ネクセン 3−5 SK (仁川・文鶴)
(勝)チョン・ビョンドゥ 1勝 (敗)パク・チュンス 1敗
ネクセンは1回表、SKの先発の新外国人マグレーンから4番カン・ジョンホのタイムリーで1点を先制した。SKは2回裏、ネクセンの先発キム・ヨンミンから8番イム・フンのタイムリーで1−1の同点に追いつき、9番パク・チンマンの移籍後初打点となるタイムリーで2−1と逆転、1番パク・チェサンのタイムリーで1点を追加した。しかしマグレーンは3回表無死1,3塁の場面で降板し、ネクセンはこの回代わったSKの2番手コ・ヒョジュンから3番の新外国人アルドリッジの内野ゴロの間(韓国初打点)、カン・ジョンホの2打席連続タイムリーで3−3の同点に追いついた。
4回以降SKのコ・ヒョジュン、チョン・ウラム、ネクセンのイ・ボグン、マ・ジョンギル、オ・ジェヨンが無失点と互いになかなか勝ち越し点を奪えなかった。SKは8回裏、ネクセンの5番手パク・チュンスから7番チョン・サンホの2点タイムリーで勝ち越し、8回表から登板したチョン・ビョンドゥが最後まで抑え、接戦を制し8球団で唯一開幕2連戦で2連勝で、2010年韓国シリーズ優勝の王者が2連覇に向けて動き出した。先発マグレーンが3回持たず降板したが、3人の左腕リリーフが好投し勝利に貢献した。打線ではイム・フンが4安打1打点と活躍。開幕2連敗スタートとなったネクセンは、カン・ジョンホが3安打2打点と気を吐いた。
サムソン 8−9 キア (光州)
(勝)クァク・チョンチョル 1勝 (セーブ)ユ・ドンフン 1S (敗)チョン・ヒョヌク 1敗
(本塁打) サムソン : チェ・テイン 2号 キア : イ・ヨンギュ 1号、キム・サンヒョン 1号、イ・ボムホ 1号
サムソンは1回表、キアの先発の新外国人トラビスから4番チェ・ヒョンウの本塁打で1点を先制した。キアは1回裏、サムソンの先発の新外国人門倉(元読売)から1番イ・ヨンギュの先頭打者本塁打で1−1の同点に追いついた。さらにキアは2回裏、相手の悪送球や3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の移籍後初打点となるタイムリー、5番キム・サンヒョンの満塁本塁打で一気に7点を奪った。門倉は2回8失点で降板し、SKからの移籍後初登板は最悪の結果に終わった。
サムソンは4回表、5番チェ・テインの2試合連続本塁打で1点を返し、2番手イ・ギュデが3回から5回まで無失点に抑えた。するとサムソンは6回表、この回途中からトラビスと交代したキアの2番手ソン・ヨンミンから代打チョ・ドンチャンの犠牲フライで1点を返すと、代わった3番手ヤン・ヒョンジョンから2番パク・ハニ、3番の新外国人ガーコ(韓国初打点)、4番チェ・ヒョンウの3者連続押し出し四球で点差を縮め、さらに代わった4番手クァク・チョンチョルから5番パク・ソンミンの2点タイムリーで8−8と7点差を追いついてしまった。
ところがキアは7回裏、サムソンの5番手チョン・ヒョヌクからイ・ボムホの移籍後初本塁打で1点を勝ち越し、8回以降パク・キョンテ、ユ・ドンフンの継投で1点差を守りきり、乱打戦を制して2011年シーズン初勝利をあげた。打線では決勝本塁打を打ったイ・ボムホが3安打1本塁打3打点と活躍。サムソンは7点差を追いつく執念を見せたものの、先発門倉の乱調が痛かった。
LG 7−0 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)パク・ヒョンジュン 1勝 (敗)イ・ヘェチョン 1敗
LGは1回表、トゥサンの先発イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)から4番パク・ヨンテクの犠牲フライで1点を先制し、先発パク・ヒョンジュンも無失点の好投を続けた。LGは4回表9番キム・テワンのタイムリー、2番イ・デヒョンへの押し出しの四球でイ・ヘェチョンをノックアウトすると、代わったトゥサンの2番手チョ・スンスから3番チョン・ウィユンの2008年以来3年ぶりの打点となる2点タイムリーで、5−0とリードを広げた。さらにLGは7回表、トゥサンの3番手チャン・ミニクから6番イ・ジニョンのタイムリー、7番ソ・ドンウクへの押し出しの四球で2点を追加した。
パク・ヒョンジュンは7回途中無失点で降板し、イ・ドンヒョン、イ・サンヨル、シン・ジョンナク、キム・グァンスの継投で相手の反撃を断ち、LGが完封リレーで2011年シーズン初勝利を飾った。プロ3年目で飛躍が期待されるサイドハンド右腕パク・ヒョンジュンの好投で、27000人の超満員の観客を前に打線にも勢いがついた快勝だった。打線では軍から除隊されたばかりのチョン・ウィユンが4安打2打点と活躍。トゥサンは3年ぶりに復帰したイ・ヘェチョンが4回途中3失点でノックアウトされ、打線も7安打とつながらず完封負けを喫した。
ハンファ 3−1 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)アン・スンミン 1勝 (セーブ)オネリー 1S (敗)イ・ジェゴン 1敗
(本塁打) ハンファ : チェ・ジンヘン 1号 ロッテ : イ・デホ 2号
ロッテは3回裏、ハンファの先発アン・スンミンから4番イ・デホの2試合連続本塁打(史上16人目の通算200号本塁打)で1点を先制した。ハンファは4回表、ロッテの先発イ・ジェゴンから4番チェ・ジンヘンの犠牲フライで1−1の同点に追いつき、5回表7番イ・デスの本塁打で2−1と逆転した。さらにハンファは6回表、キアの2番手キム・イリョプからチェ・ジンヘンの本塁打で1点を追加した。この後ロッテはホ・ジュンヒョク(背番号20)、ペ・ジャンホ、キム・スワン、キム・サユルの継投で追加点を許さなかった。
ハンファは6回以降ユ・ウォンサン、パク・チョンジン、新外国人オネリーの継投で何とか相手の反撃を断ち、2011年シーズン初勝利をあげた。まだ19歳の高卒2年目の若手アン・スンミンが5回1失点と好投。抑えとして期待されているオネリーは韓国初セーブ。ロッテはわずか6安打に抑えられてしまった。
(文責 : ふるりん)