サムソンは14日、2017年のFA(フリーエージェント)選手となっていたチャ・ウチャン投手(29)と契約期間4年、年俸・契約金の総額95億ウォンで契約した(詳細は非公開)。
チャ・ウチャンは高校卒業後の2006年サムソンへ入団し、左腕の利点を生かし新人の年から一軍で登板、2009年にプロ初勝利を含む6勝を記録した。2010年、2011年と2年連続で10勝を記録し、先発だけでなくリリーフもこなせる左腕として2014年までの韓国シリーズ4連覇に貢献した。2014年には仁川アジア大会韓国代表に選ばれ、優勝したことで兵役免除の恩典を得た。2015年には自身最多の13勝を記録、自身初の個人タイトルとなる最多奪三振を受賞し、同年WBSCプレミア12韓国代表にも選ばれリリーフとして起用され優勝に貢献した。2016年シーズンの成績は24試合に登板、12勝6敗、防御率4.73だった。プロ11年間の通算成績は353試合に登板、70勝48敗1セーブ32ホールド、防御率4.44。
2016年シーズンオフに自身初のFAを行使し、メジャーリーグベースボール(MLB)などからの身分照会もあり国外への移籍が噂されたが、結局LGとの大型契約を選んだ。サムソンは先日2017年のFA選手となっていた元LGのウ・ギュミン投手と契約していて、互いの先発投手陣の主力が入れ替わる形となった。だがサムソンはFAでキアに移籍した中心打者のチェ・ヒョンウに続きチャ・ウチャンまでLGに移籍し、投打ともに柱となっていた戦力が流出した。