DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FA申請選手、イ・デホ(ロッテ)など史上最多の17名に

 KBO(韓国野球委員会)は9日、2012年FA(フリーエージェント)申請選手17名を公示した。

【2012年 FA申請選手】

サムソン : チン・ガビョン(捕手)、シン・ミョンチョル(内野手)、カン・ボンギュ(外野手)
SK : イ・スンホ(投手、背番号37)、チョン・デヒョン(投手)、イ・スンホ(投手、背番号20)
ロッテ : イム・ギョンワン(投手)、チョ・ソンファン(内野手)、イ・デホ(内野手
トゥサン : チョン・ジェフン(投手)、キム・ドンジュ(内野手)、イム・ジェチョル(外野手)
LG : ソン・シニョン(投手)、イ・サンヨル(投手)、チョ・インソン(捕手)、イ・テックン(外野手)
ハンファ : シン・ギョンヒョン(捕手)
  

 5日FA有資格者28名が公示されうち17名が申請と、1998年FA制度が導入されてから史上最多の人数となった。 FA選手は、11月10日から19日までの10日間、前所属球団と優先的に交渉できる。この間に契約がまとまらなかった場合、11月20日から12月9日までの20日間、前所属球団を除く全球団と交渉できる。それでも契約がまとまらなかった場合、12月9日から2012年1月15日まで前所属球団を含む全球団と交渉できる。そして2012年1月15日まで契約がまとまらなかった場合、その選手は2012年シーズン韓国のどの球団にも所属できない。なお、2012年シーズンより2軍リーグに参加する新球団NCダイノスは、FA選手との交渉はできない。
 FA選手が17名となったことで、各球団最大3人まで他球団出身のFA選手と契約できる。他球団のFA選手と契約した球団は、前年の年俸の2倍となる補償金と保護選手20名以外の選手1人を人的保障として前所属球団に渡すか、あるいは前年の年俸の3倍となる補償金を前所属球団に支払わなくてはならない。
 大物選手が少なく、FAによる移籍がなかった(2名どの球団とも契約できず)2010年オフシーズンと違って、2011年オフシーズンは大物のFA選手が多い。特に海外進出も噂されるイ・デホ(ロッテ)、チョン・デヒョン(SK)、イ・テックン(LG)、チョン・ジェフン(トゥサン)が注目を浴びている。またキム・ドンジュ(トゥサン)、チョ・インソン(LG)など2度目の行使となる選手の動向も気になるところだ。

(文責 : ふるりん