DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  プレミア12準々決勝、キューバに快勝し準決勝進出

韓国 7−2 キューバ  (台湾・台中洲際)
(勝)イム・チャンミン  (敗)モンティエト
本塁打) 韓国 : ヤン・ウィジ


 WBSCプレミア12に出場している韓国代表チームは16日、キューバとの準々決勝を台湾・台中洲際野球場で行った。本来は天母野球場が会場として予定されていたが、15日深夜の火災により使用できなくなった。


 韓国は1回表、キューバの先発モンティエトから2番イ・ヨンギュ(ハンファ)がエラーで出塁し、3番キム・ヒョンス(トゥサン)のヒットで1,2塁のチャンスをつくったが、4番イ・デホ(福岡ソフトバンク)は併殺打に倒れ無得点となった。韓国の先発チャン・ウォンジュン(トゥサン)は1回裏を三者凡退に抑えると、2回表、5番パク・ピョンホ(ネクセン)の3塁打でチャンスをつくり、6番ミン・ビョンホン(トゥサン)のタイムリーで1点を先制した。さらに代わったキューバの2番手モイネロから8番ヤン・ウィジ、1番チョン・グヌのタイムリーで2点を追加した。そしてキューバの3番手ゴンザレスからキム・ヒョンスが四球を選び、イ・デホのタイムリーでこの回5点目を奪った。
 チャン・ウォンジュンは2回裏、4回裏と走者を出すが無得点に抑えた。キューバの4番手ラエラは相手を無失点に抑えると、5回裏6番マジェタ、7番バスケスの連打でチャンスをつくり、8番エルナンデスのタイムリーで1点を返した。しかしミン・ビョンホンのライトからの好返球で3塁で走者はアウトとなり、代わった韓国の2番手イム・チャンミン(NC)から2番ユニエスキ・グリエルのタイムリーで2点目を奪うが、3番ユリエスキ・グリエル(元横浜DeNA)が凡退し追い上げもここまでだった。
 韓国は6回裏2アウトから3番手チャ・ウチャン(サムソン)を登板させた。韓国は7回表ラエラから追加点のチャンスをつくったが、代わったキューバの6番手マルティネスはミン・ビョンホンを併殺に打ち取った。韓国は8回表ヤン・ウィジの本塁打で1点を追加し、代わったキューバの7番手クルーズからチャンスをつくって、8番手イエラからキム・ヒョンスのタイムリーでもう1点を奪った。韓国は8回裏1アウトから4番手チョン・デヒョン(ロッテ)、9回裏1アウトから5番手イ・ヒョンスン(トゥサン)が無失点に抑え、序盤のリードを守り切って快勝し、準決勝進出を決めた。


 韓国打線は14日のメキシコ戦、15日のアメリカ戦での打線の停滞から抜け出し、2回表の5得点で早めに勝負を決めた。チャン・ウォンジュンは5回裏突然球威が落ちて自責点2となったが、リリーフ陣が好投し反撃を許さなかった。打線では捕手として途中まで好リードを見せたヤン・ウィジが3安打1本塁打2打点と活躍。
 
 韓国代表はこのあと18日、準決勝以降の開催地・日本へと移動し、8日の開幕戦で対戦した日本代表と19日19時より東京ドームで対戦する。