DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  トゥサン、LG開幕連勝スタート  ロッテ、2試合連続サヨナラ勝ち  

トゥサン 7−3 サムソン  (大邱
(勝)キム・サンヒョン 1勝  (セーブ)チョン・ジェフン 1S  (敗)ユン・ソンファン 1敗
 サムソンは1回裏、トゥサンの先発の新外国人オルソンから5番パク・ソンミンのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは2回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから7番ホ・ギョンミンの犠牲フライで1点を返し、3回表4番キム・ドンジュの内野ゴロの間に同点に追いつくと、5番ホン・ソンフンの移籍後初打点となる2点タイムリーで逆転した。サムソンは3回裏4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点差とした。トゥサンは4回から2番手キム・サンヒョンを登板させ、5回表、サムソンの2番手ぺク・チョンヒョン、3番手シム・チャンミンからホン・ソンフン、ホ・ギョンミンのタイムリー、8番ヤン・ウィジへの押し出しの死球で3点を追加した。
 サムソンはクォン・ヒョク、アン・ジマン、オ・スンファンを登板させ追加点を与えなかった。トゥサンも7回からユン・ミョンジュン、イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)、チョン・ジェフンの継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで開幕連勝スタートとなった。4回から6回まで無失点に抑えたキム・サンヒョンが2011年以来2年ぶりの勝利。チョン・ジェフンも2011年以来2年ぶりのセーブ。打線ではホン・ソンフンが3打点と活躍。2012年韓国シリーズ優勝チームのサムソンは先発ユン・ソンファンが4回途中4失点で降板し、リリーフ陣も打たれるなどちぐはぐな面が目立ち、開幕連敗スタートとなった。打線では1番ペ・ヨンソプが3安打と活躍。


(3打点と活躍したホン・ソンフン。)


LG 4−1 SK  (仁川・文鶴)
(勝)ウ・ギュミン 1勝  (セーブ)ポン・ジュングン 2S  (敗)セッドン 1敗
本塁打) LG : ヒョン・ジェユン 1号
 SKは1回裏、LGの先発ウ・ギュミンから2番チョン・グヌの内野ゴロの間に1点を先制した。LGは2回表、SKの先発の新外国人セッドンから8番ヒョン・ジェユンの移籍後初本塁打で同点に追いついた。ウ・ギュミンは2回以降得点を許さず、LGは4回表9番チョン・ジュヒョンのタイムリーで2-1と逆転した。さらに6回表、SKの2番手チェ・ヨンピルから2番ソン・ジュインの移籍後初打点となるタイムリーで1点を追加した。
 SKは7回以降キム・ジュン、チョン・ユス、ソン・ウンボムの継投で追加点を与えなかった。ウ・ギュミンは6回途中のピンチで降板しイ・サンヨルがここは無失点に抑えると、7回以降ユ・ウォンサン、チョン・ヒョヌク、守護神ポン・ジュングンの継投で相手に反撃を許さず、LGが開幕連勝スタートとなった。先発に転向したウ・ギュミンの好投、サムソンからトレードやFAで移籍してきたヒョン・ジェユン、ソン・ジュイン、チョン・ヒョヌクの活躍が目立った。SKは打線に元気がなくなすすべなく敗れ、開幕連敗スタートとなった。


(6回途中まで1失点に抑えたウ・ギュミン。)


ハンファ 5−6 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)キム・サユル 2勝  (敗)ソン・チャンシク 1敗
 ハンファは3回表、ロッテの先発の新外国人オクスプリング(元阪神)から1番イ・デスのタイムリーで1点を先制し、先発の新外国人イブランドも無失点に抑えていた。ハンファは6回表5番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を追加し、オクスプリングをノックアウトした。ロッテは6回裏イブランドから4番カン・ミンホのタイムリーで1点を返すと、代わったハンファの2番手イム・ギヨンから7番パク・チョンユンの内野ゴロの間に2-2の同点に追いつき、8番パク・チュンソ、9番パク・キヒョク、1番チョン・ジュヌのタイムリーで3点を勝ち越し逆転した。
 ハンファは8回表、ロッテの3番手チェ・デソンから3番キム・テワンの内野ゴロの間に1点を返し、代わった4番手チョン・デヒョンからチェ・ジンヘンのタイムリーで1点差とした。ハンファの3番手マ・イリョンは追加点を与えず、9回表、ロッテの守護神キム・サユルから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで5-5の同点に追いついた。ロッテは9回裏、ハンファの4番手ソン・チャンシクから3番ソン・アソプのタイムリーで2試合連続のサヨナラ勝ちを飾り、開幕連勝スタートとなった。打線ではソン・アソプが3安打1打点と活躍。ハンファはまたも継投に失敗し2試合連続でリードしながら追いつかれサヨナラ負けを喫した。打線ではチェ・ジンヘンが3安打2打点と活躍。
 

ネクセン 6−4 キア  (光州)
(勝)キム・ビョンヒョン 1勝  (セーブ)ソン・スンナク 1S   (敗)ソ・ジェウン 1敗
本塁打) ネクセン : パク・ピョンホ 1号  キア : シン・ジョンギル 1号
 ネクセンは1回表、キアの先発ソ・ジェウンから3番イ・テックンの犠牲フライ、4番パク・ピョンホの本塁打で2点を先制し、2回表7番イ・ソンヨルのタイムリー、9番キム・ミンソンの犠牲フライで2点を追加した。キアは4回裏、ネクセンの先発キム・ビョンヒョンから9番キム・ソンビンのタイムリーで1点を返した。ネクセンは6回表パク・ピョンホ、6番ユ・ハンジュンのタイムリーで2点を追加し、ソ・ジェウンをノックアウトした。
 キアは6回裏、ネクセンの2番手キム・ヨンミン、3番手イ・ボグンから代打シン・ジョンギルの2ラン、1番イ・ヨンギュのタイムリーで3点を返し、パク・キョンテ、大卒新人パク・チュンピョ、イ・デファンも追加点を与えなかった。ネクセンは7回以降イ・ジョンフン、ハン・ヒョンヒィ、ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち、2013年シーズン初勝利をヨム・ギョンヨプ新監督に捧げた。6回途中まで投げたキム・ビョンヒョンが勝利投手。キアはソ・ジェウンが6失点と打たれ、打線の反撃も遅かった。
(文責 : ふるりん