サムソン ７−３ ＮＣ （馬山）
（勝）チャ・ウチャン ２勝１敗 （敗）イム・チャンミン １敗
（本塁打） ＮＣ ： ナ・ソンボム ３号
ＮＣは1回裏、サムソンの先発バンデンハークから3番ナ・ソンボムのタイムリーで1点を先制し、先発チャーリーも無失点を続けた。ＮＣは6回裏ナ・ソンボムの本塁打で1点を追加した。サムソンは8回表9番キム・サンスの犠牲フライで1点を返すと、9回表、ＮＣの2番手イ・ミンホから6番パク・ソンミンのタイムリーで2-2の同点に追いついた。8回以降クォン・ヒョク、シン・ヨンウン、ペク・チョンヒョンの継投で無失点に抑え、試合は延長に突入した。
サムソンは10回表、ＮＣの3番手の大卒新人イ・ソンミンから2番チョン・ヒョンシクの内野ゴロの間に1点を勝ち越した。ＮＣは10回裏、サムソンの5番手シム・チャンミンから4番イ・ホジュンのタイムリーで3-3の同点に追いついた。サムソンは12回表、ＮＣの4番手イム・チャンミン、5番手ムン・ヒョンジョンからチョン・ヒョンシク、途中出場の4番カン・ミョング、5番チェ・テインのタイムリーで4点を勝ち越した。
最後は6番手チャ・ウチャンが抑え、サムソンが延長戦を制し試合のなかったネクセンと同率首位に並んだ。11回から12回まで無失点に抑えたチャ・ウチャンが2勝目。ＮＣは10回表勝ち越されても同点に追いつく粘りを見せたが12回で力尽き、トゥサンに勝ったハンファに抜かれ最下位に転落。打線ではナ・ソンボムが3安打1本塁打2打点と活躍。打線が繋がらなかった7位ＬＧは4連敗。
トゥサン ２−１４ ハンファ （大田）
（勝）アン・スンミン ３勝２敗 （敗）イ・ヘェチョン １敗
ハンファは1回裏、トゥサンの先発イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)から4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を先制し、2回裏7番イ・ハクチュン、9番パク・ノミンのタイムリーで2点を追加した。トゥサンは2回途中から2番手イム・テフンに交代させたが、ハンファは3番チェ・ジンヘンへの押し出しの四球、5番キム・テワンのタイムリーで6-0とリードを広げ、3回裏1番オ・ソンジンのタイムリーで1点を追加した。
トゥサンは4回表、ハンファの先発の大卒新人ソン・チャンヒョンから7番ホ・ギョンミンのタイムリーで1点を返し、ハンファはその裏キム・テワンの2打席連続タイムリーで1点を追加した。トゥサンは5回表、ハンファの2番手アン・スンミンから6番オ・ジェウォンの犠牲フライで1点を返した。ハンファは8回裏、トゥサンの5番手ユン・ミョンジュン、6番手ピョン・ジンスから6番チョン・ヒョンソク、イ・ハクチュン、8番ハン・サンフン、パク・ノミンのタイムリーなどで6点を追加した。
ハンファは8回以降キム・グァンス、ファン・ジェギュの継投で相手の反撃を断って大勝し、サムソンに敗れたＮＣを抜いて最下位から脱出し8位に浮上した。16安打と爆発した打線ではキム・テワンが3安打3打点、チョン・ヒョンソクが3安打2打点と活躍。トゥサンは先発イ・ヘェチョンが2回持たず降板し、相次ぐ投手陣の崩壊で大敗し、ＬＧに勝ったキアに抜かれ4位に後退。打線では5番チェ・ジュンソクが3安打と活躍。
キア ３−１ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ソ・ジェウン ４勝２敗 （セーブ）アンソニー １敗１３Ｓ （敗）ウ・ギュミン ２勝３敗
キアは1回表、ＬＧの先発ウ・ギュミンから3番キム・ウォンソプのタイムリーで1点を先制し、3回表4番ナ・ジワン、6番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで2点を追加した。ウ・ギュミンはこれ以降追加点を許さなかったが、キアの先発ソ・ジェウンは無失点を続けた。ＬＧは6回裏7番キム・ヨンウィの内野ゴロの間に1点を返し、イ・サンヨル、イ・ドンヒョンの継投で追加点を与えなかった。
キアはシン・スンヒョン、ソン・ウンボム、新守護神アンソニー・レルー(元福岡ソフトバンク)の継投で相手の反撃を断ち、ハンファに敗れたトゥサンを抜いて3位に浮上した。6回途中まで1失点に抑えたソ・ジェウンが4勝目。7位ＬＧは4連敗。
ロッテ ６−５ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）オクスプリング ５勝３敗 （セーブ）キム・スンフェ ３敗２Ｓ （敗）イム・チヨン １敗
（本塁打） ＳＫ ： チェ・ジョン １１，１２号、ハン・ドンミン ５号
この試合は、2012年限りで現役を引退したパク・チェホンの引退セレモニーが行われる予定だったが、試合開始前から雨が降り続いていた。試合開始前の始球式では、慣れ親しんだライトの位置からホームへ投げ、相変わらずの強肩ぶりを見せた。ＳＫは1回裏、ロッテの先発オクスプリング(元阪神)から3番チェ・ジョンの本塁打で1点を先制した。ロッテは2回表、ＳＫの先発キム・グァンヒョンから1番ファン・ジェギュンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。ＳＫは2回裏オクスプリングの暴投、2番キム・ガンミンへの押し出しの四球で2点を勝ち越した。
ロッテは5回表3番ソン・アソプ、5番チョン・ジュヌのタイムリーで4-3と逆転したが、ＳＫはその裏チェ・ジョン、5番ハン・ドンミンの本塁打で5-4と逆転した。ロッテは6回表、ＳＫの2番手イム・チヨン、3番手チェ・ヨンピルから9番シン・ボンギのタイムリー、4番カン・ミンホの犠牲フライで6-5と逆転した。試合は7回表途中で雨により中断し、結局コールドゲームでロッテが勝利した。6回途中まで5失点ながら打線の援護に恵まれたオクスプリングがキム・スンフェの好リリーフもあり5勝目。打線ではファン・ジェギュンが3安打1打点と活躍。5位ＳＫは連勝が3で止まり、パク・チェホンの最後の花道を勝利で飾れなかった。チェ・ジョンが本塁打王争い単独トップとなる12号など2本塁打2打点と活躍。
試合終了後雨が降りしきる中パク・チェホンの引退セレモニーが行われ、1996年から現代、キア、ＳＫと3球団で活躍した走攻守そろった大型外野手(通算1732安打、300本塁打、267盗塁)の最後のユニフォーム姿に、すべてのファンや関係者が惜しみない拍手と歓声を送った。なお、パク・チェホンは本来4月20日文鶴野球場で引退セレモニーを行う予定であったが、当日のキア戦が雨天中止で延期となり、2度も雨にたたられてしまった。
(グラウンドを一周し拍手と歓声に応えるパク・チェホン。)
