ネクセン ３−５ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ウラム ７勝４敗２Ｓ （セーブ）ソン・ウンボム ８勝４敗３Ｓ （敗）ムン・ソンヒョン ５敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョングォン １４号、チェ・ドンス ３号
ＳＫは4回裏、ネクセンの先発コ・ウォンジュンから5番イ・ホジュンのタイムリーで1点を先制し、ネクセンは5回表ＳＫの先発グローバー(元読売)から2番キム・ミンソンの犠牲フライで同点とすると、代わったＳＫの2番手チョン・ビョンドゥから3番ユ・ハンジュンのタイムリーで2−1と逆転した。ＳＫは5回裏1番キム・ガンミンの2点タイムリーで3−2と逆転したが、ネクセンは7回表ＳＫの3番手チョン・デヒョンから途中出場の4番チャン・ヨンソクの犠牲フライで3−3の同点に追いついた。
ＳＫは8回裏、ネクセンの2番手の高卒新人ムン・ソンヒョンから3番パク・チョングォン、途中出場の4番チェ・ドンスの2者連続本塁打で2点を勝ち越すと、その後は4番手チョン・ウラム、5番手ソン・ウンボムの継投で相手の反撃を断ち、接戦を制し首位独走態勢を堅持している。8回途中から登板したチョン・ウラムが7勝目。打線ではパク・チョングォンが3安打1本塁打1打点と活躍。ＳＫに敗れたネクセンは、ロッテに勝ったハンファに抜かれ最下位転落。高卒新人ながら期待され1軍で起用され続けている18歳のムン・ソンヒョンは、いまだプロで勝ち星なしの5連敗。
サムソン ８−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チャン・ウォンサム １０勝４敗 （敗）デュマトレイト ４勝５敗
（本塁打） サムソン ： チェ・ヒョンウ １７，１８号、チョ・ドンチャン ８号
サムソンは2回表、ＬＧの先発デュマトレイトからチャンスを作り、センターのイ・テックンの送球が走者の背中に当たってそれたことで1点を先制し、この回8番チェ・ヒョンウの2ランも出た。サムソンは3回表にも6番パク・ハニのタイムリーで2点を追加したが、ＬＧはその裏サムソンの先発チャン・ウォンサムから6番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)のタイムリーで1点を返した。サムソンは4回表1番チョ・ドンチャンの本塁打で1点を追加し、デュマトレイトをノックアウトした。ＬＧは5回裏4番チョ・インソンの犠牲フライで1点を返した。サムソンは8回表、ＬＧの4番手オ・サンミンからチェ・ヒョンウのこの試合2本目の本塁打となる2ランでリードを広げ、7回から登板した2番手チョン・ヒョヌクも無失点に抑えた。
ＬＧは9回裏サムソンの3番手ユン・ソンファンから1番イ・テックンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで2位サムソンが快勝し、独走する首位ＳＫを追撃している。なお、ソン・ドンヨル監督(元中日)は2005年のサムソン監督就任以来6年目にして、史上10人目となる監督通算400勝を達成。6回を2失点に抑えたチャン・ウォンサムは、ヒーローズに在籍していた2008年以来2年ぶりの2ケタ勝利となる10勝目。打線ではチェ・ヒョンウが2本塁打4打点、5番シン・ミョンチョルが3安打と活躍。6位ＬＧは先発デュマトレイトが4回途中6失点でノックアウトされ、継投策も実らずリードを広げられるなど精彩を欠いた試合内容だった。
トゥサン ６−５ キア （群山）
（勝）チョン・ジェフン ６勝３敗１Ｓ （敗）アン・ヨンミョン ５勝５敗２Ｓ
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク １７号 キア ： ナ・ジワン １０号、キム・サンヒョン １２号、イ・ヒョンゴン ２号
トゥサンは1回表、キアの先発ヤン・ヒョンジョンから4番チェ・ジュンソクの2ランで先制し、3回表チェ・ジュンソクの犠牲フライで1点を追加した。キアは4回裏、トゥサンの先発ウォーランド(元横浜)から3番ナ・ジワンの2年連続2ケタ本塁打となる10号ソロで1点を返した。トゥサンは6回表8番チェ・スンファンのタイムリーで1点を追加し、ウォーランドも7回を1失点と好投した。さらに8回表キアの2番手パク・ソンホから6番イム・ジェチョルのタイムリーで1点を追加した。しかしキアは9回裏トゥサンの3番手オ・ヒョンテクから5番キム・サンヒョンの2試合連続本塁打で1点を返すと、代わった4番手イ・ヨンチャンから9番イ・ヒョンゴンの3ランで5−5の同点に追いつき、試合は延長に突入した。
トゥサンは11回表キアの4番手アン・ヨンミョンからチャンスを作ると、代わった5番手ソン・ヨンミンから2番コ・ヨンミンのタイムリーで1点を勝ち越し、最後は5番手チョン・ジェフンが抑え延長戦を制し、3位ながら2位サムソン、首位ＳＫを追撃している。9回裏から登板したチョン・ジェフンが6勝目。打線ではチェ・ジュンソクが4安打1本塁打3打点、コ・ヨンミンが3安打1打点と活躍。5位キアは9回裏4点差を追いついたが、延長でリリーフ陣が力尽きた。
(11回表決勝タイムリーを打ったコ・ヨンミン。)
ロッテ ２−４ ハンファ （大田）
（勝）リュ・ヒョンジン １５勝４敗 （セーブ）チェ・ヨンピル １勝３敗１Ｓ （敗）チャン・ウォンジュン ９勝６敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ ３４号 ハンファ ： チャン・ソンホ １号
ハンファは2回裏、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから5番チャン・ソンホの移籍後初本塁打で1点を先制し、3回裏6番チョン・ウォンソクへの押し出しの死球でチャン・ウォンジュンをノックアウトし、この回代わったロッテの2番手キム・イリョプから7番シン・ギョンヒョンの犠牲フライで1点を追加した。ハンファの先発リュ・ヒョンジンは2回表三者連続三振を奪うなど好投を続け、ロッテも5回裏途中からキム・サユル、イム・ギョンワンなどを登板させ必死の継投で追加点を許さなかった。ロッテは8回表4番イ・デホの5試合連続本塁打となる34号2ランで1点差に迫るが、ハンファはその裏相手のエラーで1点を追加した。
ハンファもパク・チョンジン、ソン・チャンシク、マ・イリョン、チェ・ヨンピルと必死の継投で何とか相手の反撃を断ち、ネクセンがＳＫに敗れたため最下位から脱出し7位に浮上した。13奪三振とエースの貫禄を見せたリュ・ヒョンジンは8回途中まで2失点に抑え、最多勝争いトップの15勝で最近7連勝。4位ロッテはちぐはぐな攻撃が目立ち主砲イ・デホが打てども勝てなかった。故障明けで7月15日以来24日ぶりの登板となったチャン・ウォンジュンも、3回途中2失点で降板と期待にこたえられなかった。打線では8番ムン・ギュヒョンが3安打と活躍。
(15勝目をあげたリュ・ヒョンジン。)
