10月末、ポスティングにより米国メジャーリーグ(MLB)への移籍を図ることにしたリュ・ヒョンジン投手(25)について、KBO(韓国野球委員会)は2日、MLB事務局にポスティングを要請した。これにより、MLB事務局は週末を除く4日間で最高額を入札した球団をハンファに通報し、これに応じるかどうかをハンファはMLB側に回答しなければならない。なお、具体的な金額などは非公表で、ハンファはリュ・ヒョンジンと事前に決めた額以上でないと、ハンファに残留することを表明している。
過去にKBOからMLBへのポスティングは5件あり、その中には1998年のイ・サンフン(後日LGから日本プロ野球・中日へ移籍)、2002年のイム・チャンヨン(当時サムソン、現東京ヤクルト)などがいるが、いずれも入札額が低く移籍は実現していない(イ・サンフンは1999年、中日からボストンレッドソックスへと移籍)。また、2009年のチェ・ヒャンナム(当時ロッテ、現キア)のように、入札額101ドルと非常に低い値段で成立した場合があるが、これはあくまでもセントルイスカージナルスとのマイナー契約だった。韓国を代表する左腕としてハンファのエースとしてだけでなく、北京五輪など国際大会でも活躍したリュ・ヒョンジンは6件目となるが、初めて韓国プロ野球から米国MLBへ進出する選手になるかどうか大いに注目される。
(文責 : ふるりん)