サムソン ４−５ ハンファ （清州）
（勝）シン・ジュヨン ４勝２敗２Ｓ （セーブ）ボーティスタ ５Ｓ （敗）クォン・ヒョク １勝２敗
（本塁打） サムソン ： チン・ガビョン ６号
サムソンは1回表、ハンファの先発アン・スンミンから3番チェ・テインのタイムリーで1点を先制され、2回表8番チン・ガビョンの本塁打で1点を追加した。サムソンの先発マシスは好投を続け、5回表4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を追加した。ハンファは6回裏まで無得点に抑えられていたが、7回裏サムソンの2番手チョン・ヒョヌクから9番キム・ヒィゴルへの押し出しの四球、1番カン・ドンウの犠牲フライで2点を返した。
勢いに乗るハンファは8回裏、サムソンの3番手クォン・ヒョクからチャンスを作ると、代わった4番手アン・ジマンは7番イ・デスのタイムリー、途中出場の8番イ・ヒィグンへの押し出しの死球、途中出場の9番キム・フェソンの犠牲フライで5−3と逆転した。サムソンは9回表、ハンファの6番手ボーティスタか2番チョ・ドンチャンのタイムリーで1点差に迫ったが、ハンファが3連勝でＳＫに敗れたトゥサンに代わって6位に浮上した。打線ではイ・デスが3安打1打点と活躍。首位サムソンは自慢のリリーフ陣まで崩れ2011年シーズン初の4連敗。
トゥサン ４−５ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・スンホ(背番号20) ５勝３敗１Ｓ （敗）イ・ヒョンスン ３勝３敗３Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： キム・ガンミン ４号、チェ・ジョン １５号
トゥサンは3回表、ＳＫの先発オム・ジョンウクから3番キム・ヒョンスの内野ゴロの間に1点を先制した。ＳＫは3回裏、トゥサンの先発ニッパートから1番キム・ガンミンの2ランで逆転した。さらに6回裏3番チェ・ジョンの2ランでリードを広げ、ＳＫは6回途中からパク・ヒィスを登板させ継投策に出た。しかしトゥサンは9回表、ＳＫの4番手チョン・デヒョンから8番ソン・シホンへの押し出しの四球、9番イ・ウォンソクの犠牲フライや相手のエラーで4−4の同点に追いついたが、代わった5番手イ・スンホ(背番号20)が勝ち越しを許さなかった。
すると2位ＳＫは9回裏、トゥサンの3番手イ・ヒョンスンから途中出場の8番チョ・ドンファのスクイズバントがサヨナラヒットとなり接戦を制し、イ・マンス監督代行は本拠地・文鶴野球場での初白星を飾った。9回表いったん同点に追いついたがサヨナラ負けを喫したトゥサンは、サムソンに勝ったハンファに抜かれ6月21日以来となる7位に後退した。
キア ４−１２ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）コ・ウォンジュン ７勝６敗 （敗）ロペス １０勝５敗１Ｓ
（本塁打） キア ： パク・キナム ２号 ロッテ ： カン・ミンホ １６号、ホン・ソンフン ５号、ファン・ジェギュン １０号、イ・デホ ２３号
ロッテは2回裏、キアの先発ロペスから6番カン・ミンホの本塁打で1点を先制し、4回裏5番ホン・ソンフンの本塁打で1点、5回裏8番ファン・ジェギュンの2009年以来2年ぶりとなる2ケタ本塁打で1点を追加した。キアは6回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから3番キム・ウォンソプのタイムリーで1点を返したが、ロッテは6回裏4番イ・デホ、カン・ミンホのタイムリーでロペスをノックアウトし、代わったキアの2番手ユ・ドンフン、3番チャ・ジョンミンから7番チョ・ソンファンのタイムリー、9番ムン・ギュヒョンの犠牲フライで8−1とリードを広げた。キアは7回表7番シン・ジョンギルのタイムリー、代打パク・キナムの2ランで3点を返した。
4位ロッテは7回裏4番イ・デホの本塁打王争い単独トップに立つ23号本塁打で1点、8回裏、キアの4番手パク・キョンテから3番ソン・アソプの走者一掃となるタイムリーで3点を追加し、最後は3番手イ・ジェゴンが抑え大勝した。そして3位キアとのゲーム差を1に縮め、ＳＫを含めた2位争いは混戦模様となってきた。7回を4失点だったが打線の援護に恵まれたコ・ウォンジュンが4勝目。12安打12得点と爆発した打線では、ホン・ソンフンが3安打1本塁打1打点と活躍。3位キアは先発ロペスが6回途中でノックアウトされるなど完全にロッテの勢いに押され、かつて首位だったものの今となっては3位の座すら風前の灯である。
ネクセン ４−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ナイト ５勝１２敗 （セーブ）ソン・スンナク ３勝２敗１２Ｓ （敗）パク・ヒョンジュン １１勝８敗
ネクセンは3回表、ＬＧの先発パク・ヒョンジュンから2番の大卒新人コ・ジョンウクのタイムリーで2点を先制した。ＬＧは4回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から同点のチャンスを作ったが、ここで走者追い越しによりアウトになるなどこれを生かせなかった。だがＬＧは5回裏3番チョン・ソンフンの犠牲フライ、4番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)のタイムリーで2−2の同点に追いついた。ネクセンは7回表代打イ・スンヨンの2点タイムリーで勝ち越し、パク・ヒョンジュンをノックアウトした。
最下位ネクセンは7回以降オ・ジェヨン、ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち、勝率が4割を超えた。そして対ＬＧ戦は最近5連勝とすっかり得意にしてしまっている。6回を2失点に抑えたナイトが5勝目。5位ＬＧは好調の4位ロッテとの差が大きく開いてしまい、2002年以来9年ぶりとなるポストシーズン進出は厳しくなってきた。打線ではイ・ビョンギュ(背番号9)が3安打1打点、5番イ・ジニョンが3安打と活躍。
