DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  元メジャーリーガー、キム・ビョンヒョン(元東北楽天)と契約

 ネクセンは18日、キム・ビョンヒョン投手(32)と契約金10億ウォン、年俸5億ウォン、オプション1億ウォンの最大総額16億ウォンで契約した。
 キム・ビョンヒョン成均館大学校を中退し、1999年米国メジャーリーグアリゾナダイヤモンドバックスと契約した。その年にメジャーリーグ初勝利を記録すると、主にリリーフで活躍し2001年にはダイヤモンドバックスワールドシリーズ初優勝にも貢献した。2002年には自己最多の36セーブを記録した。2003年シーズン途中ボストンレッドソックスに移籍し、その後は先発に転向したがあまり活躍できずコロラドロッキーズフロリダマーリンズなどでプレーした。
 2007年オフにマーリンズから自由契約となり、2008年はピッツバーグパイレーツと契約したが開幕前に解雇され、2009年シーズン終了まで無所属の状態となった。2010年はサンフランシスコジャイアンツとマイナー契約を結んだがこれまた開幕前に放出され、米国の独立リーグゴールデンベースボールリーグでプレーした。2011年は日本プロ野球東北楽天と契約したが、1軍登板は1試合もないままオフに退団した。メジャーリーグ9年間の通算成績は394試合に登板、54勝60敗86セーブ2ホールド、防御率4.42。
 東北楽天退団後去就が注目されていたが、2007年4月、海外進出選手特別ドラフトでキム・ビョンヒョンの指名権を得た現代ユニコーンズ(2008年3月に解散)の諸権利を継承したネクセンヒーローズに入団することになった。元メジャーリーガーのキム・ビョンヒョンが韓国の球団でプレーするのは初めてであり、ハンファに入団した韓国人初のメジャーリーガー、パク・チャンホ(元オリックス)などとともに注目を浴びると思われる。
 
(1月18日現在の為替レート:1億ウォンが約671万2800円。1万ドルが76万6000円。)
(文責 : ふるりん