2014年プロ野球公式戦が29日開幕した。ハンファ−ロッテ(釜山・社稷)は雨天中止で、3月31日に順延。
キア 2−1 サムソン (大邱)
(勝)ホールトン 1勝 (セーブ)アセンシオ 1S (敗)ユン・ソンファン 1敗
キアは1回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)、5番シン・ジョンギルのタイムリーで2点を先制した。キアの先発の新外国人ホールトン(元読売)は無失点を続け、ユン・ソンファンも2回以降追加点を与えなかった。サムソンは6回裏5番パク・ソンミンのタイムリーで1点を返した。
サムソンは8回以降シム・チャンミン、チャ・ウチャンの継投で追加点を与えなかった。キアは7回以降ソ・ジェウン、パク・キョンテ、新外国人アセンシオの継投で1点差を守りきり、敵地での開幕戦で勝利した。開幕投手で6回を1失点に抑えたホールトンは韓国初勝利。アセンシオは韓国初セーブ。7回2失点の開幕投手ユン・ソンファンなど投手陣は好投したが打線が援護できなかったサムソンは、2012年以降開幕戦は3連敗となった。
(開幕投手で韓国初勝利をあげたホールトン。)
ネクセン 8−3 SK (仁川・文鶴)
(勝)バンヘッケン 1勝 (敗)キム・グァンヒョン 1敗
(本塁打) SK : スコット 1号、パク・チョングォン 1号
ネクセンは3回表、SKの先発キム・グァンヒョンから8番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を先制し、SKは3回裏、ネクセンの先発バンヘッケンから4番の新外国人スコットの韓国初本塁打で1-1の同点に追いついた。ネクセンは4回表7番の新外国人ロッティーノ(元オリックス)のタイムリーで1点を勝ち越した。SKは6回表5番カン・ジョンホのタイムリーで1点を追加しキム・グァンヒョンをノックアウトすると、代わったSKの2番手ペク・インシクから5番キム・ミンソンのタイムリーで1点を追加した。
SKは6回裏、ネクセンの2番手パク・ソンフンから6番パク・チョングォンの2ランで反撃した。ネクセンは8回表、SKの3番手パク・チョンベからキム・ミンソンのタイムリーで2点、9回表、SKの4番手イム・ギョンワンから2番イ・テックンのタイムリー、3番ユン・ソンミンの移籍後初打点となるタイムリーで2点を追加した。7回以降マ・ジョンギル、ハン・ヒョンホィ、チョ・サンウの継投で相手の反撃を断ち勝利した。6回途中まで2失点に抑えたバンヘッケンがシーズン初勝利。打線ではキム・ミンソンが2安打3打点、カン・ジョンホが3安打1打点と活躍。SKは初の開幕投手を務めたキム・グァンヒョンが6回途中自責点4と結果を残せなかった。打線ではパク・チョングォンが3安打2打点と活躍。
LG 4−5 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 1勝 (セーブ)イ・ヨンチャン 1S (敗)キム・ソヌ 1敗
(本塁打) LG : チョン・ソンフン 1号 トゥサン : ヤン・ウィジ 1号、カントゥ 1号、オ・ジェウォン 1号
注目された開幕戦の始球式はソチ冬季五輪女子スピードスケートの金メダリスト、イ・サンファがつとめた。LGは1回表、トゥサンの先発ニッパートから6番チョン・ソンフンへの押し出しの四球で1点を先制した。トゥサンは2回裏、LGの先発キム・ソヌから7番ヤン・ウィジの本塁打で1-1の同点に追いついた。LGは3回表チョン・ソンフン、7番チョン・ウィユンのタイムリーで2点を勝ち越した。トゥサンはその裏4番の新外国人カントゥの韓国初本塁打となる3ランで4-3と逆転し、5回裏、LGの2番手リュ・テッキョンから2番オ・ジェウォンの本塁打で1点を追加した。
トゥサンは6回から2番手ホン・サンサムを登板させ、LGはシン・スンヒョン、イ・サンヨル、ユ・ウォンサンの継投で追加点を与えなかった。LGは8回表、トゥサンの3番手チョン・ジェフンからチョン・ソンフンの本塁打で1点を返したが、最後は4番手イ・ヨンチャンが抑え逆転勝ちした。5回を3失点ながら打線の援護に恵まれた4年連続開幕投手のニッパートが勝利投手。イ・ヨンチャンは2010年8月以来3年7ヶ月ぶりのセーブ。LGは2013年まで在籍していた古巣トゥサン相手にキム・ソヌを開幕投手として起用したが、4回途中4失点と裏目に出た。打線ではチョン・ソンフンが1本塁打3打点と活躍。
(始球式をつとめた女子スピードスケート金メダリストのイ・サンファ。)
(文責 : ふるりん)