DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  勝負操作によりイ・テヤンは永久除名、ユ・チャンシクは3年間の除名処分

 KBOは25日、2016年に勝負操作への関与が発覚した元NCのイ・テヤン投手(23)、キアのユ・チャンシク投手(24)に関する処分を発表した。イ・テヤンは永久除名、ユ・チャンシクは2017年1月25日から3年間の除名となり、この2名は前所属球団の許可がなければ、メジャーリーグベースボール(MLB)、日本や台湾のプロ野球など、KBOと協約を結んでいる他国・他地域のプロ野球チームと契約することはできない。
 2015 WBSCプレミア12にて韓国代表として活躍した右腕イ・テヤンは2016年7月、報道により勝負操作への関与が明らかになり、当時所属していたNCは契約を解除した。ブローカーによる不正な賭博により公式戦で故意に四球を与えたとされ、検察の捜査により他の複数の選手も関与している疑惑が浮上した。そこでKBOは2016年7月22日から8月12日までに勝負操作への関与を自己申告すれば処分を軽減するとして猶予期間を与えたところ、左腕ユ・チャンシクがハンファ所属時での勝負操作関与を申告したため、永久除名という最も重い処分を受けずにすんだ。かつて2012年にも2名の選手が勝負操作で永久除名の処分を受けたこともあり、今後の真相究明と厳格な処罰、再犯防止のための対策が待たれる。