トゥサンは22日、日本人・伊東勤コーチ(49)との契約を発表した。
トゥサンは10月、キム・ジヌク新監督が就任し新体制へと移行していたが、チーム史上初の日本人コーチ(在日韓国人を除く)となる伊東勤氏の招聘を進め、過去に日本プロ野球・西武の監督を務めていた経験を買って首席コーチの重責を任せることにした。
伊東勤コーチは現役時代、西武の正捕手として10度以上のパシフィックリーグ優勝、8度の日本シリーズ優勝に貢献した。2003年現役を引退すると西武の監督に就任し、初年度の2004年には日本シリーズ優勝に導いたが、2007年に退任した。近年は野球解説者としての活動が中心で、2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)では日本代表コーチを務め優勝に貢献した。日本プロ野球の監督経験者が韓国プロ野球でコーチをつとめるのは極めて異例であり、投手、打撃、守備など特定の部門ではなくチーム全体を統括し監督を補助する首席コーチという重責を任されることになった伊東勤コーチには、大いに注目が集まる。伊東コーチは、23日より現在秋季キャンプ(宮崎県・西都原総合運動公園)で来日中のトゥサンに合流し指導を開始する。