DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  日韓レジェンドマッチ、韓国が完封勝ち

 20日、日韓プロ野球のOB選手たちによる「日韓レジェンドマッチ2012」がソウル・蚕室野球場で開催された。日本チームは団長が日韓球界の架け橋として長く活躍してきた張本勲氏、監督は藤田平氏がつとめた。韓国チームは団長が在日韓国人キム・ソングン前SK監督(現高陽ワンダース監督)、監督はキム・インシク氏(前ハンファ監督、WBC韓国代表監督)がつとめた。
 始球式には張本勲氏が登場し、試合は開始された。韓国の先発は、かつて日本プロ野球・中日でも活躍したソン・ドンヨル(現キア監督)で、1回表日本の攻撃を無得点に抑えた。日本の先発は佐々木主浩(元横浜)で、韓国は1番イ・ジョンボム(元中日)、2番チョン・ジュンホ(現NCコーチ)の連続安打でチャンスを作ると、3番ヤン・ジュンヒョク(元サムソン)の内野ゴロの間に1点を先制し、5番キム・ギテ(現LG監督)のタイムリーで1点を追加した。
 このあと日本の2番手津野浩(元ロッテ)、3番手槇原寛己(元読売)、韓国の2番手チョ・ゲェヒョン(現LGコーチ)、3番手チョン・ミンチョル(元読売、現ハンファコーチ)、4番手ハン・ヨンドク(ハンファコーチ)の好投で無得点が続いた。韓国は5回裏、日本の4番手村田兆治(元ロッテ)からヤン・ジュンヒョク、途中出場の4番キム・ドンス(現ネクセンコーチ)のタイムリーで2点、6回裏日本の5番手金村(元阪神)からチョン・ジュンホのタイムリーで1点を追加した。日本はこのあと8回裏落合英二(現サムソンコーチ)が登板し無失点に抑えた。
 韓国は6回以降キム・シジン(現ネクセン監督)、キム・ヨンス(現中央大監督)、ソン・ジヌ(現ハンファコーチ)の継投で相手の反撃を断ち、5−0で完封勝ちを収めた。日本は4番清原和博(元オリックス)がノーヒットで、先発佐々木主浩が2失点と投打ともに迫力を欠いた。MVP(最優秀選手)は引退した年次ごとにイ・ジョンボム(6年後まで)、ハン・ヨンドク(12年後まで)、ソン・ドンヨル(13年以降)の3人が選ばれた。なお、5回裏終了後に行われたスピードキングコンテストでは、日本の村上隆行(元西武)が135km/hで優勝した。