DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  サムソン、5年ぶりの公式戦優勝決定、2年連続韓国シリーズ出場へ

サムソン 5−3 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)チャ・ウチャン 10勝5敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝45S  (敗)キム・スンフェ 2勝3敗
本塁打) トゥサン : ソン・シホン 4号
 トゥサンは2回裏、サムソンの先発チャ・ウチャンから8番ソン・シホンの2ランで先制した。勝てば公式戦優勝となるサムソンは3回表、トゥサンの先発キム・スンフェから4番チェ・ヒョンウ、6番カン・ボンギュのタイムリーで5−2と逆転した。トゥサンは4回以降ソ・ドンファンキム・チャンフン、キム・ソンベなどの継投で追加店を与えず、打線は6回裏6番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を返した。
 サムソンはチョン・ヒョヌク、クォン・ヒョク、アン・ジマン、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、ラストスパートとなる5連勝で2006年以来5年ぶりとなる公式戦優勝を決めた。これでサムソンはSKに敗れて準優勝で終わった2010年から2年連続で韓国シリーズ(日程は未定)出場を決め、5年ぶり4度目の優勝を目指すこととなった。なお2010年末に突如就任が決まったリュ・ジュンイル監督は、監督1年目にして公式戦優勝を決めた。6回途中3失点のチャ・ウチャンは、2010年から2年連続2ケタ勝利となった10勝目。オ・スンファンは23試合連続セーブとなる45セーブ目。一方6位ですでにポストシーズン進出がなくなったトゥサンは、2010年のSKと同じく2年連続で公式戦優勝を目の前で決められる屈辱を味わった。
 

(公式戦優勝を決めファンの歓声にこたえるサムソンの選手たち。) 


ネクセン 2−10 SK  (仁川・文鶴)
(勝)イ・ジェヨン 2勝  (セーブ)イ・スンホ(背番号20) 5勝3敗2S  (敗)ナイト 5勝13敗
本塁打) ネクセン : キム・ミンソン 4号、パク・ピョンホ 12号  SK : チョン・サンホ 10号
 SKは1回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を先制した。ネクセンは3回表、SKの先発イ・スンホ(背番号37)から9番キム・ミンソンの本塁打で1−1の同点に追いついた。だがSKはその裏2番イム・フンのタイムリーで1点を勝ち越し、4回裏8番チョン・サンホの3ランでリードを広げると、この回代わったネクセンの2番手チャン・ヒョフンから3番アン・チヨン、イ・ホジュンのタイムリーで8−1と一方的展開となった。ネクセンは6回表、SKの3番手イ・ジェヨンから4番パク・ピョンホの本塁打で1点を返した。SKは7回裏、ネクセンの4番手の大卒新人キム・デウからアン・チホンのタイムリーで2点を追加した。
 3位SKは7回以降4番手イ・スンホ(背番号20)が抑え、打線の爆発で大勝し、試合のなかった2位ロッテとのゲーム差を0.5に縮めた。先発イ・スンホ(背番号37)が3回途中で降板したが、継投策でしのぎイ・ジェヨンが2勝目。打線ではアン・チヨン、イ・ホジュンが2安打3打点と活躍。3試合連続完封負けを記録したネクセンは4試合ぶりに得点を奪ったが、先発ナイトが4回途中でノックアウトされ4連敗となり、球団創設4年目にして初のシーズン単独最下位が確定した。