DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位SK、6連敗から脱出 4位ロッテ5連勝


 21日、プロ野球4試合には約5万5100人の観客が集まり、2010年シーズンのプロ野球観客動員数が3年連続で500万人を突破した。446試合を消化した時点で500万人を突破したのは史上最速記録。残り試合を考えると、年間観客動員数は史上最多となった2009年の約592万人を超える可能性が高い。


SK 11−5 ハンファ  (大田) 
(勝)コ・ヒョジュン 8勝5敗2S  (敗)アン・スンミン 2勝3敗
本塁打) SK : パク・キョンワン 14号
 ハンファは1回裏、SKの先発の大卒新人ムン・グァンウンの暴投で1点を先制したが、SKは2回表、ハンファの先発の高卒新人アン・スンミンから7番キム・ガンミンのタイムリー、8番パク・キョンワンの2ランで逆転すると、この回代わったハンファの2番手ユ・ウォンサンから3番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を追加した。ハンファも3回裏5番キム・テワンの2点タイムリーで3−4と1点差に迫った。SKは6回表ハンファの3番手ヤン・フン、4番手ユン・ギョンヨンから6番イ・ホジュン、7番キム・ガンミン、パク・キョンワン、9番イム・フンのタイムリーや相手のエラーで7点を追加した。ハンファは6回裏SKの2番手コ・ヒョジュンから7番の大卒新人イ・サンフンのタイムリー、7回裏SKの3番手チョン・ウラムから4番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点ずつを返した。
 8回以降はオム・ジョンウク、ソン・ウンボムの継投で相手の反撃を断ち、首位SKが大勝し6連敗から脱出した。4回途中から6回途中までロングリリーフで好投したコ・ヒョジュンが8勝目。打線ではキム・ガンミンが3安打2打点、イム・フンが3安打1打点と活躍。最下位ハンファは投手陣があっさり崩壊して大敗し、首位SKとの差を見せ付けられた。 
 
    
サムソン 6−4 キア  (光州) 
(勝)イ・ウソン 1勝3敗  (敗)アン・ヨンミョン 5勝6敗2S
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 21号  キア : アン・チホン 8号、ナ・ジワン 12号 
 サムソンは2回表、キアの先発イ・デジンから7番シン・ミョンチョルの犠牲フライ、8番ヒョン・ジェユンのタイムリーで2点を先制し、3回表3番パク・ソンミン、5番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加した。サムソンの先発の新外国人レディングは好投を続けていたが、キアはユ・ドンフン、キム・ヒィゴルなどの継投で追加点を許さず、6回裏6番アン・チホン、9番ナ・ジワンと2本の2ランで4−4の同点に追いつき、レディングの韓国初勝利を消した。サムソンは8回表、キアの4番手アン・ヨンミョンからチェ・ヒョンウの本塁打で1点を勝ち越し、5番手ユン・ソンミンの暴投で1点を追加した。
 最後は3番手イ・ウソンが抑え、2位サムソンが接戦を制し連敗を止めた首位SKに並走している。7回途中から登板したイ・ウソンが2010年シーズン初勝利。決勝本塁打を打ったチェ・ヒョンウが3安打1本塁打2打点と活躍。5位キアは細かい継投策でしのごうとしたが、鉄壁のリリーフ陣を誇るサムソンの前にはかなわなかった。打線ではアン・チホンが4安打1本塁打1打点と活躍。


(決勝本塁打を打ったチェ・ヒョンウ。)
      

トゥサン 4−14 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)イ・ジェゴン 5勝3敗  (敗)ウォーランド 7勝5敗1S
本塁打) トゥサン : イ・ジョンウク 5号  ロッテ : チョン・ジュヌ 13号、ソン・アソプ 10号
 ロッテは3回裏、トゥサンの先発ウォーランド(元横浜)から5番カン・ミンホへの押し出しの死球で1点を先制し、5回裏4番イ・デホ、代打パク・チョンユンのタイムリー、7番チョン・ジュヌの2試合連続本塁打で4点を追加した。トゥサンは5回表ロッテの先発イ・ジェゴンから1番イ・ジョンウクの本塁打で1点を返したが、ロッテはその裏トゥサンの3番手ノ・ギョンウンからイ・デホ、パク・チョンユンのタイムリーで4点を追加した。
 トゥサンは8回表5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を返したが、ロッテはその裏2番ソン・アソプの本塁打、パク・チョンユン、チョン・ジュヌのタイムリー、8番ファン・ジェギュンの内野ゴロの間に5点を追加した。トゥサンは9回表ロッテの3番手イ・ジョンフンから途中出場の8番チェ・スンファンのタイムリーで1点を返したが、最後は4番手ペ・ジャンホが抑え、4位ロッテが大勝し5連勝で勝率5割復帰まであと一歩となった。
 8回途中まで3失点に抑えたイ・ジェゴンが、打線の援護もあり5勝目。19安打と爆発した打線では、チョン・ジュヌが4安打4打点、パク・チョンユンが3安打5打点、ソン・アソプが3安打1本塁打1打点、3番チョ・ソンファンが3安打と活躍。3位トゥサンは先発ウォーランドが5回5失点と期待にこたえられず、まさかの大敗でキアに勝った2位サムソンとの差がまた広がった。


(5勝目をあげたイ・ジェゴン。)
  
 
ネクセン 3−4 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ポン・ジュングン 10勝8敗  (セーブ)キム・グァンス 3勝5敗1S  (敗)コ・ウォンジュン 5勝7敗
本塁打) LG : チョ・インソン 24,25号
 LGは2回裏、ネクセンの先発コ・ウォンジュンから4番チョ・インソン本塁打で1点を先制し、4回裏8番オ・ジファンへの押し出しの死球で1点を追加した。ネクセンは5回表、LGの先発ポン・ジュングンから1番キム・ミヌのタイムリーで1点を返した。LGは6回裏チョ・インソンのこの試合2本目となる本塁打で1点を追加し、ネクセンは7回表ポン・ジュングンの暴投で1点を返した。LGは7回裏ネクセンの4番手ソン・シニョンからチョ・インソンのタイムリーで1点を追加し、ネクセンも8回表LGの2番手イ・ドンヒョンから3番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を返した。
 その後は岡本(元埼玉西武)、オ・サンミン、キム・グァンスの継投で1点差を守りきり、6位LGが接戦を制した。7回を2失点に抑えたポン・ジュングンが、3年連続2ケタ勝利となる10勝目。キム・グァンスは2003年以来7年ぶりのセーブ。打線では4安打2本塁打3打点のチョ・インソンが活躍。7位ネクセンは必死の継投で食らいついたが、打線につながりを欠いてしまった。打線ではキム・ミヌが3安打1打点と活躍。