DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位トゥサン4連勝  キア3連勝で6位浮上

トゥサン 3−0 SK  (仁川)
(勝)イ・ヨンハ 7勝3敗  (セーブ)ハム・トクチュ 5勝2敗26S  (敗)キム・グァンヒョン 9勝6敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 36号
 トゥサンは4回表にSKの先発キム・グァンヒョンから4番キム・ジェファンの本塁打で1点を先制した。トゥサンは7回表に2番ホ・ギョンミンのタイムリーで1点を追加しキム・グァンヒョンをノックアウトし、先発イ・ヨンハは7回裏途中まで無失点に抑えた。SKの2番手キム・テッキョンは8回表まで、トゥサンの2番手キム・ガンニュルは8回裏途中まで無失点に抑えた。トゥサンは9回表にSKの3番手ソ・ジニョンから途中出場の1番チョン・スビン(9月に軍から除隊され復帰)の2016年9月以来の打点となる犠牲フライで1点を追加した。
 3番手ハム・トクチュは相手の反撃を断ち、首位トゥサンは4連勝となった。イ・ヨンハは7勝目。2位SKではキム・グァンヒョンが7回途中まで2失点に抑えたが打線が沈黙した。なお、試合終了後に2018年シーズン限りでの現役引退を表明したチョ・ドンファの引退セレモニーが実施され、試合中SKの選手たちは全員かつてチョ・ドンファがつけていた背番号10のユニフォームを着用し、3度のSKの韓国シリーズ優勝に貢献した俊足の外野手(通算191盗塁)は盛大な拍手に送られ、高校卒業後の2000年以来所属してきたSKの選手としてグラウンドを去ることができた。


(引退セレモニーで1塁へ走るチョ・ドンファ。)


ハンファ 1−5 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ソーサ 9勝7敗   (敗)キム・ソンフン 1敗
 LGは1回裏にハンファの先発キム・ソンフンから4番チェ・ウンソンのタイムリーで1点を先制し、5番イ・チョヌンの内野ゴロの間に1点を追加すると、6番ヤン・ソックァンのタイムリーで3-0とした。ハンファは5回裏途中から2番手クォン・ヒョクを登板させ、7回表にLGの先発ソーサから5番イ・ソンヨルのタイムリーで1点を返した。ハンファの3番手ソン・ウンボムは7回裏を無失点に抑えた。
 LGは8回裏から2番手シン・ジョンナクを登板させ、8回裏にハンファの3番手イ・テヤンから相手のエラーで1点を追加した。この回ハンファの4番手キム・ボムスは無失点に抑えたが、LGは代わった5番手パク・サンウォンからチェ・ウンソンのタイムリーでもう1点を奪った。3番手チョン・チャンホンは9回表に相手の反撃を断ち、5位LGが勝利した。7回を1失点に抑えたソーサは9勝目。LG打線ではチェ・ウンソンが3安打2打点と活躍。3位ハンファではキム・ソンフンが5回途中3失点で降板し、打線もつながらなかった。


KT 12−6 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)キム・テオ 1勝  (敗)シン・ジェヨン 7勝8敗
本塁打) KT : イ・ヘチャン 8号、ロハス 35号、パク・キョンス 25号  ネクセン : パク・ピョンホ 36号
 KTは1回表にネクセンの先発シン・ジェヨンから4番ロハスのタイムリーで2点を先制した。ネクセンは1回裏にKTの先発の大卒新人シン・ビョンニュルから4番パク・ピョンホ、5番キム・ハソン、7番キム・ミンソンのタイムリーで4-2と逆転した。KTは1回裏途中から2番手キム・テオを登板させ、2回表に8番イ・ヘチャン本塁打で1点を返し、3回表にロハスと6番パク・キョンスの本塁打で5-4と逆転した。KTは6回表にネクセンの2番手ユン・ヨンサムからイ・ヘチャンのタイムリー、代わった3番手オ・ジュウォンから1番の高卒新人カン・ベッコと3番ユ・ハンジュンのタイムリーで計3点を追加した。
 ネクセンは7回裏にKTの3番手チョン・ソンゴンから8番キム・ヘェソンのタイムリーで1点を返した。KTは8回表にネクセンの4番手チョ・ドッキルから2番イ・ジニョンのタイムリー、代わった5番手キム・ドンジュンからロハス、5番ファン・ジェギュンのタイムリーで計4点を追加した。ネクセンは8回裏にKTの4番手リュ・ヒィウンからパク・ピョンホの2試合連続本塁打で1点を返し、6番手ヤン・ヒョンは追加点を与えなかった。
 9位KTは9回裏を無失点に抑え勝利した。2番手として5回裏まで無失点に抑えたキム・テオはプロ3年目にして初勝利。先発全員安打の18安打を記録したKT打線ではロハスが3安打1本塁打4打点、イ・ヘチャンが3安打1本塁打2打点、カン・ベッコとイ・ジニョン(プロ野球史上7人目の個人通算2100安打達成)が3安打1打点と活躍。4位ネクセンではシン・ジェヨンが3回5失点で降板し4連敗。


