ＳＫ ６−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）キム・サユル １勝１敗 （敗）イ・スンホ(背番号20) １勝１敗
（本塁打） ロッテ ； カン・ミンホ ２号
ロッテは1回裏、ＳＫの先発の新外国人マグレーンから4番イ・デホのタイムリーで1点を先制した。ＳＫは2回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから7番イム・フンの犠牲フライで1−1の同点に追いついた。マグレーンは4回裏のピンチで降板し、2番手ソン・ウンボムがここをしのいで5回以降無失点の好投を続けた。ソン・スンジュンもなかなか勝ち越し点を許さなかったが、ＳＫは8回表、ロッテの3番手イム・ギョンワンから4番チョン・サンホのタイムリーで2点を勝ち越し、9回表ロッテの5番手ペ・ジャンホから1番チョン・グヌのタイムリーで1点を追加した。
ロッテは9回裏ソン・ウンボムから6番カン・ミンホの本塁打で1点を返すと、代わったＳＫの4番手チョン・デヒョンから相手の悪送球や2番ファン・ジェギュンのタイムリーで4−4の同点に追いつき、試合は延長に突入した。ＳＫは10回表、ロッテの6番手コ・ウォンジュンから代打イ・ホジュンのタイムリーで2点を勝ち越し、代わった7番手キム・サユルから追加点を奪おうとしたが、走塁ミスもあり失敗した。するとロッテは10回裏、ＳＫの6番手イ・スンホ(背番号20)から途中出場の9番ファン・ソンヨンのタイムリーで1点を返すと、代わった7番手イ・ヨンウクからファン・ジェギュンの2打席連続2点タイムリーで7−6と逆転サヨナラ勝ちし、満員のロッテファンで埋まった社稷野球場は興奮のるつぼと化した。
9回裏3点差を追いついたロッテは、トゥサンに敗れたハンファを抜いてネクセンと同率6位に浮上。打線ではサヨナラタイムリーを打ったファン・ジェギュンが3安打3打点、1番チョン・ジュヌが3安打と活躍。首位ＳＫは自慢のリリーフ陣がロッテの勢いの前に押され、まさかの逆転負けを喫してしまった。
トゥサン ７−３ ハンファ （大田）
（勝）イ・ヒョンスン ２勝１敗 （敗）デポーラ ３敗
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク ２号
トゥサンは3回表、ハンファの先発デポーラから5番チェ・ジュンソクの満塁本塁打で4点を先制した。ハンファも3回裏、トゥサンの先発イ・ヒョンスンから2番イ・ヨサンのタイムリーで1点、4回裏7番オ・ジェピルの2008年以来3年ぶりの打点となるタイムリーで1点を返した。だがトゥサンは6回表、ハンファの2番手マ・イリョン、3番手チョン・ジェウォンから相手のエラーや4番キム・ドンジュのタイムリーで3点を追加した。
トゥサンは6回以降チョン・ジェフンが無失点に抑えてきたが、ハンファは9回裏、トゥサンの3番手キム・サンヒョンから8番イ・ヒィグンのタイムリーで1点を返した。しかし反撃もここまでで、2位トゥサンが4連勝でロッテに敗れた首位ＳＫとの差を縮めた。また、キム・ギョンムン監督は史上8人目となる監督通算500勝を達成。5回を2失点に抑えたイ・ヒョンスンが2勝目。先発デポーラが6回途中で降板したハンファは、ＳＫに勝ったロッテに抜かれ1日で単独最下位に転落。4番チェ・ジンヘンが3安打と一人気を吐いた。
(史上8人目となる監督通算500勝を達成したキム・ギョンムン監督。)
キア ５−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ソン・ヨンミン ２勝 （セーブ）ユン・ソンミン １勝１敗１Ｓ （敗）シム・スチャン ３敗
キアは1回表、ＬＧの先発シム・スチャンから3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を先制した。ＬＧも1回裏、キアの先発クァク・チョンチョルから2番パク・キョンスのタイムリーで1−1の同点に追いついた。キアは3回表イ・ボムホの2打席連続タイムリーで2点を勝ち越し、ＬＧもその裏、キアの3番手ソン・ヨンミンから7番チョン・ウィユンの併殺打の間に1点を返した。ＬＧは4回から2番手シン・ジョンナクを登板させ追加点を許さなかったが、ソン・ヨンミンも6回まで投げ反撃を許さなかった。
キアは8回表、ＬＧの3番手の高卒新人イム・チャンギュの暴投で1点、9回表ＬＧの5番手キム・ソンギュから6番アン・チホンへの押し出しの四球で1点を追加した。7回からソ・ジェウン、9回からユン・ソンミンの継投で相手の反撃を断ち、キアが逃げ切り勝率5割に戻した。打線ではイ・ボムホが3打点、1番キム・ウォンソプが3安打と活躍。ＬＧは先発シム・スチャンが4回途中で降板し開幕3連敗で、2009年6月以来2年近く勝ち星がなく自身の連敗記録を14に伸ばした。
サムソン ５−３ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）ペ・ヨンス ３勝 （セーブ）オ・スンファン ６Ｓ （敗）キム・ソンテ ２敗
ネクセンは1回裏、サムソンの先発ペ・ヨンスから4番カン・ジョンホのタイムリーで1点を先制した。サムソンは4回表、ネクセンの先発キム・ソンテから5番の新外国人ガーコへの押し出しの四球、6番チョ・ヨンフンのタイムリーで2−1と逆転し、代わったネクセンの2番手マ・ジョンギルから7番シン・ミョンチョルの内野ゴロの間に1点を追加した。さらに6回表、ネクセンの4番手イ・ボグンから9番キム・サンス、1番ペ・ヨンソプのタイムリーで2点を追加した。
ネクセンは6回裏、サムソンの2番手チャン・ウォンサムから代打チャン・ヨンソクの犠牲フライで1点、7回裏サムソンの3番手チョン・ヒョヌクからカン・ジョンホのタイムリーで1点を返した。その後クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、サムソンが逃げ切りまたＬＧと並び同率3位となった。6回途中1失点と好投したペ・ヨンスが開幕3連勝と結果を残している。ネクセンは相手の8安打を上回る10安打ながらも打線がつながらず、ＳＫに勝ったロッテと並ばれ同率6位となった。
(ネクセンに勝ち同率3位となったサムソン。)
