主に2軍の若手選手のためのオールスター戦・2009年フューチャーズオールスター戦が、19日春川（チュンチョン、ソウル東方山間部の地方都市）で開催された。フューチャーズオールスター戦は2007年に開始され、3年連続春川での開催となった。試合はプロ野球8球団と、プロ選手が多く所属する尚武（国軍体育部隊）、警察庁を、普段の2軍のリーグ戦と同じ北部リーグ（ＳＫ、トゥサン、ヒーローズ、ＬＧ、尚武、警察庁）と南部リーグ（ロッテ、サムソン、ハンファ、キア）の2チームに分けて行われた。
試合は1回表、南部がオ・ジャンフン（ロッテ）のタイムリーで1点を先制したが、北部も3回裏チョン・ドンス（ヒーローズ）のタイムリーで同点に追いついた。南部はその後キム・フェソン（ハンファ）の2ランでリードしたが、北部もオ・ジファン（ＬＧ）のタイムリー、キム・ジェファン（トゥサン）の犠牲フライで3−3の同点に追いついた。南部は8回表ペク・ヨンファン（キア）の本塁打で1点を勝ち越したが、南部もその裏キム・ジョンヒョク（尚武）の犠牲フライで同点に追いついた。南部は9回表オ・ジャンフンのタイムリー、イ・ミョンファン（キア）の2ランで3点を勝ち越し、7−4で逃げ切りシーソーゲームを制し、これで2年連続南部の勝利となった。
試合のMVP（最優秀選手）には、9回表ダメ押しの2ランを放ったイ・ミョンファン（キア）が受賞した。イ・ミョンファンは大学卒業後プロ入りしたが、現在の身分は申告選手（正式契約を結んでいない、2軍戦にしか出場できない選手）であり、1軍の試合に出場できない。だが2007年のチェ・テイン（サムソン）、2008年のチョン・ジュヌ（ロッテ）と、過去のフューチャーズオールスター戦のMVPはその後1軍で活躍するようになっているため、イ・ミョンファンにとっては大きな励みになったことであろう。また敢闘賞は6回、7回と2度のホームラン性の打球をキャッチしたパク・コヌ（トゥサン）が、優秀打者賞は4安打と活躍したイ・ミョンギ（ＳＫ）が受賞した。
（フューチャーズオールスター戦MVPを受賞したイ・ミョンファン。）
（文責 ： ふるりん）
