サムソン−ＬＧ(ソウル・蚕室)は雨天中止。
ＳＫ ２−３ キア （光州）
（勝）アン・ヨンミョン ６勝６敗２Ｓ （敗）チョン・デヒョン １勝１敗４Ｓ
キアは1回裏、ＳＫの先発キム・グァンヒョンから3番ナ・ジワンのタイムリーで1点を先制し、先発ソ・ジェウンも好投を続け、5回裏2番キム・ソンビンのタイムリーで待望の1点を追加した。キム・グァンヒョンは7回途中2失点で降板したが、味方の援護がなく最多勝争いトップタイの16勝目とはならなかった。ＳＫは8回表キアの3番手イ・デジンから4番パク・チョングォン、5番チェ・ジョンへの2者連続の押し出しの死球で2−2の同点に追いつき、チョン・ビョンドゥ、チョン・ウラムなどの継投で追加点を許さず、試合はこのまま延長に突入した。
5位キアは10回裏ＳＫの4番手チョン・デヒョンからチャンスを作ると、代わった5番手コ・ヒョジュンから4番チェ・ヒィソプが押し出しの四球を選び、サヨナラ勝ちを収めた。10回表のピンチをしのいだ4番手アン・ヨンミョンが6勝目。首位ＳＫは拙攻により勝ち越し点が奪えず、連勝も4で止まってしまい、試合が中止となった2位サムソンとの差が縮まった。
トゥサン ５−６ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）カン・ヨンシク ２勝２敗２Ｓ （敗）イ・ヨンチャン １勝１敗２５Ｓ
（本塁打） トゥサン ： イ・ソンヨル ２１号 ロッテ ： ソン・アソプ １１号
トゥサンは2回表、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから6番イ・ソンヨルの本塁打で1点を先制し、ロッテもその裏、トゥサンの先発ウォーランド(元横浜)から6番ガルシア(元オリックス)の内野ゴロの間に1−1の同点に追いついた。トゥサンは3回表3番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を勝ち越したが、ロッテもその裏5番カン・ミンホのタイムリーで2−2の同点に追いついた。トゥサンは4回表9番キム・ジェホのタイムリー、1番コ・ヨンミンの犠牲フライで2点を勝ち越した。しかしロッテも5回裏2番ソン・アソプ、4番イ・デホのタイムリーで4−4の同点に追いついた。ロッテのホ・ジュンヒョク(背番号20)、イム・ギョンワン、キム・イリョプ、トゥサンのチョン・ジェフン、コ・チャンソンが好投し、互いに勝ち越し点を許さず試合は接戦となった。
トゥサンは9回表ロッテの5番手カン・ヨンシクからイ・ジョンウクの犠牲フライで1点を勝ち越したが、ロッテは9回裏トゥサンの守護神イ・ヨンチャンからソン・アソプの2ランで逆転サヨナラ勝ちし、勝率を再び5割に乗せた。9回表勝ち越し点を奪われたカン・ヨンシクが幸運にも2勝目。打線ではサヨナラ2ランのソン・アソプが1本塁打3打点と活躍。3位トゥサンはこれで対ロッテ戦4連敗となり、苦手意識が芽生えてしまっているようだ。打線ではイ・ジョンウクが3安打2打点、5番チェ・ジュンソクが3安打と活躍。
(サヨナラ逆転2ランを打ったソン・アソプ。)
ハンファ ４−５ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）ニコースキー １勝４敗 （セーブ）ソン・スンナク ２勝１敗２１Ｓ （敗）チェ・ヨンピル １勝４敗１Ｓ
（本塁打） ネクセン ： キム・イルギョン ４号、ソン・ジマン １４号
ハンファは1回表、ネクセンの先発コ・ウォンジュンから6番チョン・ウォンソクへの押し出しの死球、7番チョン・ヒョンテへの押し出しの四球で2点を先制した。ネクセンも1回裏、ハンファの先発の新外国人ブエノから2番キム・イルギョンの本塁打で1点を返したが、ハンファは3回表チョン・ヒョンテのタイムリーや相手のエラーで2点を追加した。ネクセンは4回裏、4番ソン・ジマンの2ランや7番オ・ユンのタイムリーで4−4の同点に追いついた。そして5回裏ハンファの2番手チェ・ヨンピルから途中出場の6番チャン・ヨンソクのタイムリーで1点を勝ち越した。
最後は守護神ソン・スンナクが抑え、7位ネクセンが逆転勝ちで4連敗から脱し、最下位ハンファとの差を広げた。熱い最下位攻防戦であり、大いに盛り上がった。4回途中から8回まで投げた新外国人ニコースキー(元福岡ソフトバンク)は連敗を4で止め、1年ぶりの韓国復帰後初勝利。敗れた最下位ハンファは、7位ネクセンとの差が広がってしまった。
