DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位SK4連勝  最下位ハンファ、泥沼の7連敗

SK 2−1 ネクセン  (ソウル・木洞) 
(勝)イ・スンホ(背番号37) 1勝  (セーブ)チョン・ビョンドゥ 2勝2S  (敗)クム・ミンチョル 1勝1敗
 SKの先発オム・ジョンウクは1回裏に続き2回裏にもピンチを招いたため、2回途中で2番手イ・スンホ(背番号37)に交代し、ピンチを防いだ。するとSKは3回表、ネクセンの先発クム・ミンチョルからチャンスを作り、相手の捕手ホ・ジュンの悪送球や4番チョン・サンホのタイムリーで2点を先制した。クム・ミンチョルは5回途中で降板し、イ・ボグン、パク・チュンス、イ・ジョンフンなどネクセンのリリーフ陣が好投し追加点を与えなかった。
 イ・スンホは6回途中で降板し、3番手チョン・ウラムも7回まで無失点に抑えた。ネクセンは8回裏、SKの4番手チョン・ビョンドゥから5番カン・ビョンシクのタイムリーで1点を返した。しかしチョン・ビョンドゥが1点差を守りきり、SKが絶妙の継投策で4連勝とし首位の座を固めだした。ネクセンは2010年から続く対SK戦の連敗を6に伸ばし、2011年シーズンも3戦全敗といいところがない。

   
トゥサン 1−2 サムソン  (大邱) 
(勝)門倉 1勝1敗  (セーブ)オ・スンファン 3S  (敗)イ・ヘェチョン 2敗
本塁打) サムソン : ペ・ヨンソプ 1号
 トゥサンは3回表、サムソンの先発の新外国人門倉(元読売)から9番ソン・シホンのタイムリーで1点を先制した。サムソンも3回裏、トゥサンの先発チャン・ミニクから1番ペ・ヨンソプのプロ3年目にしての初本塁打で1−1の同点に追いついた。チャン・ミニクは4回途中から2番手キム・サンヒョンに交代し、門倉は4回以降勝ち越し点を許さなかった。サムソンは6回裏、トゥサンの3番手イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)から5番の新外国人ガーコの犠牲フライで1点を勝ち越し逆転した。
 サムソンは7回以降大卒新人イム・ヒョンジュン、クォン・オジュン、クォン・ヒョク、チョン・ヒョヌクの継投で1点を守ろうとし、最後は守護神オ・スンファンが抑え逆転勝ちした。6回を1失点に抑えた門倉がサムソン移籍後初勝利。打線が再三のチャンスを生かせなかったトゥサンは、LGに抜かれ3位に後退。 


(サムソン移籍後初勝利をあげた門倉。)
   
ロッテ 2−8 LG  (ソウル・蚕室) 
(勝)ジュキッチ 2勝  (敗)チャン・ウォンジュン 2勝1敗
 LGは2回裏、ロッテの先発チャン・ウォンジュンからチャンスを作り、相手のパスボールで1点を先制した。4回裏には6番チョン・ウィユンのタイムリー、7番イ・テックンの内野ゴロの間、8番チョ・インソンのタイムリーで3点を追加し、LGの先発の新外国人リズも無失点の好投を続けた。するとLGは7回裏、ロッテの3番手ホ・ジュンヒョク(背番号56)から4番パク・ヨンテク、途中出場の6番オ・ジファン、チョ・インソンのタイムリーで4点を追加した。
 ロッテは8回表、LGの2番手キム・ソンギュから代打イ・イングのタイムリー、3番ホン・ソンフンの内野ゴロの間に2点を返したが、最後は3番手ハン・ヒィが抑えLGが快勝し、トゥサンに代わって2位に浮上した。7回を無失点に抑えたジュキッチが2勝目。7回裏史上38人目の通算600打点を記録したチョ・インソンが3安打3打点、パク・ヨンテクが3安打1打点と活躍。打線が不振で、先発チャン・ウォンジュンを援護できなかったロッテはこれで3連敗と7位に低迷。
   

ハンファ 4−9 キア  (光州) 
(勝)ユ・ドンフン 1勝1敗1S  (敗)オネリー 1敗1S
本塁打) ハンファ : チョン・ウォンソク 1号  キア : キム・サンフン 1号
 キアは2回裏、ハンファの先発ヤン・フンから8番キム・サンフンの3ランで先制した。ハンファは3回表、キアの先発ユン・ソンミンから1番カン・ドンウのタイムリーで1点を返し、5回表3番キム・ギョンオンの2点タイムリーで3−3の同点に追いついた。さらに6回表、ユン・ソンミンから4番チョン・ウォンソクの本塁打で4−3と逆転すると、ハンファは6回途中から2番手チョン・ジェウォンを登板させ継投策に出た。
 しかしキアは8回裏、ハンファの3番手の新外国人オネリーから5番シン・ジョンギルのタイムリーで4−4の同点に追いつくと、キム・サンフンの2点タイムリーで逆転し、9番アン・チホンのタイムリーで1点を追加した。さらに代わったハンファの4番手ユ・ウォンサンから1番イ・ヨンギュ、2番キム・ソンビンのタイムリーで2点を追加した。最後は3番手ユ・ドンフンが相手の反撃を断ち、キアが逆転勝ちでサムソンと同率4位を守り勝率5割を突破した。打線では決勝タイムリーを打った正捕手キム・サンフンが3安打1本塁打5打点と活躍。最下位ハンファは、抑えとして期待していたオネリーまでもが打たれてしまい1点のリードを守りきれず、泥沼の7連敗で浮上の兆しが見えない。


(逆転タイムリーなど5打点と活躍したキム・サンフン。)