DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ドジャースとの練習試合で敗れる  2次ラウンド初戦の相手はメキシコに決定

 韓国時間12日(現地時間11日)、2次ラウンド前の練習試合で米国メジャーリーグ・サンディエゴパドレスに大敗した2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表は韓国時間13日(現地時間12日)、米国アリゾナ州グレンデールで米国メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースと練習試合を行った。韓国は1回表ドジャースの先発ウォルフから1番イ・ジョンウク(トゥサン)、2番コ・ヨンミン(トゥサン)の連続ヒットなどで1死満塁のチャンスを作るが、6番イ・ボムホ(ハンファ)、7番イ・ジニョン(SK)が凡退し、得点できなかった。韓国の先発は左腕チャン・ウォンサム(ヒーローズ)で、3回途中まで無失点に抑え2番手チョン・ヒョヌク(サムソン)に交代した。
 ドジャースは4回裏チョン・ヒョヌクからケンプのタイムリーで1点を先制したが、韓国は5回表ドジャースの3番手トロンコソから9番パク・キヒョク(ロッテ)、イ・ジョンウクのヒットでチャンスを作ると、代打キム・ヒョンス(トゥサン)の内野ゴロの間に同点とし、2死満塁の場面でイ・ジニョンの内野安打の間に2−1と逆転した。韓国の3番手チョン・デヒョン(SK)は5回から登板し、6回までを無失点に抑えた。ドジャースは7回裏韓国の4番手イム・テフン(トゥサン)からデウィットのタイムリーで2−2の同点に追いつき、8回裏韓国の5番手イム・チャンヨン(東京ヤクルト)から胡金龍のタイムリーで4−2と逆転した。韓国は9回表最後の攻撃をヘーガーに抑えられ、2−4で敗れ練習試合は2連敗で終わった。
 韓国打線では2安打を放ったイ・ジョンウクが目立ち、唯一のメジャーリーガーのチュ・シンス(クリーブランドインディアンス)は5打席で無安打だったが3四球を選び、2次ラウンドでも1次ラウンドと同じ指名打者での出場が中心になる。投手陣では抑えの切り札イム・チャンヨンが決勝タイムリーを許したのが不安材料となった。ただ、ファーカル、イージアー、マーティン、ケンプなど主力打者が多く出場したドジャースと善戦したことで、それなりに手ごたえのある試合内容ではあった。

 韓国代表は2次ラウンド1組の会場(ペトコパーク)がある米国カリフォルニア州サンディエゴに移動し、韓国時間15日12時(現地時間14日)からの初戦の相手は、1次ラウンドB組で2位となったメキシコに決まった。同組の1位はキューバであり、2次ラウンド緒戦では1次ラウンドA組で2位だった日本と対戦することになった。2次ラウンド1組は韓国、日本、キューバ、メキシコの4カ国からなり、1次ラウンドと同じダブルエリミネーション方式での上位2チームが、韓国時間22日(現地時間21日)からの準決勝に進出する。