トゥサン−サムソン(大邱)、ネクセン−ハンファ(大田)は雨天中止。ロッテ−SK(仁川・文鶴)は3回表途中で降雨ノーゲーム。
キア 6−2 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ロペス 10勝3敗1S (敗)ジュキッチ 5勝4敗1S
(本塁打) キア : キム・サンヒョン 10号 LG : チョ・インソン 14号
キアは4回表、LGの先発ジュキッチから5番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を先制した。試合途中から雨が強く降り出したが、キアの先発ロペスは無失点無安打の好投を続けた。キアは7回表1番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーでジュキッチをノックアウトすると、代わったLGの3番手イ・ドンヒョンから3番アン・チホンの2点タイムリーで4−0とリードを広げた。ロペスは7回裏2死までノーヒットを続けたが、LGはこの回4番イ・ビョンギュ(元中日)がようやっとチーム初安打を放ち大記録を阻止した。すると続く5番チョ・インソンの2ランでLGが2点差に迫り、ロペスは完封すら逃した。
だがキアは8回表キム・サンヒョンの本塁打で1点、9回表、LGの4番手ハン・ヒィから4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を追加した。最後は2番手ユ・ドンフンが抑え、2位キアが快勝し試合が雨天中止となった首位サムソンに肉薄した。8回を2失点、被安打2に抑えたロペスは最多勝争いトップタイの10勝目で、最多勝投手(14勝)となりキアの韓国シリーズ優勝に貢献した2009年以来2年ぶりの2ケタ勝利を達成。キム・サンヒョンはプロ12年目にして、史上55人目となる個人通算100本塁打を達成。4位LGは先発ジュキッチが7回途中まで2失点と好投したが、ロペスとユ・ドンフンの前に打線が3安打と沈黙し援護できなかった。