DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キア、SKに3連勝し2位浮上

サムソン 2−7 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ソヌ 11勝7敗  (敗)チャ・ウチャン 8勝5敗
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 23号  トゥサン : キム・ドンジュ 12,13号
 トゥサンは1回裏、サムソンの先発チャ・ウチャンから3番キム・ヒョンスの内野ゴロの間に1点を先制すると、4番キム・ドンジュの2ランでリードを広げた。3回裏にはキム・ドンジュの2打席連続本塁打となる2ランが出た。トゥサンの先発キム・ソヌは6回までを無失点に抑えていたが、サムソンは7回表途中出場の7番ヒョン・ジェユンのタイムリーで1点を返した。トゥサンも7回裏、サムソンの2番手ペ・ヨンスからキム・ドンジュ、7番イ・ウォンソクのタイムリーで2点を追加した。
 サムソンは9回表、トゥサンの3番手ノ・ギョンウンから4番チェ・ヒョンウの本塁打王争いトップタイとなる23号ソロで1点を返したが、反撃もここまででトゥサンが快勝し、4連敗から脱出しただけでなく、LGに敗れたハンファを抜いて6位に浮上した。7回を1失点に抑えたキム・ソヌはチーム最多の11勝目。打線ではキム・ドンジュが3安打2本塁打5打点と活躍し、史上11人目となる通算1600本安打をプロ12年目にして達成。ひじの怪我で8月6日以来22日ぶりの先発となったチャ・ウチャンは4回途中5失点と不本意な内容で、首位サムソンの連勝は3で止まった。


SK 2−3 キア  (光州)
(勝)ロペス 11勝5敗1S  (敗)ソン・ウンボム 8勝6敗1S
本塁打)  SK : チェ・ジョン 17号 
 SKは1回表、キアの先発ロペスから4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を先制し、キアも1回裏、SKの先発グローバー(元読売)から3番キム・ソンビンの犠牲フライで1−1の同点に追いついた。SKは3回表3番チェ・ジョンの本塁打で1点を勝ち越したが、キアもその裏2番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで2−2の同点に追いつき、SKはここで2番手パク・ヒィスに交代させた。キアも4回からキム・ヒィゴル、6回からロペスを登板させると、SKもパク・ヒィスが好投し互いに勝ち越し点を奪えなかった。
 キアは9回裏、SKの3番手ソン・ウンボムから6番アン・チホンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、3連勝で混戦の2位争いの中、8月18日以来10日ぶりに2位に浮上した。6回から9回まで無失点に抑えたロペスが11勝目。敗れたSKは3連敗で、ロッテにも抜かれ2位から4位へと一気に後退。 
   

ロッテ 6−3 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)ソン・スンジュン 10勝8敗  (セーブ)キム・サユル 5勝2敗14S  (敗)キム・サンス 3敗     
 ネクセンは4回裏、ロッテの先発ソン・スンジュンから5番カン・ジョンホの併殺打の間に1点を先制した。ネクセンの先発キム・サンスは5回まで無失点に抑えていたが、6回表連続四球を与え降板すると、ロッテはこの回、ネクセンの2番手イ・ジョンフンから9番ムン・ギュヒョン、1番チョン・ジュヌのタイムリーで4−1と逆転した。ロッテは8回裏、ネクセンの4番手の大卒新人キム・デウからムン・ギュヒョンの犠牲フライなどで2点を追加した。
 ネクセンは8回裏、ロッテの3番手イ・ジェゴンから4番パク・ピョンホのタイムリーで2点を返したが、最後は新守護神キム・サユルが満塁のピンチを何とかしのぎ、ロッテが逆転勝ちし、キアに敗れたSKを抜いて3位に浮上した。8回途中まで1失点に抑えたソン・スンジュンは10勝目で、2008年以降4年連続で2ケタ勝利を記録。打線ではムン・ギュヒョンが3打点と活躍。最下位ネクセンは継投に失敗し、絶好調ロッテの勢いを止めることはできなかった。5回まで好投したものの、リリーフが打たれたキム・サンスは開幕から3連敗と運にも恵まれない。 


LG 5−1 ハンファ  (大田)
(勝)ジュキッチ 8勝5敗1S  (敗)キム・ヒョンミン 5勝10敗1S
本塁打) LG : イ・ビョンギュ(背番号24) 1号、イ・ビョンギュ(背番号9) 16号、キム・テワン 5号
 ハンファは1回裏、LGの先発ジュキッチから4番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を先制した。LGは4回表、ハンファの先発キム・ヒョンミンから2番イ・ビョンギュ(背番号24)、4番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)、代打キム・テワンの3本塁打で4−1と逆転した。6回裏にはキム・テワンのタイムリーで1点を追加した。
 5位LGは7回途中からハン・ヒィ、キム・ソンギュの継投で相手の反撃を断ち、徐々に勝率5割に近づき、何とか4位以上進出に望みをつないだ。7回途中まで1失点に抑えたジュキッチは8勝目で、2011年シーズンだけでハンファ相手に4勝目とすっかり得意にしている。キム・ヒョンミンは6回を5失点とLGの一発攻勢の前に沈み、打線も5安打と抑えられてしまったハンファは引き分け1つをはさんで3連敗で、サムソンに勝ったトゥサンに抜かれ7位に後退。