サムソン 4−12 キア  (光州)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 12勝9敗  (敗)ヤン・チャンソプ 5勝4敗
本塁打) キア : キム・ソンビン 2号、チェ・ヒョンウ 20号、ユ・ミンサン 2号
 サムソンは1回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから2番ク・ジャウクのタイムリーで1点を先制した。キアは3回裏にサムソンの先発の高卒新人ヤン・チャンソプから9番キム・ソンビンの本塁打で2-1と逆転した。5回裏に2番イ・ミョンギのタイムリー、3番チェ・ヒョンウと6番ユ・ミンサンの本塁打で8点を追加し、ヤン・チャンソプをノックアウトした。さらにキアは6回裏にサムソンの2番手の高卒新人キム・ヨンハからチェ・ヒョンウの犠牲フライで1点を追加した。
 キアは7回表から2番手ムン・ギョンチャンを登板させ、7回裏にサムソンの3番手チョン・イヌクから代打シン・ボムスのタイムリーで1点を追加した。サムソンの4番手イム・ヒョンジュンは8回裏を無失点に抑えた。サムソンは9回表にキアの3番手キム・セヒョンから代打ぺク・スンミン、途中出場の8番ペク・サンウォン、途中出場の9番アン・ジュヒョンのタイムリーで3点を返したが、キアが3連勝となり6位に浮上した。6回を1失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは12勝目。キア打線ではチェ・ヒョンウが1本塁打4打点と活躍。サムソンはヤン・チャンソプが5回途中10失点で降板し3連敗で7位に後退。


ロッテ 1−7 NC  (馬山)
(勝)キム・ゴンテ 2勝2敗  (敗)ソン・スンジュン 3勝4敗
本塁打) ロッテ : イ・ビョンギュ 9号  NC : パク・ソンミン 13号
 ロッテは4回表にNCの先発キム・ゴンテから3番イ・ビョンギュ本塁打で1点を先制した。NCは4回裏にロッテの先発ソン・スンジュンから5番スクラッグスのタイムリー、8番キム・チャンヒョンへの押し出しの四球で2-1と逆転し、5回裏にロッテの2番手パク・シヨンから4番モ・チャンミンの内野ゴロの間に1点を追加した。NCは6回表から2番手カン・ユングを登板させ、7回裏にロッテの3番手ホン・ソンミンからチャンスを作り,代わった4番手コ・ヒョジュンから3番ナ・ソンボムの犠牲フライで1点を追加した。
 3番手ウォン・ジョンヒョンは無失点に抑え、NCは8回裏にコ・ヒョジュンから6番パク・ソンミンの本塁打、代わったロッテの5番手チン・ミョンホから9番チョン・ボムモのタイムリーで計3点を追加した。ロッテの6番手ソン・スンナクは追加点を与えなかった。4番手イ・ミンホは9回表に相手の反撃を断ち、最下位NCが勝利した。5回を1失点に抑えたキム・ゴンテは2勝目。8位ロッテではソン・スンジュンが5回途中3失点で降板した。