サムソン 5−3 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)チャ・ウチャン 10勝5敗 (セーブ)オ・スンファン 1勝45S (敗)キム・スンフェ 2勝3敗
(本塁打) トゥサン : ソン・シホン 4号
トゥサンは2回裏、サムソンの先発チャ・ウチャンから8番ソン・シホンの2ランで先制した。勝てば公式戦優勝となるサムソンは3回表、トゥサンの先発キム・スンフェから4番チェ・ヒョンウ、6番カン・ボンギュのタイムリーで5−2と逆転した。トゥサンは4回以降ソ・ドンファン、キム・チャンフン、キム・ソンベなどの継投で追加店を与えず、打線は6回裏6番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を返した。
サムソンはチョン・ヒョヌク、クォン・ヒョク、アン・ジマン、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、ラストスパートとなる5連勝で2006年以来5年ぶりとなる公式戦優勝を決めた。これでサムソンはSKに敗れて準優勝で終わった2010年から2年連続で韓国シリーズ(日程は未定)出場を決め、5年ぶり4度目の優勝を目指すこととなった。なお2010年末に突如就任が決まったリュ・ジュンイル監督は、監督1年目にして公式戦優勝を決めた。6回途中3失点のチャ・ウチャンは、2010年から2年連続2ケタ勝利となった10勝目。オ・スンファンは23試合連続セーブとなる45セーブ目。一方6位ですでにポストシーズン進出がなくなったトゥサンは、2010年のSKと同じく2年連続で公式戦優勝を目の前で決められる屈辱を味わった。
(公式戦優勝を決めファンの歓声にこたえるサムソンの選手たち。)
ネクセン 2−10 SK (仁川・文鶴)
(勝)イ・ジェヨン 2勝 (セーブ)イ・スンホ(背番号20) 5勝3敗2S (敗)ナイト 5勝13敗
(本塁打) ネクセン : キム・ミンソン 4号、パク・ピョンホ 12号 SK : チョン・サンホ 10号
SKは1回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を先制した。ネクセンは3回表、SKの先発イ・スンホ(背番号37)から9番キム・ミンソンの本塁打で1−1の同点に追いついた。だがSKはその裏2番イム・フンのタイムリーで1点を勝ち越し、4回裏8番チョン・サンホの3ランでリードを広げると、この回代わったネクセンの2番手チャン・ヒョフンから3番アン・チヨン、イ・ホジュンのタイムリーで8−1と一方的展開となった。ネクセンは6回表、SKの3番手イ・ジェヨンから4番パク・ピョンホの本塁打で1点を返した。SKは7回裏、ネクセンの4番手の大卒新人キム・デウからアン・チホンのタイムリーで2点を追加した。
3位SKは7回以降4番手イ・スンホ(背番号20)が抑え、打線の爆発で大勝し、試合のなかった2位ロッテとのゲーム差を0.5に縮めた。先発イ・スンホ(背番号37)が3回途中で降板したが、継投策でしのぎイ・ジェヨンが2勝目。打線ではアン・チヨン、イ・ホジュンが2安打3打点と活躍。3試合連続完封負けを記録したネクセンは4試合ぶりに得点を奪ったが、先発ナイトが4回途中でノックアウトされ4連敗となり、球団創設4年目にして初のシーズン単独最下位が確定した。