DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)、2007年以来の古巣復帰 

 サムソンは26日、イム・チャンヨン投手(37)と年俸5億ウォンで契約した。
 イム・チャンヨンは高校卒業後、1995年ヘテ(現キア)へ入団しサイドハンドからの速球を生かして抑えに先発に活躍した。1999年トレードでサムソンへ移籍し、最優秀防御率のタイトルを獲得した。その後もサムソンの主力投手として活躍したが、ひじの手術を受けたこともあり登板機会が減り、2007年オフの12月に退団を申し入れ、かねてからの夢だった海外進出に乗り出した。
 そして2008年から日本プロ野球東京ヤクルトで抑えとして活躍し、2012年までの5年間で128セーブを記録した。再びひじの手術を受けたため東京ヤクルトを退団し、2013年は米国メジャーリーグ・シカゴカブスと契約した。リハビリを終えた9月に初めてメジャーリーグに昇格したが、6試合で防御率5.40の成績に終わり、オフにカブスを退団した。
 キャンプ招待選手としてカブスといったん契約したものの、メジャーリーグ開幕ロースターに残れなかったため、2014年シーズンの所属先はなかなか決まらなかったが、守護神オ・スンファンの日本プロ野球阪神への移籍や故障者が多くリリーフが手薄になっていたサムソンが声をかけ、約6年3ヶ月ぶりの古巣復帰に至った。年俸5億ウォン以外にもインセンティブ事項があるが、詳細は公開されなかった。韓国での13年間のプロ通算成績は534試合に登板、106勝66敗168セーブ、防御率3.25。イム・チャンヨンは27日に公式記者会見を開く。