DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  16名がFA選手に  オ・スンファン(サムソン)はFAを行使せず

 KBO(韓国野球委員会)は9日、2014年FA(フリーエージェント)資格行使選手16名を公示した。6日に21名のFA資格取得選手が公示され、8日までが権利行使の申請期間となっていた。


【2014年 FA資格行使選手】

サムソン :  ◎ チャン・ウォンサム(投手)、〇 パク・ハニ(外野手)
トゥサン : ◎ ソン・シホン内野手)、◎ チェ・ジュンソク内野手)、◎ イ・ジョンウク(外野手)
LG : ◎ イ・デヒョン(外野手)、○ イ・ビョンギュ(外野手・背番号9)、△ クォン・ヨングァン内野手
ロッテ : ◎ カン・ミンホ(捕手)、△ カン・ヨンシク(投手)
SK : ◎ チョン・グヌ(内野手
キア : ◎ ユン・ソンミン(投手)、◎ イ・ヨンギュ(外野手)
ハンファ : ◎ パク・チョンジン(投手)、◎ ハン・サンフン内野手)、◎ イ・デス内野手

注 : ◎…新規取得、○…再取得、△…資格維持  


 今回FA資格を行使した選手は、11月10日から16日までの7日間、前所属球団と優先的に交渉できる。この間に契約がまとまらなかった場合、11月17日から23日までの7日間、前所属球団を除く全球団と交渉できる。それでも契約がまとまらなかった場合、11月24日から2014年1月15日まで前所属球団を含む全球団と交渉できる。そして2014年1月15日まで契約がまとまらなかった場合、その選手は2014年シーズン韓国のどの球団にも所属できない。
 なお今回のFA選手は16名であるため、規約によりプロ野球9球団は各球団2名まで他球団からのFA選手と契約できる。他球団のFA選手と契約した場合、該当選手の前年の年俸の2倍に相当する補償金と、人的補償として保護選手20名以外の選手1名か、該当選手の前年の年俸の3倍に相当する補償金(この場合人的補償なし)を前所属球団に譲渡しなくてはならない。
 今回のFA選手はユン・ソンミンなど海外進出が予想される選手以外にもソン・シホン、イ・ジョンウク、カン・ミンホ、チョン・グヌ、イ・ヨンギュなど大物選手が多く、例年にない注目を集めている。なお、所属球団のサムソンが海外進出を容認したオ・スンファンは、大卒8年目でありこの場合FA選手となると海外への移籍ができないため、今回FAの資格を行使しなかった。

(文責 : ふるりん