SKは29日、2017年のFA(フリーエージェント)選手となっていたキム・グァンヒョン投手(28)と契約期間4年、契約金32億ウォン、年俸53億と総額85億ウォンで再契約した。
キム・グァンヒョンは高校卒業後の2007年SKへ入団し、同年一軍で3勝を記録、韓国シリーズ第4戦で好投しSKの韓国シリーズ初優勝に貢献した。翌2008年、2010年と2度の最多勝、2009年には最優秀防御率のタイトルを獲得し、SKの3度の韓国シリーズ優勝(2007年,2008年,2010年)に貢献、2008年にはシーズンMVP(最優秀選手)も受賞した。その間には2008年北京オリンピック優勝、2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)準優勝など出場した国際大会での栄誉も味わった。2011年以降故障に悩まされ本領を発揮できなかったが、2013年は復活を印象付ける10勝を記録、2016年シーズンは27試合に登板、11勝8敗、防御率3.88の成績で4年連続2ケタ勝利を記録した。また2014年仁川アジア大会、2015年WBSCプレミア12と2年連続で国際大会での優勝も経験した。プロ通算10年間の成績は242試合に登板、108勝63敗、防御率3.41。
2014年シーズンオフにポスティングでメジャーリーグベースボール(MLB)へポスティングで移籍を推進し、応札したサンディエゴパドレスと交渉したが合意に至らなかった。この2016年シーズンオフにFAを行使し韓国を代表する左腕としてその去就が注目されていたが、結局10年ほど活躍を続けてきたSKに残留することになった。
(11月29日現在の為替レート:10万ドルが1128万6000円。10億ウォンが9616万5000円。)
(文責:ふるりん)