DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  3対3の大型トレード成立

 LGとSKは24日、3対3の大型トレードを発表した。LGからはシン・ジェウン投手(33)、チョン・ウィユン外野手(28)、シン・ドンフン投手(21)、SKからはイム・フン外野手(30)、チン・ヘス投手(29)、ヨ・ゴヌク投手(28)が移籍する。
 左腕シン・ジェウンは大学卒業後2005年LGへ入団し、2006年のプロ初勝利が初完封と可能性を感じさせたが、同年オフシーズンFAで移籍してきたパク・ミョンファン人的補償としてトゥサンに移籍した。しかし出番がなく退団し、兵役を終えた後2012年LGへ復帰した。その後は左の先発やリリーフとして活躍し、2014年には自己最多の8勝を記録していた。2015年シーズンの成績は29試合に登板、0勝1敗、防御率4.50。
 チョン・ウィユンは高校卒業後2005年LGへ入団し、右の大砲として期待されたがレギュラー定着には至らなかった。それでも2013年には自己最多の116試合に出場した。2015年シーズンの成績は32試合に出場、打率.258、0本塁打、7打点、2盗塁。右腕シン・ドンフンは高校卒業後2012年LGへ入団し、2014年プロ初勝利をあげた。一軍通算たった8試合の登板で、2015年シーズンは23日まで一軍登板がない。

 イム・フンは高校卒業後2004年SKへ入団し、2010年以降外野の準レギュラーとして一軍に定着した。2012年には自己最多の117試合に出場した。2015年シーズンの成績は33試合に出場、打率.217、0本塁打、9打点、1盗塁。左腕チン・ヘスは高校卒業後2006年キアへ入団し、2013年シーズン途中の5月トレードでSKへ移籍した。SKでは2013年、2014年と左のワンポイントとして2年連続70試合以上に登板した。2015年シーズンの成績は12試合に登板、1勝0敗、防御率6.14。右腕ヨ・ゴヌクは大学卒業後2009年SKへ入団し、兵役を終えて復帰した2013年プロ初勝利をあげた。2014年は3勝を記録したが、2015年シーズンは故障もあり23日まで一軍登板はなかった。
 

 2015年シーズンのトレード期限(7月31日)を間近に控え、ポストシーズン進出可能な公式戦5位以内を目指すSKと、23日現在9位に低迷するLGとの間で大型トレードが成立した。トレードの対象となった選手たちはすぐに新天地に合流した。