DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人投手ウォーランド(元横浜)、ヒメネスと契約

 トゥサンは3日、2010年シーズンの新外国人選手として、レス・ウォーランド投手(33)、ケルビンヒメネス投手(29)の2名と、それぞれ契約金5万ドル、年俸25万ドルの総額30万ドルで契約した。
 米国出身の左腕ウォーランドは、大学卒業後メジャーリーグカーディナルスと契約し、2003年ロイヤルズで初めてメジャーリーグに昇格した。2005年シーズン途中でLGに入団し先発として起用されたが、19試合に登板し4勝10敗1セーブ、防御率5.04とあまりよい成績を残せず、その年限りで退団した。翌2006年メジャーリーグカブスで登板機会を得ると、2008年フィリーズでメジャー初勝利をあげた。2009年シーズンは日本プロ野球・横浜に在籍し、先発として起用され21試合に登板、5勝10敗、防御率4.80の成績で、1年限りで退団となった。5年ぶりの韓国復帰となるが、日本プロ野球で先発ローテーションに残った実績で、層の薄いトゥサン投手陣の救世主となるか注目される。メジャーリーグの通算成績は3年間で23試合に登板、1勝4敗、防御率7.07。マイナーリーグ通算成績は11年間で243試合に登板、73勝64敗、防御率4.08。
 ドミニカ共和国出身の右腕ケルビンヒメネスは、2001年米国メジャーリーグ・レンジャース傘下のマイナーリーグでプレーを始め、2007年カーディナルスで初めてメジャーリーグに昇格した。2009年シーズンはメジャーリーグホワイトソックス傘下のAAA級マイナーリーグでプレーし、40試合に登板、6勝3敗1セーブ、防御率4.02の成績を残した。メジャーリーグではリリーフでの起用ばかりで、近年マイナーリーグでも先発としての起用はなかったが、トゥサンではウォーランドと同じく先発要員となることが予想される。メジャーリーグでの通算成績は2年間で49試合に登板、3勝0敗、防御率6.82。マイナーリーグ通算成績は8年間で253試合に登板、28勝41敗21セーブ、防御率3.75。
 ウォーランド、ヒメネスともに、1月中に開始が予定されている日本・宮崎県での春季キャンプに合流する予定。
 
(1月3日現在の為替レート : 1万ドルは約93万円。)

(文責 : ふるりん