ロッテ−SK(仁川・文鶴)は前日の大雪のため中止。
ネクセン 4−2 キア (光州)
(勝)マ・イリョン 1勝 (セーブ)ソン・スンナク 2S (敗)イ・デジン 1敗
(本塁打) ネクセン : ファン・ジェギュ 1号
ネクセンは2回表キアの先発ソ・ジェウンの暴投で1点を先制したが、キアは3回裏ネクセンの先発キム・スギョンから2番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで2−1と逆転した。ネクセンは5回表キアの2番手イ・デジンから2番ファン・ジェギュンの2ランで3−2と逆転し、6回表9番キム・イルギョンの犠牲フライで1点を追加した。4回裏から登板したネクセンの2番手マ・イリョンは6回裏までの3回を無失点に抑えた。
キアは7回以降ソン・ヨンミン、クァク・チョンチョル、ユ・ドンフンの継投で追加点を許さなかったが、ネクセンも同じく7回以降キム・サンス、ペ・ヒムチャン、ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち、逆転で示範競技3連勝と好調である。ネクセンヒーローズはイ・テックン、チャン・ウォンサム、イ・ヒョンスンなどの主力選手たちを2009年オフ資金難で放出したが、トレードで獲得した選手たちや若手を育てて埋めようとしている。一方キアは35歳のベテラン右腕イ・デジンが3回を3失点と不安な内容だった。しかし39歳のイ・ジョンボムは3回裏の逆転2点タイムリーなど2安打で衰えをまったく感じさせていない。
(5回表逆転2ランを打った背番号3のファン・ジェギュンを迎えるネクセンの選手たち。)
トゥサン 6−3 ハンファ (大田)
(延長タイブレークのため勝敗なし)
(本塁打) トゥサン : キム・ヒョンス 1号
トゥサンは1回表、ハンファの先発の新外国人カペランから4番キム・ヒョンスの3ランで先制した。ハンファは4回裏、それまで好投していたトゥサンの先発ホン・サンサムから6番イ・ヨンウ、7番チョン・ウォンソクのタイムリーで3−3の同点に追いついた。5回からトゥサンはチョ・スンス、高卒新人イ・ジェハク、ソン・ヨンフン、ハンファはユン・グニョン、アン・ヨンミョン、ホ・ユガンの継投で追加点を許さない。ハンファは9回裏トゥサンの5番手イ・ヨンチャンからサヨナラ勝ちのチャンスを作ったが、これを生かすことはできなかった。
試合は示範競技のみのルールであるタイブレーク方式の延長戦となり、トゥサンは10回表1,2塁に走者を置いた状況で、ハンファのユン・ギュジンから5番キム・ドンジュへの押し出しの死球、相手の暴投や7番ソン・シホンのタイムリーで3点を勝ち越した。その裏の攻撃をチョン・ジェフンが抑え、トゥサンが延長戦を制した。ハンファは先発の新外国人カペランが初回に3点を失ったものの、その後は追加点を許さず4回までに7奪三振の力投を見せたが、打線がチャンスを生かしきれず延長戦にもつれ込んだあげく、あえなく敗れ示範競技開幕4連敗となった。
LG 0−4 サムソン (大邱)
(勝)ペ・ヨンス 1勝 (敗)ソ・スンファ 1敗
サムソンは3回裏LGの先発ソ・スンファから3番カン・ボンギュの犠牲フライ、4番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を先制し、4回裏9番パク・チンマン、1番イ・ヨンウクのタイムリーで2点を追加した。サムソンの先発ペ・ヨンスは4回を無失点に抑えると、2番手キム・ヒョナムをはさんで、6回からはヒーローズから移籍したチャン・ウォンサムが2回を無失点とこちらも好投した。LGも5回以降イ・ボムジュン、イ・サンヨル、イ・ドンヒョン、キム・グァンスなどの継投陣が追加点を許さなかった。
サムソンは8回アン・ジマン、9回ペク・チョンヒョンが無失点に抑え、LGに4−0で完封勝ちを収めた。先発陣の頭数不足で2009年シーズン4位以内、ポストシーズン進出を逃したサムソンにとって、かつてのエースのペ・ヨンスの復活、新戦力チャン・ウォンサムと2人の先発候補が順調なのは大きな収穫だった。毎年期待されながら、30歳を過ぎて主力投手になりきれていない左腕ソ・スンファは、この試合も制球難で4回を4失点と結果を残せなかった。
(文責 : ふるりん)