DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  パドレスとの練習試合で大敗  キム・グァンヒョン(SK)、不調から脱せず

 2次ラウンドが開催される米国に到着した2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表は韓国時間12日(現地時間11日)、米国アリゾナ州ピオリアで米国メジャーリーグ・サンディエゴパドレスと練習試合を行った。韓国の先発は、1次ラウンドの日本戦(7日)で先発したが大量失点を喫したキム・グァンヒョン(SK)で、2回までは無失点に抑えたものの、3回裏3点を失い、途中で2番手ソン・ミンハン(ロッテ)に交代した。しかし4回表ソン・ミンハンや3番手イ・スンホ(SK)が打ち込まれ、6点を奪われ9−0とリードを広げられた。3番キム・ヒョンス(トゥサン)、4番キム・テギュン(ハンファ)、5番チュ・シンス(クリーブランドインディアンス)など主力をそろえた打線も、パドレスの先発コレイアなどに抑えられてしまう。
 韓国の4番手イ・ジェウ(トゥサン)は4回途中から6回まで無失点に抑えたが、5番手オ・スンファン(サムソン)は7回裏1点を失い、10−0とリードを広げられた。韓国は8回表途中出場のチェ・ジョン(SK)、イ・テックン(ヒーローズ)、コ・ヨンミン(トゥサン)、イ・ボムホ(ハンファ)のタイムリーで4点を返したが、反撃もここまでで4−10と大敗した。
 投手陣はブライアン・ジャイルス、クリス・バーク以外主力級選手のいないパドレス打線につかまり、特に先発の柱として期待していたキム・グァンヒョンがいまだに調子が上がらないことが大きな不安となっている。また、序盤で得点を奪えなかった打線では、1次ラウンドで攻守ともにさえなかった6番イ・デホ(ロッテ)が2安打と復調の兆しを見せた。韓国代表は韓国時間13日(現地時間12日)、アリゾナ州グレンデールで2次ラウンド開始前最後の実戦となる米国大リーグ・ロサンゼルスドジャースとの練習試合を行う。