DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  プロクター自由契約に

 トゥサンは2012年シーズン外国人選手として契約していたスコット・プロクター投手(35)を自由契約にしていた。
 プロクターはメジャーリーグ通算300試合以上登板のリリーフとして期待され、2012年シーズン57試合に登板、4勝4敗35セーブ、防御率1.79の成績で、外国人投手のシーズン最多セーブ記録を更新した。しかし防御率の割に投球内容は悪く、7度のセーブ失敗を記録した。そしてポストシーズン・準プレーオフの第4戦、延長10回裏同点の場面で登板し、サヨナラ負けにつながる暴投を記録し、これでトゥサンのポストシーズン敗退が決まってしまったこともあり、首脳陣の印象はかなり悪化していたと思われる。
 また、ロッテからFA(フリーエージェント)で移籍してきたホン・ソンフンの人的補償として、先発で起用されていたキム・スンフェが指名され移籍したこともあり、先発投手が不足し、代わりにリリーフ投手は故障選手の復帰により層が厚くなることが見込まれた。そういったチーム事情もあり、いったん2013年保留選手名簿に載せられたプロクターを自由契約にし、新外国人選手を探すことになった。
(文責 : ふるりん