DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

初のフューチャースリーグFA資格選手14名公示

 KBO韓国野球委員会)は11月22日、初の2022年フューチャースリーグFA(フリーエージェント)資格選手16名を公示した(うちLGのイ・ソンウ、ロッテのチョン・テスンは現役引退を表明したため実質14名)。一軍登録日数が60日以下のシーズンが7年以上続いた選手が対象で、当該年度(今回は2021年シーズン)で一軍登録日数が145日以上あった選手は除外されている。2011年から2019年まで2年ごとに実施されていた余剰戦力対象の2次ドラフトは球団ごとに姿勢が違う(選手を指名すると補償金がかかるため選手を指名しない球団も複数あった)など問題が多かったため廃止されることになり、その代わりに移籍して一軍での出場機会を得ようとする選手たちへの救済策として導入された。

 

【2022年 フューチャースリーグFA資格選手】

KT : チョン・ユス(投手)、◎ ホ・ドファン(C・捕手)、〇 ファン・ジェギュン(B・内野手

トゥサン : クク・ヘソン(外野手)、イ・ドンウォン(投手)

サムソン : キム・ソンピョ内野手)、キム・ウンミン(捕手)、パク・チョンジュン(投手)、イ・ヒョンドン(外野手)

LG : イ・ソンウ(捕手)

SSG : キム・ギョンホ(外野手)

NC : カン・ドンヨン(投手)、チョン・ボムモ(捕手)

ロッテ : キム・デウ(投手)、チョン・テスン(投手

ハンファ : イ・ヘチャン(捕手)

 

 フューチャースリーグFA資格選手16名は、権利を行使する場合11月25日にまでKBOに申請しなければならない。申請した選手は11月26日、KBO総裁によりFA承認選手として公示され、翌27日から全球団と契約交渉が可能となる。各球団は他球団に所属していたフューチャースリーグFA選手を3名まで契約でき、選手と契約する場合は前所属球団に前年の年俸と同額の補償金を支払う。移籍した選手は前所属球団での金額を超える年俸で契約することはできず、別途契約金も支給されない。もしFAを申請した選手が次のシーズンの韓国シリーズ終了日まで未契約として残った場合、該当する選手は自由契約選手となり、以降他球団と契約した場合でも別途補償金は発生しない。

 

(文責:ふるりん