DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  SK3連勝で7位浮上

 キア−トゥサン(ソウル・蚕室)は2回裏途中で雨天ノーゲーム。

サムソン 9−7 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)チョン・イヌク 1勝2敗1S  (セーブ)イム・チャンヨン 5勝2敗28S  (敗)パク・セウン 2勝10敗
本塁打)  サムソン : ナバーロ 39,40,41号  ロッテ : ソン・アソプ 12号、キム・ムンホ 2号、カン・ミンホ 31号
 ロッテは1回裏、サムソンの先発チョン・イヌクから3番チョン・フン、5番チェ・ジュンソク、6番カン・ミンホのタイムリーで3点を先制した。サムソンは2回表、ロッテの先発イ・ミョンウから相手の暴投で1点を返したが、ロッテは2回裏1番ソン・アソプの本塁打で1点を追加した。サムソンは3回表3番ナバーロの本塁打で1点を返した。ロッテは4回裏2番キム・ムンホの本塁打で1点を追加し、サムソンは5回表ナバーロの2打席連続本塁打で1点を返した。そして6回表、ロッテの2番手パク・セウンからチャンスをつくり、代わった3番手キム・ウォンジュンからナバーロ、5番パク・ソンミンのタイムリーで7-5と逆転した。
 サムソンは6回裏からシム・チャンミン、チョ・ヒョングンの継投で追加点を与えず、8回表、ロッテの3番手キム・スンフェからナバーロのこの試合3本目の本塁打で2点を追加した。ロッテは8回裏、サムソンの4番手アン・ジマンからチャンスをつくりカン・ミンホの2試合連続本塁打などで2点を返し、5番手ク・スンミンも追加点を与えなかった。最後は守護神イム・チャンヨンが抑え、首位サムソンが勝利した。5回を5失点ながら打線の援護に恵まれたチョン・イヌクは2012年10月以来の勝利。打線では韓国2年目で初のシーズン40本塁打を記録したナバーロが5安打3本塁打7打点、7番チェ・テインが3安打と活躍。敗れた5位ロッテではチェ・ジュンソクが3安打1打点と活躍。



ネクセン 3−9 NC  (馬山)
(勝)ソン・ミンハン 10勝6敗   (敗)クム・ミンチョル 1勝1敗
本塁打) ネクセン : パク・ピョンホ 48号  NC : ナ・ソンボム 23号
 ネクセンは2回表、NCの先発ソン・ミンハンから4番パク・ピョンホの本塁打で1点を先制した。NCは3回裏、ネクセンの先発クム・ミンチョルから3番ナ・ソンボムの3ランで逆転した。ネクセンは4回表5番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を返した。NCは6回裏、ネクセンの2番手ハ・ヨンミンからチャンスをつくり、代わった3番手の大卒新人キム・テッキョンから1番パク・ミヌ、4番テームズのタイムリーで3点を追加した。ネクセンは8回表、NCの2番手チェ・グムガンからチャンスをつくり、代わった3番手イム・チャンミンからユ・ハンジュンの犠牲フライで1点を返した。
 2位NCは8回裏、ネクセンの5番手イ・サンミンからナ・ソンボム、テームズのタイムリーで3点を追加し、最後はイム・チャンミンが抑え勝利した。5回を2失点に抑えたソン・ミンハンは10勝目で、自身としては2008年以来7年ぶり、プロ野球史上初めて40歳以上でシーズン2ケタ勝利を記録した。打線ではテームズが5安打4打点、ナ・ソンボムが3安打1本塁打4打点、パク・ミヌが3安打1打点と活躍。3位ネクセンは先発クム・ミンチョルが3回途中3失点で降板し主導権を握れなかった。打線ではパク・ピョンホが3安打1打点と活躍。


(40歳以上で2ケタ勝利を記録したソン・ミンハン。)


SK 9−4 ハンファ  (大田)
(勝)チョン・ユス 3勝6敗  (敗)キム・ミヌ 1勝2敗
 SKは1回表、ハンファの先発の高卒新人キム・ミヌから5番パク・チョングォンのタイムリー、7番パク・チェサンへの押し出しの四球、8番イ・デスのタイムリーで4点を先制した。ハンファは1回裏、SKの先発パク・チョンフンから5番イ・ソンヨル、6番チョン・ヒョンソクのタイムリーと相手の暴投で3点を返した。SKは2回裏から2番手チョン・ユス、4回裏から3番手パク・ヒィスを登板させ、5回表、ハンファの2番手アン・ヨンミョンからパク・チョングォンのタイムリー、イ・デスの犠牲フライ、9番キム・ソンヒョンのタイムリーで3点を追加した。
 SKは7回表、ハンファの4番手パク・ソンホから1番キム・ガンミンのタイムリーで1点、8回表、ハンファの5番手の高卒新人キム・ボムスから代打ブラウンの犠牲フライで1点を追加した。パク・チョンベ、シン・ジェウン、チェ・ビョンニョンの継投で相手の反撃を断ち、SKが3連勝でハンファを抜いて7位に浮上した。打線ではイ・デスが3打点と活躍。ハンファは先発キム・ミヌが1回4失点で降板し主導権を握れず、4連敗で8位に後退。 


LG 5−7 KT  (水原)
(勝)オクスプリング 10勝10敗    (敗)シン・スンヒョン 1敗
本塁打)  LG : ヒメネス 8,9号  KT : キム・サヨン 5号、ブラック 10号
 LGは4回表、KTの先発オクスプリング(元阪神)から5番ヒメネスの犠牲フライで1点を先制した。KTは4回裏、LGの先発ポン・ジュングンから7番キム・サヨンの3ランで逆転した。LGは5回表3番パク・ヨンテクの犠牲フライ、ヒメネスの2打席連続本塁打となる3ランで5-3と逆転した。KTは5回裏、4番ブラックの韓国1年目での2ケタ本塁打となる10号2ランで5-5の同点に追いつき、代わったLGの2番手シン・スンヒョンから7番キム・サヨンのタイムリーで6-5と逆転した。この回さらにLGの3番手チン・ヘスから9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を追加した。
 試合はこの後雨により4回裏に続いて5回裏途中で2度目の中断となり、結局降雨新球団KTが初めて降雨コールドゲームで勝利した。5回を5失点ながら打線の援護に恵まれコールドゲームという幸運もあったオクスプリングは10勝目で、自身は2013年以来3年連続、球団史上初のシーズン2ケタ勝利となった。打線ではキム・サヨンが1本塁打4打点と活躍。敗れた9位LGではヒメネスが2本塁打4打点と活躍。