DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  1次ラウンド第2戦、オーストラリアに完封勝ち 

韓国 6−0 オーストラリア  (台中・洲際)

(勝)ソン・スンジュン 1勝  (敗)サール 1敗

 
 2日、1次ラウンド緒戦のオランダ戦で0-5と完封負けし衝撃のスタートとなった2013WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表は4日、第2戦でオーストラリア代表と対戦した。

 韓国は1回表、オーストラリアの先発サールから1番イ・ヨンギュ(キア)が四球で出塁すると、2番チョン・グヌ(SK)は内野ゴロだったが3番イ・スンヨプ(サムソン、元オリックス)の2塁打で1死2,3塁のチャンスを作った。4番イ・デホ(オリックス)が四球を選び満塁とチャンスが拡大し、5番キム・ヒョンス(トゥサン)のタイムリーで2点を先制した。この回さらに6番チェ・ジョン(SK)が死球で歩き、7番ソン・アソプ(ロッテ)の内野ゴロの間に1点を追加した。
 韓国の先発ソン・スンジュン(ロッテ)は1回裏、1死後2番デニングを四球で歩かせ、このあとボークを取られ2塁まで進ませた。4番ウェルチを四球で出したが、5番ヒューバー(元広島)を三振に取りピンチを逃れた。韓国は2回表イ・ヨンギュのヒットでチャンスを作り、イ・スンヨプのタイムリーで1点を追加した。ソン・スンジュンは2回裏、8番ティム・ケネリーに死球を与えたがここも無失点に抑えた。
 オーストラリアは4回から2番手ケントを登板させ追加点を防いだ。ソン・スンジュンは5回裏、先頭のティム・ケネリーに2塁打を打たれたところで65球という投球制限のため2番手パク・ヒィス(SK)に交代した。この回1番ベレスフォードのヒットで1,2塁のピンチを招いたが、後続を断った。韓国は6回表、オーストラリアの3番手ターナーからソン・アソプが四球で出塁したが、追加点はならなかった。

 韓国は6回裏途中から3番手ノ・ギョンウン(トゥサン)を登板させ無失点を続けると、7回表、オーストラリアの4番手リンゼイからイ・デホのタイムリーで1点を追加した。7回裏走者が2塁へ進んだところで4番手チョン・デヒョンが登板し反撃を許さなかった。韓国は8回表、オーストラリアの6番手ウィリアムス、7番手ローランドスミスから2死満塁のチャンスを作ったが生かせなかった。
 8回裏途中から登板した韓国の5番手ソン・スンナク(ネクセン)はウェルチに2塁打を打たれが、後続を断ち事なきを得た。韓国は9回表イ・スンヨプイ・デホの連続ヒットでチャンスを作ると、チェ・ジョンの内野ゴロの間に1点を追加した。最終回は守護神オ・スンファン(サムソン)が抑え、韓国が6−0で完封勝ちし2次ラウンド進出に望みをつないだ。先発ソン・スンジュンを始め投手陣が相手を6安打無失点に抑える好投を見せ、打線もイ・スンヨプイ・デホが3安打1打点を記録し機能した。

 その前のオランダ−オーストラリア戦の結果にもよるが、勝てば2次ラウンド(3月8−12日、東京ドーム)進出の可能性がある最終戦の台湾戦は、5日20時半(日本・韓国時間)に台中・洲際野球場で開始される。