韓国 7−2 キューバ (台湾・台中洲際)
(勝)イム・チャンミン (敗)モンティエト
(本塁打) 韓国 : ヤン・ウィジ
WBSCプレミア12に出場している韓国代表チームは16日、キューバとの準々決勝を台湾・台中洲際野球場で行った。本来は天母野球場が会場として予定されていたが、15日深夜の火災により使用できなくなった。
韓国は1回表、キューバの先発モンティエトから2番イ・ヨンギュ(ハンファ)がエラーで出塁し、3番キム・ヒョンス(トゥサン)のヒットで1,2塁のチャンスをつくったが、4番イ・デホ(福岡ソフトバンク)は併殺打に倒れ無得点となった。韓国の先発チャン・ウォンジュン(トゥサン)は1回裏を三者凡退に抑えると、2回表、5番パク・ピョンホ(ネクセン)の3塁打でチャンスをつくり、6番ミン・ビョンホン(トゥサン)のタイムリーで1点を先制した。さらに代わったキューバの2番手モイネロから8番ヤン・ウィジ、1番チョン・グヌのタイムリーで2点を追加した。そしてキューバの3番手ゴンザレスからキム・ヒョンスが四球を選び、イ・デホのタイムリーでこの回5点目を奪った。
チャン・ウォンジュンは2回裏、4回裏と走者を出すが無得点に抑えた。キューバの4番手ラエラは相手を無失点に抑えると、5回裏6番マジェタ、7番バスケスの連打でチャンスをつくり、8番エルナンデスのタイムリーで1点を返した。しかしミン・ビョンホンのライトからの好返球で3塁で走者はアウトとなり、代わった韓国の2番手イム・チャンミン(NC)から2番ユニエスキ・グリエルのタイムリーで2点目を奪うが、3番ユリエスキ・グリエル(元横浜DeNA)が凡退し追い上げもここまでだった。
韓国は6回裏2アウトから3番手チャ・ウチャン(サムソン)を登板させた。韓国は7回表ラエラから追加点のチャンスをつくったが、代わったキューバの6番手マルティネスはミン・ビョンホンを併殺に打ち取った。韓国は8回表ヤン・ウィジの本塁打で1点を追加し、代わったキューバの7番手クルーズからチャンスをつくって、8番手イエラからキム・ヒョンスのタイムリーでもう1点を奪った。韓国は8回裏1アウトから4番手チョン・デヒョン(ロッテ)、9回裏1アウトから5番手イ・ヒョンスン(トゥサン)が無失点に抑え、序盤のリードを守り切って快勝し、準決勝進出を決めた。
韓国打線は14日のメキシコ戦、15日のアメリカ戦での打線の停滞から抜け出し、2回表の5得点で早めに勝負を決めた。チャン・ウォンジュンは5回裏突然球威が落ちて自責点2となったが、リリーフ陣が好投し反撃を許さなかった。打線では捕手として途中まで好リードを見せたヤン・ウィジが3安打1本塁打2打点と活躍。
韓国代表はこのあと18日、準決勝以降の開催地・日本へと移動し、8日の開幕戦で対戦した日本代表と19日19時より東京ドームで対戦する。