DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  日本人・伊東勤コーチ(元西武)と契約

 トゥサンは22日、日本人・伊東勤コーチ(49)との契約を発表した。
 トゥサンは10月、キム・ジヌク新監督が就任し新体制へと移行していたが、チーム史上初の日本人コーチ(在日韓国人を除く)となる伊東勤氏の招聘を進め、過去に日本プロ野球・西武の監督を務めていた経験を買って首席コーチの重責を任せることにした。
 伊東勤コーチは現役時代、西武の正捕手として10度以上のパシフィックリーグ優勝、8度の日本シリーズ優勝に貢献した。2003年現役を引退すると西武の監督に就任し、初年度の2004年には日本シリーズ優勝に導いたが、2007年に退任した。近年は野球解説者としての活動が中心で、2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)では日本代表コーチを務め優勝に貢献した。日本プロ野球の監督経験者が韓国プロ野球でコーチをつとめるのは極めて異例であり、投手、打撃、守備など特定の部門ではなくチーム全体を統括し監督を補助する首席コーチという重責を任されることになった伊東勤コーチには、大いに注目が集まる。伊東コーチは、23日より現在秋季キャンプ(宮崎県・西都原総合運動公園)で来日中のトゥサンに合流し指導を開始する。