ネクセン ３−５ サムソン （大邱）
（勝）マシス １勝 （セーブ）オ・スンファン １勝３０Ｓ （敗）ムン・ソンヒョン ３勝７敗
（本塁打） ネクセン ： ソン・ジマン ５号
サムソンは1回裏、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから相手の暴投、5番チェ・テインのタイムリー、8番チン・ガビョンへの押し出しの四球で3点を先制し、ムン・ソンヒョンは1回持たずノックアウトされた。ネクセンの2番手キム・サンスは追加点を許さなかったが、韓国初登板となったサムソンの先発の新外国人マシスは毎回走者を出しながら、相手の拙攻もあって無失点を続けた。サムソンは6回裏、ネクセンの5番手の大卒新人ユン・ジウンからチェ・テインの2点タイムリーでリードを広げた。ネクセンは7回表、サムソンの2番手クォン・オジュンから3番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点、8回表、サムソンの3番手クォン・ヒョクから7番ソン・ジマンの2試合連続本塁打で2点を返した。
サムソンはチョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、僅差の2位キアの追撃から首位の座を守った。6回を無失点に抑えたマシスが、サムソンの本拠地・大邱で韓国初勝利。オ・スンファンは2008年以来自身4度目となる年間30セーブを達成。打線ではチェ・テインが2安打3打点と活躍。最下位ネクセンはムン・ソンヒョンが1回持たずノックアウトされ、相手の5安打を大きく上回る12安打ながら拙攻が続いたのが敗因だった。打線ではユ・ハンジュンが3安打1打点、2番チャン・ギヨンが3安打と活躍。
(韓国初勝利をあげた新外国人マシス。)
キア ８−３ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ソン・ヨンミン ７勝５敗４Ｓ （敗）イ・ヨンチャン ３勝６敗
（本塁打） トゥサン ： ヤン・ウィジ ３号
キアは1回表、トゥサンの先発イ・ヨンチャンから6番アン・チホン、8番キム・ジュヒョンのタイムリーで4点を先制した。トゥサンは1回裏、キアの先発トラビスから3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点、2回裏8番ヤン・ウィジの本塁打で1点を返した。なお、このヤン・ウィジが本塁打を打った際にゆっくりと打球の行方を眺めベースをゆっくり一周したことがトラビスの癇に障り、ヤン・ウィジに汚い言葉を発したということでトラブルに発展し、両チームのコーチがトラビスをはさんで口論をする場面が見られた。
トゥサンは4回裏9番ソン・シホンのタイムリーで3−4と1点差に迫り、キアは5回から2番手ソン・ヨンミンを登板させた。トゥサンは6回途中からキム・チャンフン、キム・ガンニュルなどの継投で追加点を与えてこなかったが、キアは8回表、トゥサンの6番手ノ・ギョンウンから5番ナ・ジワン、6番アン・チホン、キム・ジュヒョンのタイムリーで4点を追加した。最後は3番手シム・ドンソプが抑え、2位キアが快勝し首位サムソンを追走している。
5回から7回まで無失点に抑えたソン・ヨンミンが7章、江16安打と爆発した打線ではアン・チホンが3安打3打点、キム・ジュヒョンが2安打3打点、2番イ・ジョンボム(元中日)が4安打と活躍。一方6位トゥサンは4連敗で、同率4位のロッテ、ＬＧとの差が広がる一方である。先発イ・ヨンチャンは1回に4点を失い自身3連敗。
ＬＧ ５−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）パク・ヒョンジュン １１勝６敗 （セーブ）ソン・シニョン ３勝１敗１０Ｓ （敗）グローバー ７勝３敗
（本塁打） ＬＧ ： イ・ビョンギュ(背番号９) １５号 ＳＫ ： アン・チヨン ６号
ＳＫは1回裏、ＬＧの先発パク・ヒョンジュンから6番チョン・サンホの犠牲フライで1点を先制した。ＬＧは4回表、ＳＫの先発グローバー(元読売)から6番ソン・インホ、7番チョ・インソンのタイムリーで2−1と逆転し、5回表、ＳＫの2番手チョン・ビョンドゥから2番イ・ジニョンのタイムリーで1点を追加した。ＬＧは7回表、ＳＫの3番手パク・ヒィスから3番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)の2ランでリードを広げた。だがＳＫも7回裏、ＬＧの3番手キム・ソンギュから3番アン・チヨンの3ランで1点差に迫り、チョン・ウラム、チョン・デヒョンを登板させ追加点を与えなかった。
ＬＧはハン・ヒィ、そして7月末ネクセンからトレードで移籍してきたばかりのソン・シニョンが相手の反撃を断ち、1点で逃げ切りロッテとの同率4位を守った。移籍後初登板でセーブを記録したソン・シニョンは、2007年以来4年ぶりの2ケタセーブ数を記録。7回途中まで1失点に抑えたパク・ヒョンジュンが11勝目。3位ＳＫは先発グローバーが4回2失点ながら早めに降板し継投策に出たが、それが裏目に出てしまい接戦を落とし上位2チームとの差が広がってしまった。
ロッテ ９−３ ハンファ （大田）
（勝）カン・ヨンシク ２勝１敗１Ｓ （敗）リュ・ヒョンジン ８勝７敗
（本塁打） ロッテ ： ファン・ジェギュン ７号
ロッテは1回表、ハンファの先発キム・ヒョンミンからダブルスチールで1点を先制し、3回表3番ソン・アソプ、4番イ・デホのタイムリーで2点を追加した。ハンファも3回裏、ロッテの先発コ・ウォンジュンから3番チャン・ソンホのタイムリーで1点を返し、4番チェ・ジンヘンの内野ゴロの間に2−3と1点差に迫ると、5番ガルシア(元オリックス)が奇襲バントを成功させ3−3の同点に追いついた。このあとコ・ウォンジュン、キム・ヒョンミンが好投し無得点が続いた。
ロッテは8回表、ハンファの3番手リュ・ヒョンジンからチャンスを作ると、代わった4番手の新外国人ボーティスタから7番チョ・ソンファンへの押し出しの四球、8番ファン・ジェギュンの満塁本塁打で5点を勝ち越した。8回以降イ・ジェゴン、キム・イリョプの継投で相手の反撃を断ち、ロッテが2011年シーズン初の5連勝となり、ＬＧとの同率4位を維持している。7回裏打者一人を抑えた2番手カン・ヨンシクが2勝目。7位ハンファはエースのリュ・ヒョンジンがリリーフ登板したが走者をためてしまうなど以前の球威が見られず、復活の気配が見えなかった。
(8回表ファン・ジェギュンが満塁本塁打を放つ。)
