DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   サムソン、緒戦でパース(オーストラリア代表)に逆転勝ち

パース 2−10 サムソン  (台湾・台中洲際)
(勝)チャン・ウォンサム 1勝  (敗)シュミット 1敗
本塁打) パース : サン・ミゲル 1号  サムソン : シン・ミョンチョル 1号
 3年ぶりに復活したアジアシリーズ2011、韓国代表のサムソンは25日、緒戦でオーストラリア代表・パースと対戦した。

 サムソンの先発はチャン・ウォンサムで、1回表、2回表ともに走者を出したものの、サードのパク・ソンミンのファインプレーもありなんとか無失点に抑えた。サムソンもパースの先発シュミットを打てず、1回裏、2回裏ともに無得点だった。するとパースは3回表、3番サン・ミゲルのタイムリーで1点を先制した。しかしサムソンは3回裏、3番パク・ソンミンの2点タイムリーと相手のエラーで3-1と逆転した。その後チャン・ウォンサムは4回表、5回表と安定した投球を続け無失点に抑えた。
 だがパースは6回表サン・ミゲルのソロ本塁打で1点差とし、試合はわからなくなった。サムソンは6回裏、サムソンの2番手バロンから4番チェ・ヒョンウの犠牲フライで1点を追加した。パースは8回表、サムソンの2番手クォン・オジュンから無死満塁のチャンスを作ったが、ここでさきほど本塁打を打ったサン・ミゲルを併殺打に打ち取り、代わった3番手チョン・ヒョヌクも抑えピンチをしのいだ。
 サムソンは8回裏、パースの3番手サフォルドから9番キム・サンスの2点タイムリー、2番シン・ミョンチョルの満塁本塁打で6点を追加した。9回裏2死から4番手として守護神オ・スンファンが登場し、最後の打者を1球で外野フライに抑えサムソンが終盤に大量リードを奪いながらもなんとか逆転勝ちし、アジアシリーズ初優勝に向けて前進した。



(攻守に活躍したパク・ソンミン。)

 先発チャン・ウォンサムは6回2失点と先発の役割を果たし、サムソンの強みであるリリーフ陣も何とか無失点と結果を残した。決勝逆転2点タイムリーを打ったパク・ソンミンはサードの守備でもチームに貢献した。また現地時間19時(日本時間20時)からの統一(台湾代表)−福岡ソフトバンク(日本代表)は、6−5でソフトバンクが勝利した。サムソンは27日、現地時間12時(日本時間13時)より福岡ソフトバンクと対戦し、先発はイ・ウソン(35試合登板、勝敗なし)が予定されている。
 

(文責 : ふるりん