった。サムソンの3番手シム・チャンミンは8回表を無失点に抑えた。
 ネクセンは9回表にサムソンの4番手チャン・ピルジュンから途中出場の6番キム・ウンビン、途中出場の7番イム・ビョンウクのタイムリーなどで3点を返した。しかし9位サムソンが逃げ切り、2017年シーズン最後の試合を勝利で飾りイ・スンヨプの引退に花道を添えた。イ・スンヨプは2本塁打3打点と活躍し、9回表には一塁の守備につくなど最後まで出場した。サムソン打線ではキム・ソンフンが3安打2打点と活躍。2017年シーズンよりキム・ハンス監督が率いたサムソンは2年連続9位で、1982年の創設以来チーム史上初となる勝率3割台で終わった。すでに5年ぶりのポストシーズン進出失敗が確定していたネクセンは7位で終わり、チャン・ヨンソク監督最初のシーズンは不本意な結果に終わった。ネクセン打線ではチョイスが3安打3本塁打5打点、5番コ・ジョンウクが3安打と活躍。