キア ４−１０ ＳＫ （仁川・文鶴)
（勝）コ・ヒョジュン ５勝３敗２Ｓ （敗）ロペス １勝６敗１Ｓ
（本塁打） キア ： チャ・イルモク ３号 ＳＫ ： チェ・ジョン １１号、パク・チョングォン ９号、キム・ジェヒョン ４号
ＳＫは3回裏、キアの先発ロペスから2番チョン・グヌのタイムリー、5番チェ・ジョンの3ランで4点を先制した。ＳＫの先発パク・ヒョンジュンは2回途中で降板し、2番手コ・ヒョジュンが好投を続けた。ＳＫは6回裏4番パク・チョングォンの本塁打、代打キム・ジェヒョンの満塁本塁打で5点を追加しロペスをノックアウトすると、この回代わったキアの2番手チョン・ヨンウンからパク・チョングォンのタイムリーで10点目を奪った。キアは7回表、ＳＫの3番手イ・スンホ(背番号37)から6番チャ・イルモクの2ランで反撃した。
キアは9回表ＳＫの5番手イ・スンホ(背番号20)から7番ナ・ジワンのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで首位ＳＫが快勝した。ロングリリーフで好投したコ・ヒョジュンが5勝目。4位キアは、2009年の最多勝投手ロペスがこの試合も6回途中9失点といいところがなく、わずか1勝にとどまっていて先が見えない状況である。
トゥサン ８−５ ネクセン （ソウル・木洞)
（勝）ホン・サンサム １勝１敗 （敗）バーンサイド ６勝６敗
（本塁打） ネクセン ： カン・ビョンシク ４号
トゥサンは1回表、ネクセンの先発バーンサイド(元読売)から5番チェ・ジュンソク、7番イ・ウォンソク、9番キム・ジェホのタイムリーなどで6点を奪い、この回代わったネクセンの2番手マ・ジョンギルのエラーで1点を追加した。ネクセンは1回裏、トゥサンの先発ホン・サンサムから3番カン・ビョンシクの犠牲フライで1点を返した。トゥサンは4回表ネクセンの3番手イ・ボグンから6番イ・ソンヨルのタイムリーで1点を追加し、ネクセンはその裏8番カン・グィテのタイムリーで1点を返した。トゥサンは6回以降高卒新人イ・ジェハクを登板させ継投策に出るが、ネクセンは7回裏トゥサンの3番手チョン・ジェフンから5番クラークの犠牲フライで1点を返した。
ネクセンは9回裏、トゥサンの4番手コ・チャンソン、5番手イ・ヨンチャンからカン・ビョンシクの本塁打、代打ソン・ジマンのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで2位トゥサンが序盤のリードを守って勝利した。2009年に9勝をあげ最近不振だったものの、5回を2失点に抑えたホン・サンサムが2010年シーズン初勝利。打線ではキム・ジェホが3安打3打点と活躍。ネクセンは先発バーンサイドが1回持たず6失点で、同率最下位だったハンファが勝ったため単独最下位に転落した。
(2010年シーズン初勝利のホン・サンサム。)
ハンファ ３−２ サムソン （大邱)
（勝）イ・ドンヒョン １勝２敗 （セーブ）ヤン・フン ２勝６Ｓ （敗）クォン・ヒョク ２勝１敗３Ｓ
（本塁打） ハンファ ： チェ・ジンヘン ２０号
サムソンは1回裏、ハンファの先発ヤン・スンジンから3番パク・ソンミンのタイムリーで2点を先制した。ハンファは4回表サムソンの先発ペ・ヨンスから4番チェ・ジンヘンの本塁打王争いトップタイの20号ソロで1点を先制し、5回表2番キム・ギョンオンのキアからの移籍後初タイムリーで2−2の同点に追いついた。サムソンは6回以降アン・ジマンを登板させ継投策に出るが、ハンファは8回表サムソンの3番手クォン・ヒョクからチャンスを作ると、代わった4番手チョン・ヒョヌクから5番チャン・ソンホのタイムリーで1点を勝ち越した。
ハンファはパク・チョンジン、ヤン・フンの継投で1点を守りきり、同率最下位で並んでいたネクセンがトゥサンに敗れたため、単独7位に浮上した。7回裏を無失点に抑えたイ・ドンヒョンが、キアからの移籍後初勝利と、同じくキアから移籍してきたチャン・ソンホ、キム・ギョンオンとともに活躍した。4位サムソンは打線が不発で勝率5割を切ってしまった。
ロッテ ８−９ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）キム・グァンス １勝 （セーブ）岡本 ４勝２敗１２Ｓ （敗）カン・ヨンシク １勝１敗
（本塁打） ロッテ ： ホン・ソンフン １６号、イ・デホ ２０号 ＬＧ ： イ・ジニョン ４号
ＬＧはこの試合、1982年の球団創設以降の通算観客動員数が2000万名を突破したことを祝い、選手たちは前身のMBC青竜のものを模した復刻版ユニフォームを着ていた。ロッテは1回表、ＬＧの先発キム・グァンサムから3番ホン・ソンフンの本塁打で1点を先制し、ＬＧは2回裏ロッテの先発チン・ミョンホから9番クォン・ヨングァンの犠牲フライ、1番イ・デヒョンのタイムリーで3−1と逆転した。ロッテは3回表4番イ・デホ、5番ガルシア(元オリックス)、6番ソン・アソプのタイムリーで4−3と逆転し、ＬＧもその裏3番イ・ジニョンの2試合連続本塁打で4−4の同点に追いついた。ロッテは4回表イ・デホの4試合連続本塁打、そして本塁打王争いトップタイとなる20号満塁アーチで4点を勝ち越し、キム・グァンサムをノックアウトした。
ＬＧは5回裏、ロッテの2番手キム・スワンから5番チョン・ソンフン、7番チョ・インソンのタイムリーで3点を返し、イ・サンヨル、イ・ドンヒョン、オ・サンミンの継投陣も追加点を与えなかった。ＬＧは8回裏ロッテの6番手カン・ヨンシクからチャンスを作ると、代わった7番手イム・ギョンワンからチョン・ソンフン、途中出場の6番ソン・インホのタイムリーで9−8と逆転した。最後は守護神岡本(元埼玉西武)が抑え、ＬＧが逆転勝ちで3連勝となり、ロッテを抜いて5位に浮上した。8回表途中から登板した5番手キム・グァンスが勝利投手。打線ではイ・ジニョンが5安打1本塁打1打点、チョン・ソンフンが3安打2打点と活躍。一方ロッテは投手陣の層が薄く、主砲イ・デホが5打点の活躍でも逆転負けを喫し引き分け1つをはさんで5連敗となり、ＬＧに抜かれ6位に後退。
