トゥサンは2012年シーズン外国人選手として契約していたスコット・プロクター投手(35)を自由契約にしていた。
プロクターはメジャーリーグ通算300試合以上登板のリリーフとして期待され、2012年シーズン57試合に登板、4勝4敗35セーブ、防御率1.79の成績で、外国人投手のシーズン最多セーブ記録を更新した。しかし防御率の割に投球内容は悪く、7度のセーブ失敗を記録した。そしてポストシーズン・準プレーオフの第4戦、延長10回裏同点の場面で登板し、サヨナラ負けにつながる暴投を記録し、これでトゥサンのポストシーズン敗退が決まってしまったこともあり、首脳陣の印象はかなり悪化していたと思われる。
また、ロッテからFA(フリーエージェント)で移籍してきたホン・ソンフンの人的補償として、先発で起用されていたキム・スンフェが指名され移籍したこともあり、先発投手が不足し、代わりにリリーフ投手は故障選手の復帰により層が厚くなることが見込まれた。そういったチーム事情もあり、いったん2013年保留選手名簿に載せられたプロクターを自由契約にし、新外国人選手を探すことになった。
(文責 : ふるりん)