DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン延長戦を制す  トゥサン2位浮上

サムソン 13−10 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)イム・チャンヨン 2勝2敗15S  (敗)ソン・スンナク 2勝3敗12S
本塁打) サムソン : イ・スンヨプ 15号、チェ・ヒョンウ 21号  ネクセン : コ・ジョンウク 6号、ユ・ハンジュン 17号、ユン・ソンミン 9号
 ネクセンは2回裏、サムソンの先発クロイドから8番キム・ハソンのタイムリーで1点を先制した。サムソンは4回表、ネクセンの先発クム・ミンチョルから6番イ・スンヨプ(元オリックス)の本塁打で1-1の同点に追いつき、5回表、ネクセンの2番手キム・ヨンミンから4番チェ・ヒョンウの2ランで逆転した。ネクセンは5回裏2番コ・ジョンウクの2ランで3-3の同点に追いついた。サムソンは6回表、ネクセンの3番手チョ・サンウから9番パク・ソンミン、2番パク・ソンミンのタイムリー、5番ナバーロへの押し出しの四球で4点を勝ち越した。だがネクセンはその裏5番ユ・ハンジュンの本塁打で1点を返すと、代わったサムソンの2番手シン・ヨンウンからチャンスをつくり、さらに代わった3番手パク・クンホンから代打パク・ホンドの犠牲フライ、コ・ジョンウクのタイムリー、相手の暴投で7-7の同点に追いついた。
 サムソンは7回表、ネクセンの5番手キム・デウから1番パク・ハニのタイムリー、相手のエラーで2点を勝ち越した。ネクセンは7回裏、サムソンの4番手アン・ジマンからキム・ハソンのタイムリーで1点を返した。サムソンは8回表、ネクセンの6番手ムン・ソンヒョンから6番イ・スンヨプの犠牲フライで1点を追加した。だがネクセンは9回裏、サムソンの守護神イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)から7番ユン・ソンミンの2ランで10-10の同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。
 サムソンは10回表、ネクセンの7番手ソン・スンナクから途中出場の7番パク・ヘミン、8番イ・ジヨンのタイムリーなどで3点を勝ち越し、最後はイム・チャンヨンが抑え混戦の中首位を維持した。打線ではチェ・ヒョンウ、イ・スンヨプが3安打1本塁打2打点、パク・ハニが3安打1打点と活躍。9回裏2死から同点に追いついたが延長で突き放され敗れた4位ネクセンではコ・ジョンウクが1本塁打3打点、ユン・ソンミンが3安打1本塁打2打点、ユ・ハンジュンが3安打1本塁打1打点と活躍。


ロッテ 4−3 NC  (馬山)
(勝)イ・ソンミン 4勝4敗1S  (敗)イム・チャンミン  1勝2敗15S
本塁打) NC : テームズ 23号
 ロッテは1回表、NCの先発イ・テヤンから3番ファン・ジェギュンの犠牲フライで1点を先制した。NCは2回裏、ロッテの先発ラリーから4番テームズ本塁打で1-1の同点に追いついた。イ・テヤンは2回以降得点を許さず、6回を1失点に抑えた。ラリーも3回以降無失点に抑えた。ロッテは8回表、NCの2番手イ・ミンホからチャンスをつくると、代わった3番手イム・ジョンホから2番キム・ムンホのタイムリーで1点を勝ち越した。NCは8回裏、ロッテの2番手イ・ソンミンから5番イ・ホジュンの2点タイムリーで3-2と逆転した。
 ロッテは9回表、NCの4番手イム・チャンミンから途中出場の8番アン・ジュンヨルのタイムリーで3-3の同点に追いつくと、代わった5番手チェ・グムガンから相手のエラーで逆転した。最後はイ・ソンミンが抑え、8位ロッテが逆転勝ちした。ラリーは8回途中まで好投したも打線の援護がなく勝利投手になれなかった。リードを守りきれなかったNCは、LGに勝ったトゥサンに抜かれ3連敗で3位に後退。打線ではイ・ホジュンが3安打2打点、7番チ・ソックンが3安打と活躍。


