21日、プロ野球4試合には約5万5100人の観客が集まり、2010年シーズンのプロ野球観客動員数が3年連続で500万人を突破した。446試合を消化した時点で500万人を突破したのは史上最速記録。残り試合を考えると、年間観客動員数は史上最多となった2009年の約592万人を超える可能性が高い。
SK 11−5 ハンファ (大田)
(勝)コ・ヒョジュン 8勝5敗2S (敗)アン・スンミン 2勝3敗
(本塁打) SK : パク・キョンワン 14号
ハンファは1回裏、SKの先発の大卒新人ムン・グァンウンの暴投で1点を先制したが、SKは2回表、ハンファの先発の高卒新人アン・スンミンから7番キム・ガンミンのタイムリー、8番パク・キョンワンの2ランで逆転すると、この回代わったハンファの2番手ユ・ウォンサンから3番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を追加した。ハンファも3回裏5番キム・テワンの2点タイムリーで3−4と1点差に迫った。SKは6回表ハンファの3番手ヤン・フン、4番手ユン・ギョンヨンから6番イ・ホジュン、7番キム・ガンミン、パク・キョンワン、9番イム・フンのタイムリーや相手のエラーで7点を追加した。ハンファは6回裏SKの2番手コ・ヒョジュンから7番の大卒新人イ・サンフンのタイムリー、7回裏SKの3番手チョン・ウラムから4番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点ずつを返した。
8回以降はオム・ジョンウク、ソン・ウンボムの継投で相手の反撃を断ち、首位SKが大勝し6連敗から脱出した。4回途中から6回途中までロングリリーフで好投したコ・ヒョジュンが8勝目。打線ではキム・ガンミンが3安打2打点、イム・フンが3安打1打点と活躍。最下位ハンファは投手陣があっさり崩壊して大敗し、首位SKとの差を見せ付けられた。
サムソン 6−4 キア (光州)
(勝)イ・ウソン 1勝3敗 (敗)アン・ヨンミョン 5勝6敗2S
(本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 21号 キア : アン・チホン 8号、ナ・ジワン 12号
サムソンは2回表、キアの先発イ・デジンから7番シン・ミョンチョルの犠牲フライ、8番ヒョン・ジェユンのタイムリーで2点を先制し、3回表3番パク・ソンミン、5番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を追加した。サムソンの先発の新外国人レディングは好投を続けていたが、キアはユ・ドンフン、キム・ヒィゴルなどの継投で追加点を許さず、6回裏6番アン・チホン、9番ナ・ジワンと2本の2ランで4−4の同点に追いつき、レディングの韓国初勝利を消した。サムソンは8回表、キアの4番手アン・ヨンミョンからチェ・ヒョンウの本塁打で1点を勝ち越し、5番手ユン・ソンミンの暴投で1点を追加した。
最後は3番手イ・ウソンが抑え、2位サムソンが接戦を制し連敗を止めた首位SKに並走している。7回途中から登板したイ・ウソンが2010年シーズン初勝利。決勝本塁打を打ったチェ・ヒョンウが3安打1本塁打2打点と活躍。5位キアは細かい継投策でしのごうとしたが、鉄壁のリリーフ陣を誇るサムソンの前にはかなわなかった。打線ではアン・チホンが4安打1本塁打1打点と活躍。
(決勝本塁打を打ったチェ・ヒョンウ。)
トゥサン 4−14 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)イ・ジェゴン 5勝3敗 (敗)ウォーランド 7勝5敗1S
(本塁打) トゥサン : イ・ジョンウク 5号 ロッテ : チョン・ジュヌ 13号、ソン・アソプ 10号
ロッテは3回裏、トゥサンの先発ウォーランド(元横浜)から5番カン・ミンホへの押し出しの死球で1点を先制し、5回裏4番イ・デホ、代打パク・チョンユンのタイムリー、7番チョン・ジュヌの2試合連続本塁打で4点を追加した。トゥサンは5回表ロッテの先発イ・ジェゴンから1番イ・ジョンウクの本塁打で1点を返したが、ロッテはその裏トゥサンの3番手ノ・ギョンウンからイ・デホ、パク・チョンユンのタイムリーで4点を追加した。
トゥサンは8回表5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を返したが、ロッテはその裏2番ソン・アソプの本塁打、パク・チョンユン、チョン・ジュヌのタイムリー、8番ファン・ジェギュンの内野ゴロの間に5点を追加した。トゥサンは9回表ロッテの3番手イ・ジョンフンから途中出場の8番チェ・スンファンのタイムリーで1点を返したが、最後は4番手ペ・ジャンホが抑え、4位ロッテが大勝し5連勝で勝率5割復帰まであと一歩となった。
8回途中まで3失点に抑えたイ・ジェゴンが、打線の援護もあり5勝目。19安打と爆発した打線では、チョン・ジュヌが4安打4打点、パク・チョンユンが3安打5打点、ソン・アソプが3安打1本塁打1打点、3番チョ・ソンファンが3安打と活躍。3位トゥサンは先発ウォーランドが5回5失点と期待にこたえられず、まさかの大敗でキアに勝った2位サムソンとの差がまた広がった。
(5勝目をあげたイ・ジェゴン。)
ネクセン 3−4 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ポン・ジュングン 10勝8敗 (セーブ)キム・グァンス 3勝5敗1S (敗)コ・ウォンジュン 5勝7敗
(本塁打) LG : チョ・インソン 24,25号
LGは2回裏、ネクセンの先発コ・ウォンジュンから4番チョ・インソンの本塁打で1点を先制し、4回裏8番オ・ジファンへの押し出しの死球で1点を追加した。ネクセンは5回表、LGの先発ポン・ジュングンから1番キム・ミヌのタイムリーで1点を返した。LGは6回裏チョ・インソンのこの試合2本目となる本塁打で1点を追加し、ネクセンは7回表ポン・ジュングンの暴投で1点を返した。LGは7回裏ネクセンの4番手ソン・シニョンからチョ・インソンのタイムリーで1点を追加し、ネクセンも8回表LGの2番手イ・ドンヒョンから3番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を返した。
その後は岡本(元埼玉西武)、オ・サンミン、キム・グァンスの継投で1点差を守りきり、6位LGが接戦を制した。7回を2失点に抑えたポン・ジュングンが、3年連続2ケタ勝利となる10勝目。キム・グァンスは2003年以来7年ぶりのセーブ。打線では4安打2本塁打3打点のチョ・インソンが活躍。7位ネクセンは必死の継投で食らいついたが、打線につながりを欠いてしまった。打線ではキム・ミヌが3安打1打点と活躍。