ヒーローズ−トゥサン（ソウル・蚕室）は雨天中止。
ロッテ ５−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イム・ギョンワン ３勝 （セーブ）アドキンス ３勝２敗１７Ｓ （敗）チョン・デヒョン １勝２敗８Ｓ
（本塁打） ロッテ ： ガルシア １５号 ＳＫ ： チェ・ジョン １３号、パク・チェサン ６号
ロッテは2回表ＳＫの先発ソン・ウンボムから6番ガルシア（元オリックス）の本塁打で1点を先制したが、ＳＫは4回裏ロッテの先発チョ・ジョンフンから6番チェ・ジョンの2ランで逆転し、5回裏2番パク・チェサンの2ランでリードを広げた。ロッテは6回表ＳＫの2番手イ・スンホ（背番号20）から4番イ・デホ、5番ホン・ソンフンのタイムリーで4−4の同点に追いついた。ＳＫは7回裏2死満塁のチャンスを作ったが、ここはロッテの3番手イム・ギョンワンがしのいだ。
ロッテは9回表ＳＫの4番手チョン・デヒョン、5番チョン・ウラムから1死満塁のチャンスを作ると、代わった6番手ユン・ギルヒョンから代打パク・チョンジュンの内野ゴロの間に1点を勝ち越し逆転した。ＳＫも9回裏同点のチャンスを作ったが、ここは守護神アドキンスが抑え、4位ロッテが逆転勝ちで6連勝となった。7回2死から8回まで無失点に抑えたイム・ギョンワンが3勝目。打線ではガルシアが3安打1打点と活躍。一方首位ＳＫは7連敗から脱出したと思ったら、相変わらずチャンスに打線がまったく打てず逆転負けを許し、試合が雨天中止となった2位トゥサンとの勝率差がわずかになった。
キア １４−４ ハンファ （大田）
（勝）ロペス ７勝３敗 （敗）リュ・ヒョンジン ８勝７敗
（本塁打） キア ： ナ・ジワン １６号、チェ・ヒィソプ １６号
キアは1回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから3番ナ・ジワン、7番チャ・イルモクのタイムリーで4点を先制し、2回表ナ・ジワンの2打席連続タイムリーで1点を追加した。ハンファはその裏キアの先発ロペスから8番ヤン・スンハクのプロ7年目にして初打点となるタイムリーで1点を返したが、キアは3回表8番イ・ヒョンゴンのタイムリーで1点、4回表ハンファの2番手チェ・ヨンピルからナ・ジワン、5番チェ・ヒィソプの本塁打で3点を追加した。ハンファは5回裏4番イ・ボムホ、5番ヨン・ギョンフムのタイムリーで2点を返した。
キアは8回表ハンファの4番手の大卒新人パク・ソンホ、5番手の大卒新人ファン・ジェギュからチャ・イルモク、イ・ヒョンゴン、2番チャン・ソンホのタイムリーで5点を追加しダメを押した。ハンファはその裏キアの3番手オ・ジュンヒョンから9番オ・ソンジンのタイムリーで1点を返した。最後は4番手イム・ジュンヒョクが抑え、3位キアが16安打14得点と打線の爆発で大勝し、ロッテに敗れた首位ＳＫ、試合が雨天中止となった2位トゥサンとの差を縮め、上位争いはさらに混沌としてきた。
6回を3失点に抑えたロペスは打線の援護もあって8勝目。打線ではナ・ジワンが4安打1本塁打3打点、チャ・イルモクが3安打5打点と活躍。なお、守備中の怪我から復帰した外野手イ・ヨンギュは、7回表代打で登場し四球で出塁したが守備にはつかなかった。最下位ハンファはエースのリュ・ヒョンジンがプロ4年目にして最短となる2回と3分の2で降板し、さらにプロ入り後9連勝と負けなしだったキア戦で初黒星がつくなど、相変わらずの投手陣壊滅状態だった。打線も11安打を放ったが、主砲キム・テギュンが腰痛で欠場したためつながりを欠いた。
ＬＧ ３−８ サムソン （大邱）
（勝）ユン・ソンファン ８勝３敗 （セーブ）チョン・ヒョヌク ４勝４敗３Ｓ （敗）シム・スチャン ６勝９敗
（本塁打） ＬＧ ： チェ・ドンス ８号 サムソン ： チェ・テイン １０号
ＬＧは1回表サムソンの先発ユン・ソンファンから4番ペタジーニ（元読売）のタイムリーで1点を先制したが、サムソンは2回裏ＬＧの先発シム・スチャンから6番チェ・テインの2ランで逆転し、5回裏代打イ・ヨンウクのタイムリーで2点を追加した。ＬＧは6回表6番チェ・ドンスの本塁打で1点を返したが、サムソンは8回裏ＬＧの3番手の大卒新人ハン・ヒィ、4番手キム・ギョンテから3番カン・ボンギュ、4番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで4点を追加した。
ＬＧは9回表サムソンの3番手チョン・ヒョヌクから代打ソン・インホのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで5位サムソンが逆転勝ちした。これでサムソンは再び勝率5割を突破し、6連勝と絶好調の4位ロッテに離されまいと食らいついている。6回を2失点に抑えたユン・ソンファンがチーム最多の8勝目。打線では2009年オールスター戦に初出場することが決まったカン・ボンギュが3安打2打点、8番ヒョン・ジェユンが3安打と活躍。7位ＬＧの先発シム・スチャンは7回途中4失点と悪くはない内容だったが、リリーフ陣が打たれたこともあり最近4連敗となってしまった。
（チーム最多の8勝目をあげたユン・ソンファン。）
