ロッテ 1−2 SK (仁川・文鶴)
(勝)キム・グァンヒョン 3勝 (敗)チョ・ジョンフン 3勝1敗
試合はSKの先発キム・グァンヒョン、ロッテの先発チョ・ジョンフンと、それぞれ2008年、2009年と最多勝投手となった若きエース同士の投手戦となった。SKは4回裏6番ナ・ジュファンの犠牲フライで1点を先制し、キム・グァンヒョンも連打を許さず1点を守り続けた。チョ・ジョンフンもその後大きなピンチを招かなかったが、SKは8回裏4番パク・チョングォンのタイムリーで待望の1点を追加した。
キム・グァンヒョンは9回表のマウンドも上がり完封を狙ったが、3番ホン・ソンフンのタイムリーでロッテは1点を返した。しかし同点に追いつけず、首位SKがエースの1失点完投で9連勝となった。チョ・ジョンフンも8回2失点と好投したが、キム・グァンヒョンとは相手が悪く、ロッテはネクセンに抜かれ単独最下位となった。なお、この試合は週末のロッテ戦、エースのキム・グァンヒョンの登板ということもあって、文鶴野球場は2010年シーズン2度目となる28000人の観客が集まり、入場券完売となった。
トゥサン 3−2 サムソン (大邱)
(勝)ヒメネス 4勝1敗 (セーブ)チョン・ジェフン 2勝2敗1S (敗)ペ・ヨンス 2勝2敗
トゥサンは3回表、サムソンの先発ペ・ヨンスから9番イム・ジェチョル、2番オ・ジェウォン、3番イ・ソンヨルのタイムリーで3点を先制し、サムソンはその裏、トゥサンの先発の新外国人ヒメネスから2番チョ・ドンチャンの内野ゴロの間に1点を返した。サムソンは4回裏9番カン・ミョングのタイムリーで1点を返したが、同点に追いつくことができない。ペ・ヨンスは5回で降板し、ペク・チョンヒョン、アン・ジマン、クォン・ヒョク、チョン・ヒョヌクとサムソンのリリーフ陣が好投して追加点を与えなかった。
トゥサンは8回以降2番手チョン・ジェフンが1点差を守りきり、2位トゥサンが投手戦を制し連敗を4で止めた。7回を2失点と好投したヒメネスは4勝目。3位サムソンはペ・ヨンスなど投手陣は好投したものの、打線が4番チェ・ヒョンウの無安打など7安打とつながらず、2位トゥサンとの差を縮められなかった。
ハンファ 3−14 LG (ソウル・蚕室)
(勝)パク・ミョンファン 2勝 (敗)キム・ヒョンミン 3敗
〈本塁打〉 ハンファ : イ・ドヒョン 4号 LG : イ・ビョンギュ 2号、チョ・インソン 3号
ハンファは3回表、LGの先発パク・ミョンファンのエラーで1点を先制したが、LGはその裏、ハンファの先発キム・ヒョンミンから2番イ・ビョンギュ(背番号24)の2ランで逆転した。ハンファは4回表4番イ・ドヒョンの本塁打で2−2の同点に追いついたが、LGは5回裏1番イ・デヒョン、イ・ビョンギュ(背番号24)のタイムリーで4−2としキム・ヒョンミンをノックアウトすると、代わったハンファの2番手パク・チョンジン、3番手の高卒新人アン・スンミンから3番イ・ジニョン、4番イ・ビョンギュ(背番号9)のタイムリー、6番チョ・インソンの満塁本塁打で10−2と大きくリードを広げた。
ハンファは6回表、LGの2番手イ・サンヨルから6番チョン・ヒョンテのタイムリーで1点を返したが、LGはその裏ハンファの4番手ホ・ユガン、5番手ユン・グニョンからチョ・インソンのタイムリー、9番パク・キョンスへの押し出しの四球、イ・デヒョンの内野ゴロの間などに4点を追加した。7回以降キム・ギピョ、オ・サンミン、ペ・ウヨル、イ・ドンヒョンの継投で相手の反撃を断ち、LGが15安打14得点と打線の大爆発で大勝した。6回途中まで2失点に抑えたパク・ミョンファンは、プロ15年目にして史上22人目の個人通算100勝を達成。打線ではチョ・インソンが3安打5打点、イ・デヒョン、イ・ビョンギュ(背番号24)が2安打3打点と活躍。ハンファは先発キム・ヒョンミンが5回途中でノックアウトされるとリリーフ陣も打たれ、主砲キム・テワンを肩の負傷で欠く打線も反撃できず大敗した。
(通算100勝を達成したパク・ミョンファン。)
キア 1−2 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)マ・ジョンギル 1勝 (敗)クァク・チョンチョル 2敗2S
ネクセンは1回裏、キアの先発ソ・ジェウンから3番クラークのタイムリーで1点を先制し、キアは4回表、ネクセンの先発クム・ミンチョルからサードのキム・ミヌの悪送球により1−1の同点に追いついた。クム・ミンチョルは6回途中で降板し、イ・ボグン、オ・ジェヨンのリリーフ陣も勝ち越し点を許さず、ソ・ジェウンも7回を1失点と好投し投手戦となった。
ネクセンは9回裏、キアの2番手クァク・チョンチョルから満塁のチャンスを作り、代打チョ・ジェホのタイムリーで、2試合連続のサヨナラ勝ちを収めた。そしてSKに敗れたロッテを抜いて7位に浮上した。8回途中から登板した4番手マ・ジョンギルが、ハンファからの移籍後初勝利。5位キアはわずか6安打に抑えられ、2試合連続のサヨナラ負けで4位以上の球団と離されてきてしまっている。