DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  オ・テゴン(オ・スンテク)とチャン・シファンなど2対2トレード成立

 ロッテとKTは18日、当日の試合終了後に2対2のトレード成立を発表した。ロッテからはオ・テゴン(旧名オ・スンテク)内野手(25)とペ・ジェソン投手(20)、KTからはチャン・シファン投手(29)とキム・ゴングク投手(29)がそれぞれ移籍する。
 右打者のオ・テゴンは高校卒業後の2011年にロッテへ入団し、2014年より一軍に定着、2015年には自己最多の122試合に出場した。だが2016年は負傷により出場が42試合に減少し、4月18日にオ・スンテクから改名したばかりだった。4月18日までのプロ通算7年間の成績は235試合に出場、打率.262、13本塁打、59打点、27盗塁。左腕のペ・ジェソンは高校卒業後の2015年にロッテへ入団したが、4月18日までに一軍での登板はない。
 右腕チャン・シファンは高校卒業後の2007年に現代へ入団し、現代の解散後は2008年よりウリヒーローズ(2010年よりネクセンヒーローズ)へ移籍した。ネクセンでは一軍に定着できず、2014年よりチャン・ヒョフンから現在の名前に改めた。2015年よりKTへ移籍し、同年主にロングリリーフとして起用されプロ初勝利を含む7勝12セーブを記録した。2016年も40試合に登板し、2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表にも選ばれた。4月18日までのプロ通算11年間の成績は131試合に登板、11勝23敗19セーブ6ホールド、防御率5.87。右腕キム・ゴングクは高校卒業後の2007年にトゥサンへ入団し、一軍での登板は1試合のみで2008年限りで退団した。その後独立球団・高陽ワンダースを経て2013年よりNC、2014年よりKTに所属してきたが、2チームにおける一軍での登板はない。
 ロッテは先発、リリーフともに起用可能なチャン・シファンを獲得して投手陣の安定を図り、KTは新外国人選手のモネルが実力を発揮していないなどの事情で内野のユーティリティープレイヤーであるオ・テゴンを必要としたため、今回のトレードが成立したと思われる。
(文責:ふるりん