17日、2012年プロ野球示範競技(オープン戦に相当)が開幕した。4月1日まで各球団14試合ずつ実施する。なお、ネクセン−ハンファ(清州)は雨天中止。試合が行われた3球場の観客の合計は約43800人と、示範競技の1日の観客動員数としては新記録を達成した。
サムソン 8−3 LG (ソウル・蚕室)
(勝)タルボット 1勝 (敗)イム・チャンギュ 1敗
(本塁打) サムソン : イ・ジョンシク 1号、イ・スンヨプ 1号
示範競技ながらも、9年ぶりにサムソンへ復帰したイ・スンヨプ(元オリックス)を見ようという野球ファンが集まったのか、蚕室野球場には18000人の観客が集まった。サムソンは1回表、LGの先発イム・チャンギュから4番チェ・ヒョンウのタイムリー、5番パク・ソンミンの犠牲フライで2点を先制した。LGは1回裏、サムソンの先発の新外国人タルボットから5番ソ・ドンウクの犠牲フライで1点を返した。サムソンは4回表8番イ・ジョンシクの2ランでリードを広げたが、LGもその裏8番キム・テグンのタイムリーで1点を返した。
サムソンは5回表、3番イ・スンヨプの2ランでリードを広げ、LGもその裏、サムソンの2番手イム・ジヌから2番イ・ビョンギュ(背番号7)の犠牲フライで1点を返した。サムソンは7回表、LGの2番手キム・ギピョから途中出場の4番カン・ボンギュ、6番チェ・テインのタイムリーで2点を追加した。LGも9回表、4番手としてリズが登板しイ・スンヨプを三振にしとめた。サムソンは新外国人ゴードン、クォン・ヒョクの継投で相手の反撃を断ち、13安打と打線の爆発で示範競技初勝利をあげた。先発のタルボットは5回途中自責点3とやや不本意な内容だった。LGは先発に転向するイム・チャンギュが5回6失点と結果を残せず、打線も散発7安打に抑えられてしまった。
キア 3−6 SK (仁川・文鶴)
(勝)マリオ 1勝 (セーブ)イ・ジェヨン 1S (敗)ユン・ソンミン 1敗
この試合にも15000人もの観客が集まった。SKは1回裏、キアの先発ユン・ソンミンから5番パク・チョングォン、6番キム・ガンミンのタイムリーで3点を先制し、2回裏1番チョン・グヌのタイムリーで1点を追加した。キアは3回表、SKの先発の新外国人マリオから8番チャ・イルモクのタイムリーで1点を返し、6回表、SKの2番手キム・テフンから4番キム・サンヒョン、5番ナ・ジワンのタイムリーで3−4と1点差に迫った。だがSKは6回裏、キアの2番手の新外国人ラミレスからパク・チョングォンのタイムリー、7番イ・ホジュンの併殺打の間で2点を追加した。
キアは8回からチン・ヘス、新外国人アンソニー・レルー(元福岡ソフトバンク)の継投で追加点を与えなかった。SKは8回途中から4番手イ・ジェヨンが無失点に抑え、示範競技初勝利をあげた。先発マリオが5回1失点と好投。キアは2011年のシーズンMVPだった先発ユン・ソンミンが4回6失点と不本意な内容だった。
トゥサン 2−7 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)イ・スンホ 1勝 (敗)キム・スンフェ 1敗
ロッテは1回裏、トゥサンの先発ニッパートから2番チョ・ソンファンのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは3回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから1番チョン・スビンのタイムリーで1-1の同点に追いつき、5回表チョン・スビンの2打席連続タイムリーで2−1と逆転した。ロッテは6回裏、トゥサンの2番手キム・スンフェから4番ホン・ソンフンのタイムリーで2-2の同点に追いつくと、代わったトゥサンの3番手イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)から6番パク・チョンユン、7番ファン・ジェギュンのタイムリーで3点を勝ち越し逆転した。
ロッテは7回裏、トゥサンの4番手の高卒新人ピョン・ジンスからパク・チョンユンの2打席連続タイムリー、ホームスチールで2点を追加した。6回以降イ・スンホ、大卒新人キム・ソンホ、イ・ギョンウの継投で反撃を断ったロッテが逆転勝ちした。先発コ・ウォンジュンも5回2失点とまずまずの内容だった。トゥサンはチョン・スビンが2打点と一人気を吐き、イ・ヘェチョンの乱調もあって逆転負けした。
(文責 : ふるりん)