LG 4−8 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)スウォーザック 1勝1敗  (敗)ウ・ギュミン 4勝3敗
本塁打) トゥサン : ロメロ 5号
 LGは1回表、トゥサンの先発の新外国人スウォーザックから3番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を先制し、2回表1番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは2回裏、LGの先発ウ・ギュミンから6番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を返した。LGは3回表相手のエラーで1点を追加したが、トゥサンは3回裏4番ロメロの2ランで3-3の同点に追いついた。トゥサンは5回裏ウ・ギュミンからチャンスをつくると、代わったLGの2番手イム・ジョンウからロメロのタイムリーで4-3と逆転した。さらに6回裏イム・ジョンウ、代わったLGの3番手シン・スンヒョン、4番手イ・スンヒョンから相手の暴投、3番キム・ヒョンス、ロメロのタイムリーで3点を追加した。
 LGは7回表、トゥサンの3番手ユン・ミョンジュンから4番の新外国人ヒメネスのタイムリーで1点を返した。トゥサンは8回裏、LGの5番手チェ・ドンファンから5番オ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加し、オ・ヒョンテク、イ・スンヒョンの継投で相手の反撃を断ち逆転勝ちした。またロッテに敗れたNCを抜いて2位に浮上した。6回を3失点に抑えたスウォーザックは韓国初勝利。打線ではロメロが4安打1本塁打4打点、キム・ヒョンスが3安打1打点と活躍。9位LGは先発ウ・ギュミンが5回途中で降板しリリーフが打たれてしまった。


(4安打1本塁打4打点と活躍したロメロ。)


ハンファ 1−6 キア  (光州)
(勝)イム・ジュンヒョク 4勝1敗  (敗)ユーマン 4勝6敗
本塁打) キア : シン・ジョンギル 3号、イ・ボムホ 11号
 キアは1回裏、ハンファの先発ユーマンから1番シン・ジョンギルの先頭打者本塁打、5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の2ランで3点を先制した。ハンファは5回表、キアの先発イム・ジュンヒョクから8番クォン・ヨングァンのタイムリーで1点を返した。だがキアは5回裏、ハンファの2番手キム・ギヒョンから4番ピルの犠牲フライで1点を追加した。6回表からチェ・ヨンピルが登板し、6回裏、ハンファの3番手パク・チョンジンから8番イ・ホングのタイムリーで1点を追加した。
 ハンファはチョン・デフン、高卒新人キム・ミヌの継投で追加点を与えなかった。キアはキム・グァンス、キム・テヨンの継投で相手の反撃を断ち勝利し、SKがKTに敗れたため単独6位に浮上し勝率5割を超えた。5回を1失点に抑えたイム・ジュンヒョクが4勝目。5位ハンファは先発ユーマンが4回3失点で降板し、打線も元気がなかった。


KT 4−2 SK  (仁川)
(勝)キム・ジェユン 1勝1敗  (セーブ)チャン・シファン 4勝3敗8S  (敗)ムン・グァンウン 1勝2敗1S
本塁打) KT : キム・サンヒョン 15号
 KTは2回表、SKの先発バンワートから5番キム・サンヒョンの本塁打で1点を先制し、SKは2回裏、KTの先発チョン・デヒョンから8番チョン・サンホのタイムリーで1-1の同点に追いついた。バンワートは相手の打球を受けて負傷し2番手チェ・ビョンニョンに交代した。チョン・デヒョンは5回途中で2番手キム・ジェユンに交代した。KTは7回表、SKの3番手ムン・グァンウン、4番手チョン・ユスから1番オ・ジョンボクのタイムリー、相手のミスで3点を勝ち越した。SKは5番手イ・ジェヨンが追加点を与えなかった。
 SKは9回裏、KTの3番手チャン・シファンから代打ユン・ジュンファンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで新球団KTが勝利した。かつて米国メジャーリーグアリゾナダイヤモンドバックス傘下のマイナーリーグに所属し、KT入団後投手に転向したキム・ジェユンがプロ初勝利。打線ではオ・ジョンボクが3安打2打点と活躍。SKは打線がつながらず勝率5割を切り単独7位に後退。2番イ・ミョンギが3安打と活躍。