DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン3連勝、マジック3

ネクセン 0−2 サムソン  (大邱
(勝)チャン・ウォンサム 7勝7敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝44S  (敗)ムン・ソンヒョン 5勝12敗
本塁打) サムソン : チョ・ドンチャン 4号
 サムソンは3回裏、ネクセンの先発2番パク・ハニの犠牲フライで1点を先制し、先発チャン・ウォンサムも好投を続けた。ムン・ソンヒョンはそのあと追加店を与えず粘ったが、サムソンは7回裏、ネクセンの2番手イ・ボグンから9番イ・ヨンウクの犠牲フライで1点を追加し、8回から2番手チョン・ヒョヌクが登板した。
 最後は守護神オ・スンファンが抑え、首位サムソンが完封リレーで快勝し3連勝となり、公式戦優勝へのマジックナンバーは3に減った。8回途中まで無失点に抑えたチャン・ウォンサムが7勝目。オ・スンファンは自己最多タイの年間最多セーブ47セーブまであと3つと迫った。最下位ネクセンはたった2安打に抑えられ、6回を2失点と好投したムン・ソンヒョンの好投に報いることができなかった。
 

ロッテ 6−1 ハンファ  (大田)
(勝)チャン・ウォンジュン 14勝6敗  (敗)パク・チョンジン 7勝5敗6S
本塁打) ロッテ : ムン・ギュヒョン 2号
 ハンファは3回裏、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから9番シン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を先制し、ロッテは4回表、ハンファの先発マ・イリョンから5番ホン・ソンフンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ロッテは6回表、ハンファの2番手パク・チョンジンから6番カン・ミンホのタイムリーで2‐1と逆転し、7回表3番キム・ジュチャンのタイムリーで1点、8回表9番ムン・ギュヒョンの本塁打で2点を追加した。
 ロッテは9回表、ハンファの4番手チョン・ミンヒョクから代打ソン・アソプの犠牲フライで1点を追加し、8回以降カン・ヨンシク、イム・ギョンワンの継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで2位の座を守った。7回を1失点に抑えたチャン・ウォンジュンはチーム最多、自己最多となる14勝目。7位ハンファは先発マ・イリョンこそ5回1失点と好投したが、2番手パク・チョンジンが打たれてしまいロッテの勢いを食い止めることができなかった。


SK 7−6 LG  (大田)
(勝)オム・ジョンウク 3勝2敗4S  (敗)ハン・ヒィ 1勝1敗
本塁打) SK : チョン・サンホ 9号、パク・チョングォン 12号  LG : オ・ジファン 2号、イ・ビョンギュ(背番号24) 4号
 LGは2回裏、SKの先発ユン・ヒィサンから7番オ・ジファンの2ラン、9番イ・デヒョンのタイムリーで3点を先制した。SKは4回表、LGの先発キム・ソンヒョンから8番チョン・サンホの2ランで反撃し、5回表、LGの2番手の高卒新人イム・チャンギュ、3番手キム・ソンギュから5番パク・チョングォンの本塁打、2番イム・フンのタイムリー、3番アン・チヨンへの押し出しの四球で5-3と逆転した。SKは7回表アン・チヨンのタイムリーで1点を追加し、3回以降イ・スンホ(背番号37)、チョン・デヒョン、パク・ヒィス、ソン・ウンボム、チョン・ウラムの継投で反撃を断ってきた。
 だがLGは8回裏、SKの7番手オム・ジョンウクから代打イ・ビョンギュ(背番号24)の3ランで6-6の同点に追いついた。しかし3位SKは9回表、LGの4番手ハン・ヒィから途中出場の4番チェ・ドンスの犠牲フライで1点を勝ち越すと、最後はオム・ジョンウクが抑え、2位ロッテを追撃し2007年以来5年連続公式戦4位以上、ポストシーズン進出を確定させた。。15安打と爆発した打線では1番チョン・グヌが3安打と活躍。一方敗れた5位LGは公式戦5位以下が確定し、2002年以降続くポストシーズン進出失敗のプロ野球史上ワースト記録を9年連続に伸ばしてしまった。


トゥサン 4−9 キア  (光州)
(勝)ユン・ソンミン 17勝5敗1S  (敗)アン・ギュヨン 1敗
本塁打) トゥサン : イ・ウォンソク 7号  キア : キム・サンヒョン 14号、シン・ジョンギル 5号、ナ・ジワン 17号
 キアは5回裏、トゥサンの先発の大卒新人アン・ギュヨンから9番シン・ジョンギルの犠牲フライで1点を先制した。トゥサンは6回表、キアの先発ユン・ソンミンから1番イ・ジョンウクのタイムリーで1−1の同点に追いついたが、キアはその裏4番ナ・ジワンのタイムリー、5番キム・サンヒョンの2ランで4-1と勝ち越した。トゥサンは7回表8番イ・ウォンソクの本塁打で1点を返したが、キアはその裏シン・ジョンギルの本塁打で1点、8回裏、トゥサンの2番手キム・ソンベ、4番手の高卒新人ヤン・ヒョン、5番手パク・チョンベからナ・ジワンの本塁打、8番チャ・イルモクへの押し出しの四球、シン・ジョンギルへの押し出しの死球、1番イ・ヨンギュの犠牲フライで4点を追加した。
 トゥサンは9回表、キアの2番手ハン・ギジュからイ・ウォンソク、イ・ジョンウクのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで4位キアが大勝し、韓国シリーズで優勝した2009年以来2年ぶりに公式戦4位以上、ポストシーズン進出を決めた。8回まで2失点に抑えたユン・ソンミンは17勝目で、最多勝最優秀防御率(2.45)、最多奪三振(178)と投手三冠王を達成する可能性が出てきた。打線ではナ・ジワンが3安打1本塁打2打点、シン・ジョンギルが1本塁打3打点と活躍。一方相手の9安打を上回る13安打を記録しながら打線につながりを欠いた6位トゥサンは、公式戦5位以下が確定し2006年以来5年ぶりにポストシーズン進出を逃した。打線ではイ・ジョンウクが3安打2打点と活躍。