DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2013年保留選手名簿発表  パク・チェホン、パク・ミョンファン、サドースキーなどが外れる

 KBO(韓国野球委員会)は30日、各球団から25日までに提出された2013年保留選手名簿を発表した。これに記載された選手は再契約の対象となる。そして2012年シーズン終了時点で選手登録されていたが、これから除外された選手は自由契約となった。


【2013年保留選手名簿から外れた主要選手】

サムソン − ゴードン(投手)
SK − クォン・ヨングァン(内野手)、パク・チェホン(外野手)、ブッシュ(投手)
ロッテ − キム・イリョプ、イ・ワンギ、サドースキー(以上投手)
キア − チョ・テス、イ・ボムソク、パク・チュンス(以上投手)、ソン・サン(捕手)
ネクセン − カン・グィテ(捕手)
LG − イ・デジン、パク・ミョンファン(以上投手)、シム・グァンホ(捕手)、ソン・インホ(外野手)
ハンファ − シン・ジュヨン(投手)、チョン・ウォンソク(内野手)


 特に目を引くのは、走攻守そろった大型外野手として長年活躍してきたパク・チェホン(39)である。2010年から出場機会が減り、2012年シーズンは46試合の出場にとどまり、10月にプロ17年目での通算300本塁打を達成したが、シーズン終了後に現役を引退しコーチ研修を受けるように提案されていた。しかし本人が拒否し、保留選手名簿から外れたが他球団で現役続行の道を探ることになった。
 また2006年オフFA(フリーエージェント)の大型契約でトゥサンからLGへ移籍したが、2007年の10勝以外故障に悩まされさしたる活躍もできなかったパク・ミョンファン(35)も外れた。2011年、2012年と2年連続で1軍登板がなかった。その他には守備要員のクォン・ヨングァン(36)、ハンファに移籍後一時期内野のレギュラーとして活躍したチョン・ウォンソク(35)などが外れた。なお、主にキアで活躍し通算100勝を記録したイ・デジンは現役引退を表明し、ハンファのコーチに就任した。カン・グィテのようにネクセンで出番がなくなり、捕手不足のキアと契約し秋季キャンプに参加していた選手もいる。
 
 外国人選手では、2011年シーズン途中からSKでプレーし、2012年サムソンへ移籍したゴードン(25試合に登板、11勝3敗、防御率3.94)、米国メジャーリーグ通算56勝の実績を引っ提げ2012年シーズン途中SKに入団したブッシュ(17試合に登板、4勝6敗、防御率4.43)、2010年より3年連続ロッテでプレーしたサドースキー(29試合に登板、8勝8敗、防御率4.32)が外れた。保留選手名簿に載ったその他の外国人選手は、これで2013年の再契約が確定したわけではなく(一部の選手は再契約済み)、今後他の外国人選手との契約次第では退団となる(NCの3名を除き、1球団当たり2名の外国人選手と契約可能)。