DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2011年シーズンから引き分けは勝率計算の対象外に  12月の合同トレーニングも禁止 

 4日、プロ野球8球団の団長による実行委員会が開かれ、2011年シーズンの開催要項が確定した。 
 2010年と違う点として、2009年から2年間実施されてきた勝率の計算方法が変更となった。過去2年間は延長12回で決着がつかなかった場合引き分けとなり、負けと同じ扱いを受けていた(勝率は勝利数を引き分けも含めた試合数で割って計算していたため)。だがこれに関しては現場から不満の声も大きく、2011年シーズンからは2008年までと同じく引き分けは勝率の計算外の対象とした(勝率は、勝利数を試合数から引き分け数を引いた数字で割って計算し、延長12回を終えても決着がつかず引き分けとなると、勝率に変化はない)。
 公式戦の試合数は2010年と同じく1球団あたり133試合で、2012年からは140試合に増やすことになった。1チームあたりの1軍エントリー人数は従来の26名登録、25名出場可能から、1人ずつ増加され27名登録、26名出場可能となった。なお、試合開始時刻は2010年と同じく平日は18時半、土日・祝日は17時となった(ただし4月2日、3日の開幕2連戦、5月5日のこどもの日は14時開始)。ポストシーズンの試合開始時刻は平日が18時、土日・祝日が14時となった。また、ポストシーズンの延長戦規定は従来の12回までではなく、特別に15回まで行われることになった。
 また、年俸が支払われない非拘束期間であるはずの12月にキャンプと称して選手たちを合同トレーニングに参加させている件についても、これを禁止することになった。また、試合中1塁、3塁ベース横のコーチボックスに立つコーチたちも、頭部保護のためヘルメット着用を義務付けた。